1個の有機トランジスタだけで5つの2入力論理演算を全部できてまう?!

「1個の有機トランジスタ」だけで、「5つの2入力論理演算」(AND、OR、NAND、NOR、XOR)を全部できてまう?!論理演算かじったことある人なら「はぁ?そんなアホなこといいなw」ってなったはず…でも、これまじなんです笑

そもそもコンピュータの計算は論理演算の組み合わせで構成されてて、コンピュータはいわば論理演算素子(トランジスタ)の集合体みたいなもんなのね。その内、炭素由来の「有機トランジスタ」は、シリコン由来の無機トランジスタに比べて軽い・柔らかいって特徴があって、薄かったり折り曲げたりできる電子デバイスの実現に向けて注目が集まってきとる。

せやけど、有機トランジスタを集積した有機集積回路は、既存のシリコンベースの微細加工技術(リソグラフィ)が適応できひんから、集積度が低くなりがちで、「たくさん積めるように小さくする」以外の新たな回路設計指針が求められててん…例えば、NAND回路なら4個、XOR回路なら12個のトランジスタが、一般的には必要とされとる。もしこれらの演算を「ちょっとデカいけど賢いトランジスタ1個」だけでできたら集積度上がる気するよね?!

そしてこの度、物質・材料研究機構(NIMS)と東京理科大学は「入力電圧を調節するだけで5つの演算を切り換え可能なトランジスタ」を作っちゃったの!有機デバイスの小型・高性能化や再構成可能コンピューティングへの応用が楽しみやぁ♪ あと「1個で全部できるようにしたらええやん!」って発想が日本人らしくてエモい笑

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/adma.202109491


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