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GPTsをいくつか作ってみました~!Actions半端ない

こんばんは。
OpenAIのDevDayの発表はすごかったですね。世間的にはそのあとのすったもんだの方が盛り上がった感じがありましたが。
GPTsで専用のGPTが簡単に作れる!!というのはすごい面白いサービスですね。私も作らねば!!ということで、いろいろ試してみました。

その中で思ったのは「データ勝負になりそうだな。」ということでした。前から思われてたけど、それをより強く思ったってところですね。それをどう与えるのか?というのは非常に興味深い観点です。

GPTsとは?

まず初めにGPTsについて解説します。
GPTsはカスタムバージョンのChatGPTが作れるサービスです。インストラクションや知識をChatGPTから追加することにより、カスタマイズされたGPTが使えるようになります。

ChatGPT(有料版)のこれまでのUIからExplore => Create a GPTと進みます。ノーコードで作れるのはすごいです(画像1 => 画像2 => 画像3)。

画像3の画面の左側でいろいろ質問してもらって答えると、カスタムGPTが作成できます。これがGPTsです。

画像1, explore
画像2, Create a GPT


画像3, Custom GPT作成画面に!

まずコミュニティのGPTを作成してみた

まず、手始めにコミュニティのGPTを作成してみました。私ははんなりプログラミングという京都のプログラミングコミュニティを運営しているので、それについてこれまでの活動や、今後の予定をこたえる機能を持つ Hannari Helper を作成しました。

https://chat.openai.com/g/g-pNiNnzakG-hannari-helper

Web Brosingの機能なども有効にできるので、ひとまずなにもデータを持たせずに、作成しましたが予定などに関してはconnpassを勝手に調べて答えてくれたりはしませんでした。(もしかしたらたまにしてくれるのかもしれない)

そこで、データが渡せるのでcsvファイルに今後の予定だけ入れて渡したところ、今後のイベント予定をこたえてくれるようになってきました。これは楽しい。

ということで、次にはてなブログにある最近更新していない、イベント開催ブログなどをテキストファイルで与えました。すると結構、いろいろなことをこたえてくれるようになりました。面白い。

Actionsを使いたい!!

ということで満足していると、ConfigureのところにActionsというボタンがあり、これを使いこなすことが、GPTsの能力を引き出すために必須なのでは?という話を教えてもらいました(Configureの下の方のボタンを押す(画像4)とActionsを加えられる画面が現れる(画像5))。

https://platform.openai.com/docs/actions

画像4, Configureの下の方にActionsが!!!


画像5, クリックするとこんな画面が!!!

ほほう。なるほど。それは使いたい!!!
ということで、まずはオープンデータなAPIで試してみました。ちなみにAPIは、データを提供してくれるインターフェイスです。

RESAS APIという地域の情報を取得できるAPIがあるのですが、そのAPIの3つくらいのデータのOpenAPI Schemaを書いて渡しました。

OpenAPI Schemaについては、知っている人は知っている。知らない人は知らないということで、ここで詳細を解説すると長くなるので、リンクだけで済まします。

というわけで、粛々とyamlを書き、セット完了しました。

画像6, Actions 準備完了

で使ってみたのですが、最初はいい感じでしたが、何回か応答してもらっているうちに、答えてくれなくなりました。なんか上限とかもあるし、その辺りにひかかったのかもしれません。

この辺り、応答時間の設定とかしたらよいのかもしれませんが、プログラムと違って、ちゃんとそのように実行できているか確認できないので難しいところですね。

画像7, 最初はいい感じだったが


画像8, アクセスできなくなりました。

Actionsから自前のデータにアクセスする

なんか無料のAPIにつなぐのは、どういう風な挙動をするのかよくわからないのと、相手先に迷惑をかけるかもしれないので止めました。

ということで、自前のデータを使うことを検討し始めました。最初はFastAPIでサクッとAPIを作ったら、OpenAPI Schemaも得られるし一石二鳥やんと思いましたが、このちょっとした遊びのためにもう少し簡単な方法はないかと思いました。

うーん。持っているデータはGoogle SpreadSheetにある。。。ということはApp Scriptsで何とか出来るのでは?と思いました。ChatGPTに聞いてみたところ・・・可能とのことでした。ほうすごい。ここでグーグルワークスペースの自動化ポテンシャルの凄さも感じましたが、またそれはそのうち。

画像9, google spread はAPIにできる

ということで、つぎは「はんなりポッドキャスト」のデータをGoogle Spreadsheetに入れて、それをApp Scriptsを使ってAPI化して、Actionsにつなぐことにしました。

ちなみに、ChatGPTに聞いていけるってわかったあと、ググったらニッキーさんがもうすでに記事にされていました。ほかにも先人がおられるようです。参考になりました。ありがとう!!!

yamlは大体のことを伝えて、ChatGPTに書いてもらった後清書しました。

画像10, Actions ready!

それで作ったのが、「はんなりポッドキャストガイド君2号」です。回答にはまだムラがありますが、結構いい感じで答えてくれます。
「はんなりポッドキャスト」は私を含めた3人で運営しているポッドキャストで、プログラマーの方をメインにお話を聞くポッドキャストです。
ガイド君2号を試してもらって、おすすめしてもらえるエピソードを聞いていただけますと幸いです。

https://chat.openai.com/g/g-jLRSjSHqG-hannaripotudokiyasutogaidojun-2hao

まとめ

てな感じで、爆誕したGPTsをいろいろ試しました。これがノーコードで作れる凄さは計り知れません!!!

SNSを見ていると、今日がChatGPTが出て1周年だそうです。短期間に世界を変えましたねぇ・・・あのとき、わたしもGPT3の凄さは聞いてたのですが、ChatGPTを使ってみるまで、文章の穴埋めが出来て何が楽しいのかと思ってましたね。

その反省をもとに今後も新技術は必ず使ってみたいと思います。GPTsはもう可能性は無限大ですね。Actionsを体験するとしっかりデータ作り及びやりたいことに対するデータモデリングみたいなのも必要かなぁと思ったり。

つぎは複数Actionsを試してみます。


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