YouTubeでたどる2021年のゆかり王国

 この1年を振りかえって文章にまとめておきたい気持ちになったので、アドベントカレンダーの延長線みたいな感じでことし最後のnoteをしたためてみました。
 ことしのゆかりさんはいままでになくたくさんの動画をYouTubeに公開されましたので、それらをよりどころにしてみたいと思います。

 まず1月。7日の放送分から「乙女心♡症候群」バックナンバーがYouTubeで聴けるようになり、「ふたりぼっちのオタサーの姫」で王国民だれもが集英社に嫉妬し、前年11月のファンクラブイベントで披露された「永遠のひとつ」が公開されました。とくに「永遠のひとつ」については、行けなかったイベントはなかったのと同じだなんてもう言わない…って誓いをあらたにしました。

 2月はローチケLIVE STREAMINGによるバースデーイベント。ここでまさかの新曲「Exactly」が発表され、ゆかりさんの想いに涙することになりました。これはのちにYouTubeでくりかえし視聴できるようになりますが、前年のファンクラブイベントに参加できなかったわたしにとっては、前月の「永遠のひとつ」に続いてファンのことをゆかりさんがこれほどまでに想ってくれているのかと、あらためてそのお心づかいに深く深〜く感銘を受けたできごとです。姫さまほんとうにもったいのうございます…

 3月にはツアータイトル「Airy-Fairy Twintail」とニューアルバム「あいことば。」発売が発表され、「いよいよツアーだ!いやでもまた延期かも…」と心配顔をしながらも浮き足立ってくる国民各位。
 4月はその「あいことば。」が発売され、SPOTと「Pink Pygmalion」のムービーも公開されました。

 正直なところこのときはまだ流行り病への心配を消し去ることができなかったのですが、それでもそんな暗い世相にあらがうようにあかるいお知らせが続き、いま思い起こせばたれこめた黒雲が晴れてゆくようなできごとだったのはまちがいありません。

 そしてついに5月から9月まで全国25公演の「Airy-Fairy Twintail」が開催されます。
 まず5月は大宮・静岡・金沢・松本・熊本・福岡。そして「ケセラセラ」のMVが公開され、ご自宅でも頭の上で手拍子できるようになります。

 6月には2月のバースデーイベントで配信された「Exactly」も公開され、感動もあらたに新潟・仙台・広島・川口・宇都宮の各地で公演がおこなわれました。

 7月の公演は名古屋・東京・神戸・岡山・札幌。8月には浜松・京都・二度目の福岡・大阪・福島。それぞれ思い出深い公演の数々。そのころ日本国内は「第5波」の不安が渦まいて医療崩壊などというとてつもなく恐ろしいことばすらささやかれていましたが、ゆかり王国は −人々の命と健康を守るために奔走してくださったみなさまや苦しい思いをされた患者さんたちにはわたしたちばかり申しわけないのですが– 毎週しあわせいっぱいでした。

 そして9月に横浜アリーナ。ここでのようすは11月のファンクラブイベントでツアーの振り返りトークとともに公開され、「ゆかりとふたりで手をあわせはしゃいで回ろう日本中」だった日々をあらためて心に刻みこみました。その映像も12月に公開されましたね。
 思えばツアー開催の第一報があったのはおととしの10月でしたから、
そこからまる2年かけてようやくの千秋楽。いままででいちばん公演数が多く、そしておそらくいちばん制約が多くて難易度の高いツアーだったと思いますが、無事完走できたことが何よりです。

 おっと、10月だって忘れちゃいけません。7月の東京公演の「fancy baby doll」が公開され、マスクの下で口をむすんですてきなアレンジのアコースティックに手拍子でこたえるという「あたらしい王国様式」を国内外に知らしめました。

 それから映画の吹き替えもありますね。なんかミステリアスな感じですが、こんなお世辞にも可愛らしく思えないゆかりさんの声を聞くと「声優・田村ゆかり」の幅広さ奥深さを感じてしまうのです。
 https://video.unext.jp/title/SID0063284
 (第1話の無料公開は12/25まででした)

 そして12月はクリスマスイブ配信。有事でなかったゆかりさんには申し訳ないのですが、わたしたちを1月から12月までずっと楽しませてくれたことに心から感謝しています。
 さらには来年のバースデーイベントの開催お知らせもありました。ことしは配信、去年は前日に中止となったお誕生日のイベント。大きな声で「おめでとう!」をつたえることはおそらくまだ無理だと思ってはいますが、バースデーを3年ぶりに、拍手でもなんでも直接お祝いできますようにと心底願っています。


 史上最長・公演数最多のツアーを緊急事態宣言下でもコールなしでもできるように考えてくださり、またYouTubeやローチケの配信を活用して積極的に動画やラジオをとどけてくださったことで、ゆかりさんとわたしたちの距離を −世間では人との接触をひかえることが定着してコミュニケーションの不足さえ心配されているのにもかかわらず− ぐっと近づけてくれたような気持ちでいます(ゆかりさんご本人は「調子に乗らないでよね!」っておっしゃるのかもしれませんが、それも含めて……)。「共犯者」などという物騒なことばをこれほどありがたくうれしく感じたのはこれがはじめてです。

 まずなにより先に感染対策・健康管理の徹底があって、そのうえで世の中の流れにあらがうような全国ツアーのいっぽうで時流にあわせた動画配信、あちらもこちらもしっかりとかためる企画や準備には並々ならぬご苦労があったと思います。ゆかりさん、スタッフのみなさん、ほんとうにほんとうに、心からありがとうございます。
 それから会場ごとに検温を受けて手を消毒したマスク姿の王国民各位、あなたがたの心がけがあったから満席にさえできたのだってことを思い出すと、いっしょにいてほんとうに心強かった。おつかれさまでした。

 そして来年も、できればゆかりさんのおそばで可愛らしいお姿を何度も見ていられますようにと願っています。まもなくやってくる2022年も、ゆかりさんとみなさんが笑顔で元気で、かなうことならたいせつな名前をおおきな声でさけぶことができますように。
 ゆかりさん、関係者のみなさん、王国民のみなさん、どうぞよい新年をお迎えください。


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