コミュ障なソフトエンジニアに贈る対人関係のTips


ソフトウェアが得意な人たちに共通している特徴ってありますよね。。なぜか人付き合いが苦手なのです。悪意があるわけではないのだけど世間から距離を置かれる。とっつきにくいといわれる。奇特な人間と指さされる。

......わかります。そんなことはないとういうあなたの気持ち。むしろ人恋しくてモニターの前で涙するあなた。しかし世間とはわかり合えない。

そんなみなさんに、浮世で仮面をかぶってなんとかいい人ぶってる私からちょっとしたコツを紹介したいと思います。これを読んだからと言って異性にモテモテに!ていうことはないのですが、ちょっとは心が軽くなることはお約束します。ぜひぜひ読んで、実践してみてください。マイナスから平均点くらいまでには行けると思います。引きこもり登校拒否児からコミュ力偏重の就活転職を勝ち抜いた私がいうんだからまちがいない!

さあ、一般人への階段を登り始めましょう!

人間は3つの要素で成り立っている

そもそもなんですが、なにが人を決定づけるのでしょうか。社会的地位?見た目?資産?たしかにそれも確かに重要なファクターでしょう。
ですがそれはその人のオプションに過ぎません。その人たるそのものとは言えないのではないでしょうか。

いろんな論があるとは思いますが、ここでは我が国きっての天才、弘法大師の真言密教に習いたいと思います。
弘法大師こと空海を祖とする真言宗では3つのことを重んじるそうです。つまりそれは「身」「口」「意」の3つです。「身」は行動、「口」は発言、「意」は考えですね。
つまり「なにをしたか」「なにをいったか」「なにを思考したか」が大事だということです。

これからその3つに着目してみていきましょう。

マイナスイメージな発言を避ける

まず、3つの要素の中でいちばん簡単そうな発言から見ていきましょう。極端な話、口先だけでもできそうです。

みなさん、マイナスな発言をやたらめったらしていませんでしょうか?他人に対する罵詈雑言はもちろん、やたらに自分を卑下したりするのも含まれます。
頭では解ると思います、ネガティブなことを言ってもいいことないということは。
そこでここでは、ネガティブなことをそれっぽく言い換えることを提案したい。簡単なことですが、これを日々実勢することの影響は大きい。
たぶん就活のESとかでやったやつの応用ですね。ものはいいようなんですよ。ほんとに。

例:
「月曜にリリース?馬鹿なの?」→「月曜リリースならあと5人つけてくれたらできます」
「やるべき作業のうちあれとこれができませんでした」→「やるべき作業のうちあれとこれ以外は完成しました」
「帰っていいっすか」→「他にお手伝いできることありますか?」


文字で書くとなんか馬鹿っぽいですが、実際にやろうとすると結構難易度高いです。
とっさに思いつくのは至難なので、日々書籍や他人のいうことに注意して、使えそうなフレーズをストックして置く必要があります。
そのストック量がコミュ力に変換されます。

不機嫌なときに人と会わない

次は「身」の行動です。

そもそもですが、世の中には不機嫌な人と仲良くしたいなんて物好きはいません。誰だって避けたいものです。
あなたが不機嫌でも話しかけてくれる人がもしいるとしたら、それは権力勾配的のせいでそうせざるを得ない人です。
部下だったりBPさんだったり。つまりあなたは権力をかさに来ていばるクソ野郎です。今すぐやめましょう。

そもそも「自分のご機嫌は自分で取る」という大人の大原則があります。あなたの機嫌を忖度して周りが右往左往するのは幼児期のときだけです。
社会人なら己でなんとかしなければいけません。当たり前ですがこれができない人が多い。いるでしょ?あなたの職場にも苦虫噛み潰した顔したおじさん。

そうはいっても人間、腸煮えくり返る不機嫌なときも年に一度くらいはあるでしょう。そういうときはできるだけ他人と接触しないことです。延期できる会議なら延期する、急がない要件は日を改めてもらう。
F2Fは避けてメールなどを使う。そうやって距離を取りましょう。

相手が自分より立場が弱いときほどこれを徹底してください。彼らは忖度はしてくれるとは思いますが、すくなくとも不機嫌で接してくるあなたのことを慕うことはありえないです。
自分が有利なときほど頭を垂れるべきです。不機嫌なときほど口角あげて。フレンドリーに。周りは案外見てますよ。

接触する回数を多くする

次も行動です。

親しくなりたい人や場にはたくさん顔を出しましょう、コロナなので実際に会うのが難しければメールやチャット、電話でもいいです。
人間、一度も会ったこともない人には親しみは持てません。まさしく赤の他人ですから。

あなたが人たらしのプロなら話は別ですが、一般的に赤の他人から知人友人へランクアップするには何度も接触する必要があります。
その点、その道のプロである営業職の人が参考になります。彼ら、こっちが邪険にしてもコンタクトしたがりますよね。
数うちゃ当たるというのもありますが、接触回数が増えれば親しみも増える傾向があるという原則を利用しているのです。

ちなみにこの傾向はザイオンス効果と呼ばれているそうですね。
皆さん大好きなゲームなんかでも会うほど好感度増えるでしょ。詰まりはそういうことです。

できれば直接顔を合わせるのが一番ですが、難しければチャットでもメールでも。相手の人生にあなたの登場回数を増やすのです。

二の矢を受けず

最後は思考です。

どんなに気合を入れて「今日から清く正しくいきるぞ!」とと息巻いても、自然と湧き上がる思考は抑制できません。ちょっと暇になると「あの上司消えねえかな」「無能は全員くたばれ」とか物騒なことが脳裏に浮かぶものです。これを口に出したり態度にだしたりしたりけない、というのは前述のとおりです。

では、この思考自体をなんとかできないものでしょうか。昔の人はエラいもので、ちゃんとそれにたいするメソッドを確立しています。ブッダというひとなんですけど。

といってもあまり宗教色の濃いものではないです。最近ではマインドフルネスと言う名前で流行っているそうですね。ざっくり言えば、なにかの感情が起きたときにそれを「客観的に」気づく方法です。

この方法ですが、前提として思考はほうっておくとこちらの意志とは関係なく発生しコントロールできないという前提です。「いやいや、おれはそんくらいコントロールできている」というかた、ではためしに1から10まで数える練習をしてみましょうか。

やりかたは簡単、単に1つ、2つ、、、、と10まで数えるだけです。この間に無関係のことを考えたりしなければOKです。
ただしこのとき、ひとーつ、ふたーつ、みーっつ、、、、と数息を細く長くくします。
たとえば「ひとつ」の時は息を吐くときに「ひとー......」とできる限り細く長く伸ばし、次に息を細く長く吸いながら「......つ」と数えます。
ふたーつ、のときも同様です。

これをためしに一から十までやってみてください。あにはからんや、10まで数えられないと思います。途中で「今日のご飯なんしようかな」「ビールのみたい」『ちょっと苦しい」「あれ、どこまで数えたっけ」となるはずです。いかに思考をコントロールするのが難しいか。

これをコントロール(というかそれをスルーする)練習が必要です。それにはいわゆるマインドフルネスや瞑想、禅が有効です。やり方は書籍にあたったりググったりしたほうがいいと思いますが、とにかく思考がどっかいったらすぐに元に戻す、という練習をします。上記の数を数えるやつでは、途中で数を数える以外の思考が浮かんだらすぐに、反復横飛びの如く、数を数えることに戻ります。

最初は数秒くらい別のことを考えてしまってやっとそれに気づく、という感じですが、なれると思考が出てきた時すぐに気付けるようになります。
(ちなみに上記の数を数えるトレーニングを数息観といいます)

これに慣れると、感情や思考が起きた瞬間にそれを客観的に「あ、いまイラッときた」「あ、いま関係ないこと考えてた」と気づけるようになります。
これができるとイラッとしたあとの思考をシャットダウンできるのでイライラしたりすることが減ります。例でいうとこんな感じです

例:
なれていない人
ムカつくやつの顔が浮かぶ→イラッとする→イラッとしているやつの他の悪行が浮かぶ→そんなこともあったと再度イラッとする→また別のいらいらが浮かぶ→エンドレスに循環してイララマックス

なれている人
ムカつくやつの顔が浮かぶ→イラッとする→ここで「イラッとしている」ことに気づく→通常の思考に戻る→チョットだけイラッとして終わり


上記の例は怒りですが悲しみなども同様です。感情は連鎖します
これを初期段階で消化できるようになり、感情に振り回せれにくくなります(二の矢を受けず、などでググるとこの話が出てきます)

やり方がよくわからなければ、関東関西ならちょくちょくお坊さんがお寺や公民館で指導したりしているので参加してみるといいと思います。

まとめ

ということで、「言葉」「行動」「思考」の切り口で、対人関係をよくするコツをかいてみました。
他にもたくさんあると思いますがまずはココらへんが基本かなと思います。
ぜひチャレンジしてみてください!

ーー文章は以上です。もしお役になったら投げ銭いただけると嬉しいです

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