見出し画像

とうもろこしご飯

今年は、当地のとうもろこしは不作中の不作だった。

ちょうど1メートルちょいの大きさに育った頃、雨風が強く吹く日があった。そいつに倒されて、我が家のとうもろこしはベビーコーンで終わった。
恵味ゴールド(当地の特産品種)出荷農家はなんとか踏ん張ってたが、6月7月の長雨、日照不足。まともに出荷できた農家はどれほどあっただろう。
お手上げだった。

恵那のお隣、中津川市の坂本地区で4世代前から芋を生産出荷するKoike lab.は、近郊農家の農産物を集荷して「恵那山麓野菜」として販売している。廃棄される野菜を加工して、お菓子やパン、瓶詰めやレトルトおかずも自ら生産販売している。

市場出荷するためのハードルは以前高く、味より形、見た目を重視するあまり、出荷できず廃棄される農産物をほっとけなかった。
自家工房は「もったいない工房」と名付けている。

それは、たべとるマルシェなど地元ファーマーズマーケットで繋がりを持った農家との行き交いから自然発生した。

農家の新たな経営、だけでなく、
「みんなで一緒に幸せになろうよ、
ずっと、農業していられる土地に住もうよ」
持続可能な社会を築くために自分ができることを農家自らが発信し始めたのだ。

消費者である私は、Koike lab.に集荷される野菜から
この地の旬がわかり、
この地域で生産している農家の様子がわかる。

今日は恵那山麓野菜セットを購入。
2000円。

そして、不作でどこに行っても手に入らないと言われていた、恵味ゴールド。
限定2本。今年最後だと。

幸せ。

こいつは…

とうもろこしご飯だな。

とうもろこしを、裸にする。

美しい。

とうもろこし Lサイズ1本
米  2合
塩 小さじ1.5

とうもろこしは軸と身を分けておく。

鍋に、
研いでしっかりと水切りした米
→分量の水
→とうもろこしの身
→軸
→塩
の順番で、正しく投入。

炊く。

始めは強火で。
上気が上がってきたら弱火にして10分ほど。

火を止めて10分。

幸せの香り〜

今日は辛口カレーに添えてみた。

うんまっ!

その他のおかず

◎かぼちゃと豚バラ肉和え
茹でたかぼちゃと炒めたニンニク、豚バラ肉とを塩、粒こしょうで和えた。夫はかぼちゃ嫌い。残さず食べるのは嫁が恐ろしいから?

◎ナスと甘長の味噌炒め
豚バラを炒めたフライパンで真黒ナス(大江自然農園)と甘長を炒める。八丁味噌と砂糖、酒を混ぜ合わせた甘い味噌に酢を入れたたれをからめて。

◎麗夏トマト
桃太郎の品種改良で生まれた麗夏。恵那地域では麗夏が主流になってる。桃太郎も旨いぜ。一昨年から新規就農した水野園芸の仲良しご夫婦が生産したもの。

◎赤玉ねぎの醤油おかか和え
我が家の定番おかず。スライスした赤玉ねぎをさっと水につけ、マルコ醸造の醤油と鰹節で合わせる。ちょいとしんなりしてきたくらいがたまらん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?