これくらいで歌う第二十九章〜もし願い事が三つ叶うなら〜

 日本の総人口半分以上は知っているだろう漫画「ドラゴンボール」。その作品の中にドラゴンボールというボールを七つ集めると出てくる神龍(シェンロン)なるキャラクターがいる。その龍は願い事を一つかなえてくれる。そしてドラゴンボールが作られたとされるナメック星に出てくる神龍はポルンガと呼ばれるのだが、このナメック星の神龍はなんと三つも願い事をかなえてくれる。当時この設定は漫画を読むたくさんの少年の心を動かしただろう。もちろん僕も心を動かされた少年の一人だ。小学生の時は「もし神龍が目の前に出てきたらなにをお願いする?」という質問が休み時間に一回は出てくるような毎日だった。その頃は伝説のポケモン「ミュウ」を欲しがったり、プールの授業は通常週に1時間だが、これを3時間にしてほしいだとか可愛らしい願いばかりだったが今はどうだろう。
 26歳が間近に迫る今、再び同じ質問をされたらどう応えるだろう。少年だったころよりもっとギラギラしている大人が願い事を叶えてあげようなんて言われたらまず考えることは「金」ではないか。
 そう、金だ。金以外のことを考えている人がいたら素敵だが神経を疑ってしまう。大富豪ならともかく。しかし、単純に金が欲しいといっても一体いくらなのか。一兆円が欲しいとお願いして一兆円が出てきたところで一体どこから出てきたのだろうか、確定申告はどうなるのだろうか、そもそも日銀が発行したものなのか等不安が尽きない。そこで僕が考えたのが宝くじだ。神龍に「毎年年末ジャンボが一等当選するようにしてほしい」とお願いする。これで正しい?方法でお金をもらえる。馬券やその他のギャンブルでもいいかもしれないが。
 ナメック星の場合まだ二つ願い事が叶えられる。うひょう。流石に自分のことばかり考えていても仕様がないので温暖化がなんかうまく解決されたり、世界中の紛争がなくなったり絶滅危惧種の生物が以上な繁殖力を持ち始めたり、でも生態系が崩れることはなかったり、その辺をうまく願うかもしれない。
 あとは個人的に空でも飛べるようにしてほしい。こんな夢物語を語っていてもしょうがないのだが。話は変わるがいま「ゆめ」と打ち込んで努力と出てきてそういうことだよなって思いました。

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