魔女狩り将軍、着任!

俺様はカルデアの更なる戦力増強の為、今日この日の分の英霊召喚の儀の場にマスターらと同席していた。
「こうしてここに並んでると、アラディアが初めて来てくれた日のこと思い出すね」
隣のマスターが少し照れくさげにはにかんで、俺様の手をそっと握ってくる。若い恋人同士のようなそれにチとくらっとしたものを覚えながらも、俺様はこの温かく大きな手を握り返した。マスターを挟んで向こうにおった盾の娘がなにやら微笑ましげに見つめてきておったので、少しばかり顔が熱うなった。
「……そうさな」
俺様が此処へ来てから月日も少しばかり経った。この俺様のレベルは早くも最大上限の100に達していた。マスターが俺様の為だと言うて、保管していた聖杯を5つも、迷うことなく使うてくれたのだ。特異点より持ち帰った聖杯は、そういった事に用いることができる……との話を口頭で聞いた時には、厳密には紛い物なれど、クリスチャンの聖具をこの身に用いるのは多少抵抗が無いわけでもなかった。
……だが、他でもないリツカが俺様の為を思うて投入してくれる、ともなれば話は変わった。初めて聖杯を賜った時、あやつがわざわざ俺様を部屋まで呼びつけて、照れながらも差し出してくれたそれを目にしてしまった時は狂喜してしまったものだ。嬉しゅうて愛しゅうて、その場でリツカとの交合を求めてしもうたのは今から思い返せば…まぁなんだ、少し恥ずかしい思い出であったわ。
「では、始めますねお二人とも!」
マシュの合図の声に俺様は郷愁じみた記憶の反芻より引き戻される。俺様と手を握り合わせたままマスターがもう片方の腕を突き出し、召喚の口上を詠みあげ始める。

「……抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
口上が終わり、その場が眩い光に包まれる。カルデアの召喚システムというのは不安定にすぎる。……本来ならば如何に人理が脅かされるのを案じ人類の存続を強く願っておれど、サーヴァントとして召喚されることは通常叶わぬ神霊の身である、この俺様が喚び出されてしまうほどに。
つまるところ、薮をつついて何が出るか全く分かったものではない。俺様が降り来たった時のように、マスターの傍にその身を護るべくサーヴァントが控えるのは召喚時の大前提。今回も後ろに戦闘力に覚えのあるバーサーカークラスのサーヴァントが控えておるが、万一ということもある。俺様は手の中の箒杖を握りしめ、いつでも『防衛魔術』をぶち込めるよう構える。

光が拡散し、新たなサーヴァントがここへ来たる……!光が晴れる。

「……フゥゥー……………………」

深く息をついて現れ出でたのは、聖職者らしき服にその逞しい身を包んだ、目元のみを覆い隠す銀の仮面を着けた大男。両の手にはそれぞれ分厚い教典と、柄先が針のように尖った片手斧。聖職者にしてはなかなかに物騒な得物。鈍色にくすんだ長髪を乱れさせた、その面を上げた瞳に光は宿らない。……バーサーカークラスと見える。
大男はぬうっと直立してから……マスターの方を向いてばっと両手を広げ、叫ぶようにこう言った。

「あいやこの身を出迎えいただき光栄至極にございます、議長殿!!当方は、異端審問官ホプキンスと申す者ッ」
バーサーカーは真名をホプキンスと名乗った。……待て。『異端審問官ホプキンス』だと?その名は、確か、
「まずい、マシュッ!マスターを頼む!!」
俺様は咄嗟にマスターを突き飛ばし、その身をマシュに預ける。
「……ンンッ……!?」
当然ながらそんな目立つことをすれば大男の目はこちらへ向く。俺様は杖を構え、間髪入れず『防衛魔術』を放った。
「『茨の蔓の尾をもつ蜥蜴よ、その躰を苛み這いずり回れ!!』」
「マ……ジョ………!!」
やれやれ、どうにか間に合うたわ。大男の身体中に茨の尾をもつ蜥蜴(ラチェルタ)の影が無数にへばりつき、筋力ランクを始めとする物理運動能力を大きく奪う。これが我が防衛魔術。
「マァァァァァジョォォォォ!!」
「Arrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!」
大男が尚も動き出したが、そこまで時間を稼げば後は荒事の得意なサーヴァントが難なく対処に至る。黒く禍々しい鎧と鉄パイプで武装した、黒騎士のバーサーカーが突風の如き勢いで頭から飛び込んだ。2騎のバーサーカーはこちらから少し離れた場所で激しく得物を打ち合い始める。
「ンンンンヌウウウウウウ!!おのれ魔女!魔女めッ!!」
「い、一体どういうことなんですか女神アラディア!?生前のお知り合い、だとかっ?」
マスターを盾で守るようにしながらマシュが問うてくる。その疑問は尤もだ。
「いや、違う。だが、よもや彼の者が喚び出されるとはな。この場合、この俺様が居合わせていたのが一番不味かった」
「それはどういう…?」
「説明は後でする」
言ってから、俺様は自分の声が異様に冷たく、低くなっていたことに自分で驚いた。顔に手をやると眉間には皺が寄っていて、奴を注視しているとどうしても胸の中にドス黒い何かが渦巻いてくる。俺様は、もしや、憤っているのか。あの男を憎悪しておるのか。俺様は……。

「アラディア」
マスターが不意に呼びかけてきた。俺様もマスターに顔を向けた。その顔を見た途端、それまでずっと胸中に立ち込めていた何かがすぅっと霧散して、落ち着いた。
……嗚呼、そうよな。その優しき眼差しは、俺様を諌めてくれておるのよな。そうであった。この男はこういう人間だ。如何なる邪悪を前にしてもその有り様を決して否定することなく、だとすれどまた目の前の悪に染められることもないまま、その善性でもって邪悪をも包み込み、一手に纏め上げてしまう。
俺様はお前さまのそこに惚れ込んだのだ。ただ一人の人間でしかないお前さまがそう在るのでは、億人救済を謳う女神がその隣でたった一人の人間に対して我を忘れて憎悪していては笑い者にしかならぬであろう。
「ありがとうの、マスター」
自分が可笑しゅうて思わず苦笑が漏れた。救済の女神が助けられてしもうたな。俺様は床をそっと蹴って控えめに宙を舞い、愛するマスターの顔に片手を添えて真っ直ぐに見つめてやる。
「さて、あの男は俺様が目の前におればまた暴れ出すであろうしな。これ以上力になれんのが口惜しいが後のことは大丈夫かや、マスター?」
「う…うん。アラディアも、ありがとうね」
「なぁに。最低限の仕事しかできておらぬわ。今後のカルデアでのあやつとの付き合い方は、追々相談するとするかな。ではな」
名残惜しくも令呪の刻まれた彼の手に触れるように口付けてから、俺様は霊体化して速やかにその場を離れた。途中で召喚部屋の方向に向かう幾人かのサーヴァントとすれ違い、特に行く当ても無くカルデアの廊下をふよふよと彷徨うた。
後ろから聞こえる暴れるような激しい物音と喧騒が、やがて収まった。

「それで結局、あのまま『還した』のか」
ほどなくしてマスターの部屋に呼びつけられた。俺様はマスターの報告にそう返し、事の顛末にまずはほぅと安堵した。しかしまぁ最悪のトリガーが起動した故とはいえ、やはり一度は還らせるしかなかったか。巡り合わせが悪かったとはいえ、あの場に俺様が居たことも一因ではあるので少々心苦しい。普段の稚気じみた他愛ない揶揄いでなく、俺様の望まぬことでマスターを困らせてしまうというのは……非常に我慢ならぬ。
「まぁ、一度来てくれさえすれば人理が安定するまでは何度だって呼べるしね。それで、あのホプキンスってバーサーカーは一体どういう英霊なの?」
「うむ。そうよな……先ず、あれは反英雄の類だ。通り名は『魔女狩り将軍』。彼奴が生前、かつて自ら名乗っていた肩書きでもある」
「魔女狩り……将軍……」
マスターは一転して顔を曇らせた。…まぁ、そういう反応になるであろうな。得心がいったように同じ言葉を反芻してから、彼は気遣わしげな顔つきでこちらの顔を伺うように眺めてきた。平気だ、ということを言外に伝えておきたく思って、少し微笑みかけてやって、続ける。
「真名はマシュー・ホプキンス。聞いたことがあるかは怪しかろう。正直、奴までもが座に召されとったとは俺様も想定外だ。奴は魔女狩りが隆盛していた時代、高い報酬金欲しさに異端審問官を名乗り、無辜の人々を魔女に仕立て上げ『処断』したことで悪名を轟かせた。
イングランド全体で魔女狩りが行われた400年ほどの間に処刑された子等は約1000人、奴はたった2年の活動期間中におよそその3~4割を手にかけた」
マスターが目の前で分かりやすく生唾を飲み込んだ。無理もなかろう。ほぼ1人で、約300~400人強。傍目に見ても異常な数字であることは明らか。
「……まぁ、それだけにサーヴァントとなった今は尋常ならざる業を背負わされておったように見えたがな」
「……うん」
俺様の言葉に頷いたマスターがおもむろにタブレットを取り出し、各サーヴァントのステータスが詳細に記録された一覧を表示、早くも記録が済まされていた『ホプキンス』の頁を開いてこちらに見せてきた。
固有スキル『不許滅(ほろべず)の呪い』。そしてこれもまた固有の自動スキル『無辜からの大怨呪(カーサス・フロム・ジ・オール・オブ・ピープル)』。他のサーヴァントにはまず見られない、極端すぎるリスクとリターンを背負わされた解除不可能の「呪い」、と銘打たれたスキル。如何で反英雄とあれど、ここまで人々から生々しく嫌悪と憎悪を向けられた者も稀であろう。
「成程の。自らが『魔女』と認識したものに間髪入れず襲いかかる凶暴性に加え、この『無辜からの大怨呪』に複合された大小様々な呪いじみたスキル、か。聖杯とやらもなかなかえげつないことをしよるわ」
「すごいよね、これ……レジスタンスのライダーも大概じゃあるんだろうけど、こういったものは全くかかってないし」
「あの白髭の船頭は本性こそ下劣なれど、その前に先ずかの大陸に到達し開拓を成し遂げた、という偉業の功績を遺した『偉人』として名を残し英霊へ成ったのが経緯であろうから、恐らくそれは前提からして異なるぞ、マスターよ。……まぁ、確かにあそこまで英雄と反英雄、双方に高い適性をもっておって、かつその両方の側面を併せ持った状態で現界した英霊もそうはおらぬであろうから、その着眼点には俺様も大いに同意見だ。
あの獅子頭の発明家もそうであったように、人が後世に名を残すというのは、当人の性格に難があれど先ずは偉人としてその功績と名が広まって散々世間から囃し立てられてから、後から段々とやれコイツは実はこんな奴だったのだなどといった悪評がぽろぽろと出てき始めるのが人の世の常よ。難物が偉業を達成すれど、その本性までを輝かしい経歴で塗り潰しきることは簡単には叶わんということよな。
それを見れば、叙事詩にしか記載のない太古の英雄の方が、よほど無理のあるこじつけでもされん限りは後世に悪しき尾ヒレを付けられる可能性も限りなく薄くなるであろうし、そういった意味ではそちらの方がある意味気が楽かも知れんな。英霊というものはまっこと面白いものよなァ」
「…………」
「…………」
気付けばマスターがポカーンとした顔で見つめてきていた。……抜かったわ。夢中になって何か盛大に今せんでええ話までしてしもうた気がする。こやつが黙りこくって真剣に聞いてばかりおるからつい!
「……んんっ……すまぬ、話が脱線したな」
咳払いして仕切り直そうとした所へ、突然マスターがぱっと顔を明るくして俺様の手を握ってきた………ぼぁぁっ!?かかかか顔が近いわたわけ者がっ!
「なんか、すごいなぁって思ってずっと聞いてた!アラディアのそういう話、俺もっと聞きたい!」
「ええい今は堪忍せいリツカっ、俺様が悪かった!後じゃ後じゃ!童かお前さまは!
……あー…まぁそういった者らに対し、あやつは世間から本性も遺した所業も根っからの『極悪』と認知された反英雄よ。そこは知っておったので彼奴の名を耳にした途端、猛烈に嫌な予感がしたのでお前さまの命を待たず、勝手を承知で動いたのが真実だ。すまぬ。マスター」
目の前の大切なマスターの立場を蔑ろにしたことを、俺様は改めて彼に詫びねばならぬ。…だが、やはり我がマスターは優しすぎる。頭を垂れた俺様のすぐ眼前から、頭を上げてくれ、との朗らかな声音で申し立てが降って出る。まったく。如何なる凶暴な獣が相手とあれど、俺様は主人の存在を無視して独断で攻撃を仕掛けたのだというに。あまりにあっさり許されたことに多少の納得のいかなさは覚えるものの、そう言われてしまえば俺様はその言葉通りに頭を戻してやらねばなるまい。
「今やサーヴァントとなったあやつはバーサーカークラス、しかも他に厄介なものを幾つも背負い込んでおると見えるぞ。他でもないお前さまの意志とあらば俺様も文句は無いが、あやつを戦力に組み込むとすれば日頃から相当に面倒な根回しが必要となる……と、お前さまの一番のサーヴァントと自負した上で言わせてもろうておくぞ、一応な!これは断じて不平不満ではなく、愛する主への忠言じゃ!よいなリツカっ!?」
「か、顔が近いよアラディア……充分に分かってる。その上で俺は、ホプキンスの力も借りたいんだ。大丈夫。精一杯上手くやる」
そう言ってマスターはこちらへ不敵に微笑んでみせた。…まったく。まことに可愛くて世話の焼けるマスター様であることよ。

「………ま、お前さまがそう言い出したら聞かぬのは日頃からの付き合いで俺様もよう思い知らされておるとも。
今回のこれに限った話ではないがな、くれぐれも何もかも一人で抱え込むでないぞッ!辛うなったらマシュかカルデアの者の誰か、もしくは俺様に相談せい!分かっておろうな!?」
「大丈夫」
「…じゃぁぁからその言葉がイマイチ危うくて信用ならんと……まぁよいわ。
よう覚えておけ。我がマスター、我が最愛の子よ。お前さまを支えるのはこの俺様の役目だ。いざとなれば、俺様が無理矢理にでも業務から引き剥がしたのち、然るべき『ケア』を施してやろうて……俺様の目の前で一時でも無茶無謀をしようものなら、暫くは腰が持ち上がらぬようになることを覚悟しておれよ、リツカ♡」
「あー、あはは……お手柔らかに…」
言って目が泳ぎ始める我がマスター。ああっ、愛い。こうしてお前さまが居ってくれるだけで、こんなにも気持ちが華やぐのだ。
「ともあれ、奴は狂うておれど『魔女』サーヴァント存在の気配を敏感に察知する能力を有しておるようではあるしの。奴が視界におる時は霊体化でもしてやり過ごす故な、今後の俺様のことは心配せずとも良い、ということで話を落ち着かせるとしようかえ」
「うん。苦労かけちゃってごめんね?ありがとう、アラディア」
「はっ、目に入れても痛うない我が子の世話を億劫がる母がどこにおる。これくらい造作もなきことよ、マスター。お前さまはそのまま歪まず真っ直ぐでおれ。俺様が求めるのは唯それだけだとも。
……あーやれやれ、長いことシリアスモードでおると窮屈でいかん。お前さまはまたこれから業務に追われて忙しいであろうしの。構うてもらえんで寂しいでの、俺様はまた竜の魔女の元にでも暇つぶしに行って来るぜ」
「……それはいいけど、度が過ぎてジャンヌ怒らせたらまた『お仕置き』だからね?」
「そ、れはッ……分かっておるわ……ッ♡♡」
お、おのれ。今その話を蒸し返すか。あの時の記憶は朧気ながら、その、そうなるくらいにひどく徹底的にマスターに容赦なくされたのははっきりと覚えている。フラッシュバックするようにヘソ下辺りがきゅっと反応し、もうすっかり彼に手綱を握られてしまっている自分に呆れつつも……俺様はそれを確かに心地よく感じていた。

「……ところでお前さまよ、疑問に思うたので訊くんじゃがな?彼奴の経歴を聞いても、迷わずあれの力を借りたいと答えたのは一体どういう考えがあってのものなのだ?」
「えっ?うーん……」
まだ何か聞かれると思うておらなんだのか、マスターが素っ頓狂な声を上げる。それから暫し考え込むようにうんうんと唸ってから、静かに口を開いてきた。
「…えっと、すぐに答えられたのは多分、どこかで割り切ることができてたんだと思う。経歴を聞く限りホプキンスは根っからの悪人だけど、人理を守るための戦いだと知ってて来てくれた以上、その縁を自分から切り捨てるような真似はしたくない。
やり遂げたからってホプキンスの悪行の犠牲になった人達が報われることはないんだろうけど、なんていうか、その人達のことを歴史ごと無かったことにさせないための人理修復、だと思ってるから。亡くなった人々を生き返らせることはできないけど、こうしてその事を知ってる人間が、その人達のことを忘れないようにするための、忘れさせないための戦いでもあるんだと、俺は思ってるよ……!」
「マスター……」
ああ、嗚呼。輝かしい決意に溢れ、眩いばかりの信念に溢れ、だが、その顔は、どこか痛々しく見えてしまうぞ、マスターよ……!見ているこっちがいたたまれなくなり、思わず身体が勝手に彼の元へ飛び込みに行ってしまう。床を大きく蹴り、俺様はふわりと宙を舞い、この腕に彼の頭をかき抱き、この胸に埋めさせてしっかりと抱きしめてやる。そうでもしてやらなければ、いずれこの男はっ……!
「すまぬな、意地の悪いことを訊いた。だが、やはり訊いておいてよかったと思えた。それでこそ俺様のマスターだ、その思いを努、曲げることなかれ!リツカ!」
マスターは少し胸の中で身じろぎしてから、俺様を抱きしめ返してきた。
「……勿論だよ、“俺のキャスター”!」

犠牲になった者達のことを知っている者が、忘れないようにするための、忘れさせないように守り抜くための戦い。
その言葉に何より、俺様が勇気づけられた……とまでは、流石に照れ臭くて伝えられんかったわ。



「お?なんじゃー誰かと思えばおぬしかケツデカ乳ぺド女神。毎日毎日嫁のようにマスターの部屋に押しかけとってよく飽きんのう」
「……これまた珍しい先客よな。というか歯に衣一糸纏わせることなく開口一番に不敬であるなお主……」
「……ひたッすら迷惑なんですけど……」
竜の魔女の部屋には既にオワリのノブナガだとかいう、東方のウォーロードがどかっと居座っておった。
「まぁまぁ座れい。ほほう、おぬしはArtsか。わしはBusterじゃ!カッコええよな、このTシャツ」
「ふむ?カッコがええかは兎角として、過ごしやすいデザインと生地質ではあると俺様は思うがな」
「であるな!やはりこのT、是非もなし!うっはっは、やはりわしら気が合うのう!どうじゃ女神、ここらでいっちょわしとバンド組んでみんか!?女神と魔王の是非もないバンドの爆誕じゃな!親睦を深めに一緒にマリ○ーするかのう、マ○カー!」

「帰りなさいよッッッ!!!!!」

この後2人してマスターに大目玉食らった。

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