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『みるくちゃんの法則』
最近よくネタにしている『みるくちゃんの法則』を実際に読んでみました。
感想としては長い。とにかく長い。
そしていろいろと不親切。ロジック①~④が順番に説明されていくのにロジック①の説明内で②や③が出てくる。
そのロジック①~④を駆使してラインを引きまくり、違ったら引き直す。
そりゃ反発してるところでライン引くんだからピンポイントで反転して当たり前だろう…。
以下内容を少し掘り下げてみます。
みるくちゃんの法則とは?
10万文字&画像400弱を使った超大作を超簡単に説明すると…
「ジグザグの頂点同士に線を引きまくり、うまくはまる通貨ペア・時間軸を探す」だと思います。
中級者は沼る可能性
ロールリバーサルはFX中級者くらいになれば知ってる人も多いと思います。
みるくちゃんの説明は間違ってるうえに、考え方をリセットしてくださいとあり、中級者以上は頭がこんがらがってわからなくなるかもしれません。
何も知らない初心者には生まれたばかりのヒナが初めて見たものを親と思うようにすんなり入るのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1684484012304-RBX4PuRbKd.png?width=800)
リペイントは必要な作業
ラインを引き直すのは当たり前で、うまくラインが引ける通貨ペア・時間軸が見つかればそれを取引します。
![](https://assets.st-note.com/img/1684483566543-mezvxEm5Rt.png?width=800)
オリジナルのロジック
みるくちゃんの法則はみるくちゃんが発見したオリジナルのロジックらしいですがウォルフ波動に似ています。ぱっと見た感じやってることが似てるだけでラインの引き方はたぶん違うはずですが。
ロジック③に関してもぶせなさんの本で値幅について書かれています。このぶせなさんの本についてもパクリだという人がいるのでなかなかオリジナルと謳うのは難しいのかなと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1684484408274-E3ok7nRfie.png?width=800)
結論:買う価値なし
あくまで個人的な感想で、みるくちゃん自身が勝ってるのかどうかはわかりません。これを使って勝てるようになった人がいるのも本当でしょう。
ただこれだけの量を読んでよく理解できない人が多数いるのも現実で、それなら通貨強弱やダウ理論、エリオットやウォルフ波動、プライスアクションなどをそれぞれ学んだ方が効率が良いのではないかと。
ググる能力さえあれば無料でそれらの丁寧な解説に辿り着けます。
実際にみるくちゃんの法則でラインが引けたとしてもそれで勝てるわけではなく、ライン際でのプライスアクションの知識、損切りの徹底などが勝敗を分けます。結局エントリーのきっかけが何であれ環境認識やトレードスキルがそれなりにないと意味がないということです。
ちなみにみるくちゃんの法則の中でダウ理論やエリオット波動の説明も出てきます。
ジグザグインジケーターも無料でたくさんあるので、使うとラインが引きやすくなるかもしれません。1つサンプルを貼っておきます。
最後に
この手の再現性に乏しい手法を『ポエム』とヨーロピアンさんが表現していたのを思い出したので紹介したいと思います。
そうだ、「みるくちゃんの法則」とはみるくちゃんのポエムなんだ。
そのポエムが心地よいと思う人は信者になっていく。
そう思うと謎が少し解けたような気がし、新しいおもちゃを探すべく我々はアマゾンの奥地へと向かったのであった。
そもそもエリオット波動自体がラルフ君のポエムだよ。日本版で言えば「自然界の法則の全ては5・7・5・7・7で表せる」みたいな感じ。時間軸は自在に収縮可能、波動の解釈も自由、なので当然やろうと思えばなんでも12345ABCに当てはまるし、なんなら57577にも当てはまる
— ヨーロピアン (@sen_axis) June 11, 2018
計量経済学的、数理統計学的根拠がないのになんでそんなに合致するのかって、自在に伸縮して過去のチャートにはなんでも当てはめられるから。
— ヨーロピアン (@sen_axis) June 11, 2018
一方未来予想するときには5波もC波も無限に伸びるから、ほら、その……。
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