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【架空】空想高校野球 選手権決勝

この記事はフィクションです。※登場する団体、人物、名称などは架空であり、実在のものとは一切関係ありません。


第n⁺3回全国高校野球選手権 決勝

3年連続16回目出場の六本松国際(福岡)と、4年連続31回目出場の森ノ宮学園(大阪)の決勝となった。選抜も合わせると、六本松国際は6季連続、森ノ宮学園は3季連続出場でもある。また、ともに昨秋の地区大会優勝校で神宮大会にも出場しており、今回はいずれも大会前から優勝候補として上げられて勝ち上がってきた。
六本松国際は初優勝が、森ノ宮学園は夏連覇(通算5回目)、及び大阪萌鳴と併せて大阪勢の春夏連覇がかかる。

六本松国際(福岡)の勝ち上がり

10-4 石和学院 (池田瑛、荒巻、宗)
7-6 伊勢崎総合(延長10回) (高取、宗、片淵、荒巻)
6-5 松江龍徳(延長10回) (荒巻、池田瑛、宗)
4-3 神奈川国際 (荒巻、宗、池田瑛)
[本]吉武、石橋

森ノ宮学園(大阪)の勝ち上がり

7-3 市川光星 (柿花、三嶋)
5-1 順化 (射場)
11-2 大宮星陵 (柿花、射場)
14-4 大将軍 (紀伊、三嶋)
4-2 日本海学園(延長10回) (三嶋、射場、柿花)
[本]下埜、赤楚、桐石、黒江

▽決勝
六本松国際(福岡)-森ノ宮学園(大阪)

六本松国際の先発は荒巻①。右のオーバーハンド。今大会は5試合中4試合に登板し、準々決勝からは3試合連続で先発を務める。1回表、先頭の黒江にセンター前に運ばれた後、連続四球で一死満塁、しかし桐石を内野ゴロ併殺に打ち取る。

森ノ宮学園の先発は紀伊⑩。左のトルネード気味のスリークォーター。三人をいずれも内野ゴロに打ち取る上々の立ち上がり。

2回表、森ノ宮学園は失策の走者を犠打で得点圏まで進めるも西辻は空振り三振。2回裏、六本松国際は先頭の深町がレフトへチーム初安打を放つも紀伊の牽制に誘い出されてこの回も3人で攻撃を終える。

3回表、森ノ宮学園は先頭の黒江が四球で出塁したところで六本松国際は荒巻から2番手の2年生・宗⑱をマウンドへ。奥の犠打で併殺を狙うも野選となり無死一二塁。一死後、柿花がカウント0-2からストライクを取りに来た球を狙い打ってレフトスタンドに先制本塁打、3-0。さらに続く桐石もカーブを狙い打って連続本塁打、4-0とする。

3回裏、六本松国際は初めて得点圏に走者を進めるも石丸は赤楚の好守に阻まれて遊ゴロ、無得点。

4回は両校三者凡退、5回表、二死一二塁から下埜しもののセンター前で森ノ宮学園が追加点、5-0。序盤を終えて森ノ宮学園がリード。

森ノ宮学園
00401
00000
六本松国際
(森)紀伊-西辻
(六)荒巻、宗-麻生
[本]柿花、桐石(森)

森ノ宮学園は6回表、二死二塁から黒江のタイムリーで6点目。六本松国際は3番手・池田瑛⑩に継投。6回裏は森ノ宮学園も紀伊に代打が出たため三嶋⑪が2番手のマウンドへ。先頭の池田瑛に内野安打を許すも後続を切る。六本松国際は1~3番がここまで無安打と抑え込まれている。

六本松国際は7回裏、先頭の深町が左翼線に二塁打、3イニング連続で先頭打者が安打で出塁となると続く池田勇が一二塁間を破るも深町はライトを守る柿花の好返球に本塁憤死、しかし二死三塁となって麻生の詰まった当たりがレフト前に落ちてようやく1点を返す。さらに二死一二塁としたが、池田瑛への代打・出利葉いでりはは大きなレフトフライ。俊足・黒江の好捕に三塁側スタンドが沸き立った。

森ノ宮学園
00401 10
00000 01
六本松国際
(森)紀伊、三嶋-西辻
(六)荒巻、宗、池田瑛-麻生
[本]柿花、桐石(森)

8回裏、六本松国際は1番・石丸がセンター前。これで4イニング連続で先頭打者が安打で出塁。続く石崎が四球を選んだところで森ノ宮学園はマウンドに選手が集まる。投球練習場では2年生の射場が投球練習をしているが、三嶋が続投して石橋、深町、池田勇のクリーンアップを打ち取った。

六本松国際は4番手の片淵が8回に続いて9回も森ノ宮学園を三者凡退に抑えて最終9回裏の攻撃へ。9回裏、辻への代打・福岡は三ゴロ、麻生への代打・橋本は投ゴロ。二死走者なしのまま、片淵への代打・花田も遊ゴロに打ち取って森ノ宮学園が2年連続5度目の優勝となった。
森ノ宮学園・柿花選手「二連覇に貢献できれ嬉しい、プロへは野手として志望します」
森ノ宮学園・桐石選手「宗投手の癖は研究していた。ホームランは狙い通りだった」

森ノ宮学園(大阪)
00401 1000=6
00000 0100=1
六本松国際(福岡)
(森)紀伊、三嶋-西辻
(六)荒巻、宗、池田瑛、片淵-麻生
[本]柿花、桐石(森)

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