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DVのトラウマ克服と兼近大樹

私が幼少の頃の父は
不倫・借金・アルコール依存症と
昭和を代表するような無責任男でした

そんな夫に振り回され
母は 私が物心つく頃にはすでに鬱で
酒・煙草に溺れ
いつも1人で何かブツブツ呟いていました

大好きな父に嫌われないように
笑うと素敵な母に喜んでもらえるように
ご飯をちゃんと食べさせてもらえるように
幼い弟2人を守るために

小さい脳ミソで一生懸命に考えるのですが
全てが裏目に出てしまいます

暴力・恫喝・ネグレクト・モラハラ
恐怖心よりも 親の役に立てない悲しさから
『このままいなくなりたい 死にたい』
と思い始めたのは小学2年くらいの事でしょうか

ただ 唯一の救いがありました


地域の方々が
我が家の様子に気づき始め
声掛けをしてくれたり
弟たちを夕ご飯に
招いてくれるようになったのです

父と母は双方 体裁を気にする質だったので
人前でのDVは有り得ません


根本が変わったわけではありませんが
彼らの鬼の所業は その後なりを潜め
私たち姉弟3人は生き延びる事ができました

高校卒業のタイミングで家を出て
それきり戻っていませんが
私の結婚・出産は 親らしく喜んでくれました

両親は変わりました
私も決して彼らを恨んでいるわけでも
許していないわけでもありません

ただ当時の
心臓が締め付けられるような悲しさが
今でも心の片隅に影を落とし
あの頃の私が 黒ずんだ姿で
鎮座しているのです

許せないのは自分自身でした
なぜ許容できないのか
私の人生の永遠のテーマとなるのだと
諦観していました

このような体験をしている人は
実に大勢いて 一人一人が
心の奥底にしまい込んでは
時に収拾がつかなくなり
爆発してしまう事が
あるのではないかと思います

私もそれ以外に
道はないと思っていましたし、、

ところが『彼』は違いました

兼近大樹という青年は

幼少期の複雑な家庭環境を

過去に犯してしまった罪を

母親・妹への想いなどを

赤裸々に 開けっ広げに

全国に発信している

それが世間にどのような
影響を及ぼすのか
熟考してのコメントとは
到底思えないものもあるのだけれど

彼の
己の心情や過去と
真っ直ぐに向き合う姿勢
素直な言葉
ストレートな表現に触れるたび
目の前が明るくなり
胸がすく思いをしています

noteを始めたのも
過去を文字に起こしてみようと
思ったのも
かねちがきっかけ


トラウマ克服に向けて
第1歩を踏み出すきっかけをくれた
かねちに感謝🦄☀

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