47| 熊野①あおのいり口
その瞳のうつすもの
私たちの目は、源から溢れ流れ出るいのち・魂から湧くエネルギーの出どころでもあり、私たちの内を、素のままに映し出し、切りとる窓枠のようなものでもあった。
いま、私たちの目が、この瞬間のうちに大きく変容・変遷し、いままで形を持っていた窓枠は、その縁を解き、境を溶かして拡張して行っている。
まるで、窓/EYE/わたし自体が、より大いなるもののうちへと、カタチをとかし、ひろがって行っているように…。
あるようにみえている窓枠の内と外はひとつで、向こうからひかりを取りこむかのようにみえるその窓は、同時に、向こうをやわらかに照射する、無数のいまの〈創造の窓〉でもある。
いまこの瞬間に、私たちの内からうつしだされる世界は大きく変容する。
縦と横、こちらとあちらなど、二元の内に閉じられていた私たちの目自体が、大きく、その構造をかえ、変容しつつあるからだ。
いま、私たちが、私たちの網の目の存在位置を大きく変化変容、上昇させることを選択し、そのことを赦した分、より、そのひとみは、さらにひとつ・多元へと開かれてゆく。
より濃く、やさしくやわらかな瑠璃へと。
その意図が、いまここに、そっと置かれている。
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