71| 滋賀 月雪花
三井寺と呼ばれるのは、かつて三人の天皇の産湯に用いられた霊泉があり、「御井の寺」と呼ばれていたのを、後に、当寺の三部灌頂の法水に用いられたことに由来するとか。
賢さんが教えてくれた、琵琶湖畔に位置するこのお寺の特異性のひとつは、琵琶湖側、東にある門から西にある山の方向へと入門し、総本堂である金堂へと向かう配置となっていること。
通常は、南向く建物正面へ真っ直ぐ向かうよう、もしくは背後から護るように、各門も南北の軸に揃い据えられるとのこと。
その理由を、賢さんは、地理的なことだと思う‥と。あわせて、このお寺の魅力を、「天と地が共にあるところ。」(「土地選びがさぁ‥やっぱ流石というか・・・。」とのこと!(笑))
随分歩いた後、「まだこのあとサプライズあるから、楽しみにしててね」と、賢さんからの声掛け。
「え?お寺でサプライズ!?!どんな?」
「コワいやつ?」「いや、コワくはない。」
「え、どんな?」「僕的には、おおそうきたか!!みたいな‥」「・・・???」
・・・そういうのは、サプライズがあることすら、サプライズにしておいてほしい・・・(気になる)???(笑)。
傾斜のある山道を登り出すと、みえてきたのは‥。
三井寺の次は、佐川美術館の楽吉左衛門館のお茶室見学へ。学芸員さんが、「コロナ休止後、初めて開催する回で、とても緊張しています〜!」と、隠さず自然にドギマギ、とても可愛らしい方だったのがいちばん印象に・・・。
わたしは、“自然”や“調和”ということの在り様を、あらためて自らに問うような・・・そんなきづきを持ち帰ってきました。
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