〈茶会のご案内(開催概要)〉
吹く風
5月。空で鯉が風をきって泳ぐ、この季節が好きだ。
鯉たちのハラのどまん中を、風がビューっと通りぬけて、「あ、いいねその浮力!セコ!おまえら、それ自力じゃないじゃんか?」
でも、気持ちよさそうでうらやましい。鯉たちは、
と、涼しい顔。
うん。たしかにその言い分、真理だね。
5月は、その一瞬の勢いが、とてつもなく増す季節。
パーンって発破してとび出すような。ゴムボールが、ポーンと、どこまでもはねあがっていくような。
って。きっと、誰かに、言われてるんだろう。
「ここまで」 「どこまで」なんて、そもそも知らないし、誰かが何か言う前に飛び出しているから、ひたすら、吹く風、追い風に背中を押されて、どこまでもいける。
だから、伸びる。
【動画(2分21秒)】
会「SHOBU」を撮影したものではなく、参加者の方々が帰られたあとに、稽古している様子を、家族が撮ってくれたものです。
気も抜けており(笑)、ご覧いただくような代物ではないのですが。
私は常々、“着物が着られて動く”袖のひろがりや縮みなど、腕や身体の動きに添いながら、そのカタチを主張もなくやわらかに変化させる様が本当に美しいなぁ、、、と思っており。
もしよろしければ、「着物の動き」の一点のみにフォーカスして(笑)、ご覧いただければと思います!
▶︎SHOBU後の自主稽古の様子