75| 水の月へ
十薬(どくだみ)草。
都市部にも、あちらこちらに生い茂り、頂いてきてあちらこちらに挿していたのですが。
山方からのおくりものも、より一段と、大きくみずみずしく、生き生きと。
先日、出がけに、家の前で長靴姿のご近所さんとすれ違うと、両手に持たれた業務用の大きな黄色い袋に、無数の白と黄の点が、ぎっしりと透けてみえました。
薬草茶などにされるのかな?それにしても大量だな・・など、こころは弾んで踊る。お聞きするのがたのしみです。
山から梅の実も分けていただき、手分けして梅仕事をしました。
梅酒、梅ジュースに。のこりは梅酢に。
梅の片を、週末の茶事の懐石にもつかわせていただきます。
5月のサンドウ庵では、四人でむかえる水の月のちいさな茶事に向けて、ゆっくりと、準備は進んでいます。
内なるつながり。蓮の葉に落つる青梅雨の滴玉のやわらかさや、四葩の彩・才の響き。
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