42| WELCOME TO
きっと誰にも。
魅了されて仕方のない、そんなSpace(=世界)があるのだと思う。
微動だにせず、穴があくほどみつめても、まだみ足りない。
その奥。その奥のおく。その奥のおくのそのまた先の、さらにそのさきへと。
それはどこまでも重なり、私たちがその場所へと届くことを、用意してくれている。
私たちは、自らの内に折り畳まれた次元を、何度でも、そっと開ける。
いつでも閉じようとする圧とその向きに、注意深くきづきながら、何度でも何度でも持ちあげる。
やさしく持ちあげる。
わたしがぺしゃんこになっているときには、あなたが。あなたが潰れかけたときには、顔も知らない誰かが。
私たちは、そんなふうに存在している。
約束は遂行されることを、私たちは知っているけど、どうせなら、その約束すら突き破って、その先に拡がっている景色をみてみたい。
宇宙はやさしい。
私たちは何にも依らず、誰のものでもないことに、何度でもきづかせてくれる。
バカ正直に自らに由る。自ずから然る。
そのことによってのみ、私たちは可能性を顕す。
翼は、あなたの背中に生えている。
だからその羽は、あなたが動かす。
翼は、わたしの背景に内蔵されている。
だから、この羽はわたしが動かす。
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