2014年ウェビー賞の「生涯功労賞」をLawrence Lessigが受賞

国際デジタル芸術科学アカデミー(IADAS)が主催し、インターネットで優れた活動を行った人に送られる「ウェブのアカデミー賞」ことウェビー賞の生涯功労賞(LIFETIME ACHIEVEMENT)を、ローレンス・レッシグが受賞しています。

THE WEBBY AWARDS 2014 / 18th Annual Webby Awardsより

レッシグは、僕も日本の団体に所属しているCreative Commonsの共同創始者で、フリーでオープンなカルチャーやウェブのために活動を続けるアメリカの法学者。法的な思考や技術が、文化の創出やそのための環境の創造に寄与できる可能性を鮮やかに示した彼は、法律家の"編集者"や"デザイナー"としてのポテンシャルを大きく広げたと言って過言ではないでしょう。曰く、ウェブ25周年を飾るにふさわしい"a true hero of the open, collaborative Web, and an all around fantastic human being"とのこと。おめでとうございます。

ちなみに、今年のウェビー賞は、【PERSON OF THE YEAR】をNYのどこかのストリートで毎日作品をドロップする"Better Out Than In”を行ったバンクシーが、【ARTIST OF THE YEAR】を過去作品のフリーダウンロードを敢行したDe La Soulが受賞。他にも、KICKSTARTERやChange.org、Medium、WIRED.com、ロンドン交響楽団のLSO Playジャン=クロード・ヴァン・ダムのCMなど、掘りきれない程のプロジェクトが様々な賞を受賞しています。

日本のプロジェクトが受賞しているかは未確認ですが、「日々の音色」が2010年にウェビー賞のPeople's Voice 賞を受賞したりしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?