良心とトラウマと 本編

先に生まれた人と表現する人物がいます。文字通り、先に生まれた人なんですが、

変な話なのですが、私たちはお互いにお互いのことが嫌いですが、同じ壮絶な環境下に置かれた戦友のような側面もあるわけです。

ある種のふたごのような感じですね。

ただそれは、完全に離れた現状だから言える部分もあるわけです。同じ環境にいたら、私は完全支配下に置かれて、一生パシりみたいな環境になってストレスで先に死ぬ!みたいな。

萩尾望都先生が描いた『半神』に近いものがあります。嫌いです。離れようがない状態です。しかし、あることで完全に別離することになった時、

私は嫌いなあいつだったと知った時、私たちはふたりでひとつだったと知った時

怒りとか悲しみとかを越えた感情で、なんともいえない気持ちになる感じです。作品では「涙が止まらない」と表現していますが、それは悲しいという感情というよりも自分の葬式を見るような変な感じです。自分は生きているのに、自分の葬式のようなものを見て

嫌いなあいつは、私そのものだったんだ。という発見に近い感情です。

自分を越えないとリピートする。私は怒りの感情を手に入れるというものでした。けっこう大変でした。ただ、怒りの感情を手に入れた時、如何に私は人からなめられていたか、よくわかりました。

なんでもやってあげるからって、ばかにすんじゃねぇ。という感じですね。

20代30代くらいの時って、人に「金、貸して」とか「ゴチ!」とか、まぁ人をなめてるやつって、出てくるんですよ。最初は『まぁ、1000円くらいなら』とか応じてしまったりするんですよ。

そいつ、何度もそれをやります。何故なら、それが『自己肯定感が高い人間の偽物』だからなんですよ。自分に価値があるからと思っているんです。自分に価値があるから、人を踏み付けにしていいと思っているんですよ。『私にはその価値があるから』おまえは昔のロレアル・パリの広告か?古いんだよ。誰も覚えてないよ。また、ピンポイントで怒らないやつを何度も何度もATMかよ!と思うくらい人からお金やらゴチやらを繰り返すんですよ。それがお金が掛からないとか思っているんですよ。

不思議と、そういうやつって、逃げられない出費が発生するんです。葬式とかオペとか罰則金とか、絶対逃げられないやつです。

それでまた「罰則金の支払うお金がないから、お金貸して」をしてしまうと、不幸をリピートするんです。

正解は、わかりますよね。書くまでもないです。

同じ環境下に置かれたもうひとりですが、その環境にずっと怒っていました。現実として、もうひとりは祖父という絶対的なパトロンがいたので、家族でひとりだけ優遇されていました。ただ、その祖父には相当な人格的に問題がありました。人をチェスの駒とか将棋の駒のように『にんげんあそび』が止まらないような人でした。私もその人も、随分悪い影響を受けたと思います。

ある者は、人を支配する側になりたいと。
ある者は、人は支配する生きものだから、誰とも関わりたくないから、いない人間として生きたいと。

毎日『死にたいな』と思っていて、すると、もうひとりが実際に「死ぬ勇気もないくせに!」と私をやっつけていたのが

もうひとりも死にたいと思っていたんですね。だから、ピンポイントで「死ぬ勇気もないくせに!」と、怒っていたんですね。

そんな勇気、いらん。

自己肯定感、そんなもん、いらん。

破って、捨ててしまえ。

私は怒りの感情を手に入れましたが、ではもうひとりに必要な感情は?というと慈悲心だと思います。自分だけがかわいいじゃなくて、真心というか、建前ではない思いやりというか、そんな感じじゃないかと思います。私はけっこうパシれますが、

自分がかわいいやつって、パシれないんですよ。口だけ。うるさいんですよ。なんかずるいし。

しかも、おもしろいこと、言えないし。

ひとつ前のnoteに『正解を導き出さないとリピートする』と書きました。私の場合は『場合によっては怒る』でした。

実は、もうひとりはあることをリピートしたことを私は自宅に戻ったあとで、母から聞いて驚愕しました。その家族が住んでいたのは5年でした。5年間で救急車を2回呼んだと聞いた時、『え?多すぎじゃない?』と思いました。それが、もうひとりの実子、子どもですね、母からしたら孫ですね。2回マイコプラズマ肺炎で救急車で運ばれたらしいんです。

その時、その小さな子どもは

白眼を剥いて、口から泡を出して発見された。。。

勘弁して。。。ほんとうに、それは勘弁して。。。

「あいつ、「救急車、呼んで」って、自分で呼ばないの!なんなの?(パートナーも)いるんだよ?呼んでもらえばいいじゃない。なんでママが救急車呼ばないといけないの?まぁ呼んだんだけど、やってもらって当然みたいな感じなのよね。

あいつ、ほんとうなんなんだよ」

それは、その人しか知らない風景なんだと思うよ。現場にいたんだけど

私は見れないやつだよ。。。

トラウマから、救急車を呼べない。マズいだろ。救急なんだから。自分で救急車を呼べるまで、その脳裏に焼きついた光景は

ずっとリピートし続ける。。。ほんとうにやめて!子どもがいたら、ただのパシりだから!!!子どものパシりは、けっこうおもしろい筈なんだけど、そっちのパターンは

絶対いやだ!

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