御中元

坐骨神経痛が始まった頃、一度ブロック注射をして安定していた時に、今のうちに御中元申込みしておこうと、今年は早めに夏ギフトカタログを見ていた。

うちは『牛丼の素 10食』一択で。
完全に「あのうちは牛丼の素」でいいんです。
一時期毎回牛丼の素でいいのか悩んだ時期もあったのですが、母の親族的には
「むしろ牛丼の素がいい!悩むことない!」という話でした。

そのまま食べる人がほとんどみたいです。
いろいろアレンジが書いてあるんですけど、
カレーにするとか
肉じゃがのベースにするとか
卵入れて『他人丼』にするとか

たいていそのまま頂くようです。
今年は送り先である母の実家が被災地になってしまい、なんていうか、

こういうので、その店舗の人材が仕事ができる人か試されてしまう。。。というのがあるんです。もう、こっちは送り先が被災地でも、ちゃんと流通していて、猫さん動けるし、ちゃんと届くと知っているのですが

企業側のマニュアル通りに動くと、御中元申込みの時点で「ごめんなさい!受け付けないように書いてあります!」で

売り上げが変わってしまう。。。というのがあるんですね。

すべてが値上げの中でいつものスーパーマーケットで頼もうと直前まで用意していた。のだが

少しだけ離れた違うスーパーマーケットが同じ商品なのに
元値が安く。。。
今だったら送料無料にしてくれる。。。
ただ、申込み順ですぐに荷受けしてしまうから、日にち指定はできない。。。

いいやー!届けばどうでもいいやー!

。。。すぐに着いてしまったらしい。。。

ただ、この被災地に御中元申込みを断らなかったサービスカウンターの店員さんには
私は感謝しかないです。

やっぱり、サービスカウンターのデスクに貼ってあったんです。『被災地の夏ギフトはお断り致します』と。だから、私から、

「実は夏ギフトの内、2軒がそこに書いてある被災地になっているのですが、ちゃんと届くと現地確認していて。ヤマトさんと繋いで確認して頂ければ、ほんとうに届くとわかると思うのですが、お願いできますか?」という私の面倒くさいと思われる案件だったと思うのですが

ちゃんと、ヤマトさんに確認してくれて

「大丈夫でした。なにかあった時にご連絡をしてもよろしいでしょうか?」

「ありがとうございます。なんでも言ってください。何かあったら、うちへ連絡お願いします」

たぶん、これがわからない人からすると、
「そんなこと、当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれませんが、私の家は被災地で電話連絡できている状態で、猫さん動く。届く。と教えてもらったのに、代理店のピックアップで端末上、荷受け断られています。代理店が悪いんじゃないんです。端末上そういうことになるらしいんです。

代理店さんから、個人荷受けの依頼ならばピックしてもらえる。という話を聞いて、

ほんとうにごめんなさい!だったのですが、猫さんの仕事を増やしてしまいました。。。

『被災地支援認定』になるか、どうか。ということらしいです。だから、届くとは限らない。ということと、

依頼者に問題があるかどうか。という部分もあるのではないか?と思います。

現実として、毎回震災があるたびに被災地支援という名目で、断捨離をする大馬鹿がいるんです。それで『私は被災地に支援物資を送りました』@X写真画像にやけ顔とダンボール箱付き。みたいな迷惑行為です。なんだよ、その写真いらないよ!みたいなことです。

同じようなことでYouTubeに自分がボランティア活動をやっている動画をアップするとか

どれだけ自分大好きなんだよ。
メモリアル動画かよ!みたいなことなんですけど。

ただ、荷物を送って、ちゃんとした状態で、送り先に届くのは

私にとっては
『ありがとう!』しかない。

残念ながら、誰かにとってはこれが『当然のこと』らしい。

あたりまえとはなんだろう。
むしろ、あたりまえなんてものはない。
毎日が奇跡。

いちばんの奇跡は
『無事帰宅』。
それがわかる人がどのくらいいるのだろう。

早く御中元が届いたことが電話連絡でわかったのだけど、これはそういうものなのか?御中元が届いた。という電話があった翌日の深夜に緊急地震速報のスマホが鳴り、被災地に震度5の地震があったことを知った時

とりあえず、届いたようでよかった。。。と、胸を撫で下ろすのでした。

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