良心とトラウマと

前に書いた話のつづきというか、答えというか、そんな内容の話になります。

もしも、私のnoteをずっと読んでいる方がいたら、この話はそうつづくのか。という感じになります。はじめてこのnoteを読む方にとっては切り取った話になってしまうかもしれません。

前のnoteに私は保育園に中途入園し、既にいた古株の同年代の保育園児に毎日タコ殴りされて、保育園から幼稚園に転園したという話を書いたのですが、その子の新参者をタコ殴りにする原因は職業差別や母子家庭という社会的弱者が、自分よりも立場の弱き者に対してストレス発散しているだけだったという話だったのですが、

私、この人のこと、完全に記憶から消してました。やっぱり、そこそこの恐怖ではあったし、

いらない記憶。。。

小学校も学区が、私の家は選べる学区だったらしく、違う小学校を親が選んだようです。記憶から、彼女を完璧に消去しました。

それで、中学が同じ学区になって、彼女を見てもわからないんです。中3の時だったと思うのですが、彼女と同じクラスになったのですが、私はわからない状態だったのですが

彼女は覚えていたのです。突然言われた。

「私のこと、覚えている?保育園の時は殴って、ごめんね。HANASHIMAは、いいやつなのに」

と、独白されても、わからないんですよ。わからないんだけど、テキトーに「あぁ、うん」とか答えておいて、わからんなと思いながら、その日に、晩ごはんを食べ終わってから、母によくわからないんだけど、◯◯さんという人から保育園の時に殴ってごめんと言われたんだけど、誰かわかる?くらいの感じで聞いてみたところ、母は名前を出した時点ですぐにわかったらしく、おまえにこうこうこういうことをやった子は、その名前で、こういう髪型をしていて、保育園の門の前で、腕組みか仁王立ちで、おまえの登園するのを待っていたあの子だよ、と説明された時、記憶とは恐ろしいもので

相当な臨調感を持ち、私の脳内で正確なその子の姿を映し出した時、母には「あぁ、そうなんだ」くらいの返事をして、すぐに自分の部屋へ行き

うわぁああぁあぁー!!!となった。。。

これ、相当気持ち悪くなります。このことは表面上では平然としていましたが、はっきり言って、嫌な記憶をわざわざ引き出させるのは、よくないというか、完全に

あなたにとっては良いことなのかもしれませんが、私にとっては、いらない記憶です。というのが正解かな?という感じなんですね。

ただ、自分はずるいことをしたとか、自分は酷いことをしたとか、そういうのはあったのだなぁというのは、わかります。良心の呵責というのがあったのだろうと思います。

はっきりいって、そんなやつがいっぱいいるのですよ。。。

同じような件で、小学校の卒業式の日にある人から、うちに電話が掛かってきたらしいのですね。母が電話を受けたらしいのですが、

まぁ卒業式終わって、ぼーとしてるわけです。いつもぼーとしているのですが、母が「あいつ、電話掛けてきやがった」って、言っているんです。それで「誰?」と聞くと

「おまえの小1の担任。見殺しにしたやつ。「ご卒業、おめでとうございます。あの子は、無事卒業できましたか?」だと。ばかじゃない?その時、助けてくれなかったくせに、なんなの。なにもしてくれなかったくせに、まったく関係がなくなってから、無事卒業できましたか?なんて、どういうつもりなんだろ。意味わからない」

この時も、完全に忘れていた記憶が蘇り、相当気持ち悪くなりました。

なんというか、おそらくは人生の課題みたいなのがあって、それのほんとうの解答を自分で導き出さないと人は

同じことを繰り返すんですね。リピートし続けるんです。おそらくは、◯◯さんも、小1の担任も

同じような案件を繰り返したんじゃないか?と思います。その当事者なりの正解を出さないとリピートし続けるんです。

ふたりとも『酷いことをしたから、謝る』のが正解だと思ったのだと思いますが、私からすると、それは不正解でした。

人を再び不快にしてどうする!!!

私から見る正解は『これからの人生は良いことをする』なんですね。『新しいあなたになってください』という感じです。

そして、臆病な私の課題は『場合によっては、しっかり怒る』ということでした。私は泣くことはあっても怒ることがありませんでした。ずっと泣いていました。我慢する場面が現れる度に、ばかにされて泣いていました。

ただ、気付きました。
「あ、カード全部揃った。ロイヤルストレートフラッシュだ」と。

つづく

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