元日の地震の覚書 2

テレビで映る映像は、私から観ると、能登の中でも都会の方ばかり映るように見えた。そっちの方が家が密集しているために、事態は深刻だと思われる。

鳳珠郡穴水町の方は、人はとにかく逞しいが、高齢化社会という現実がある。

今日、母の実家と連絡が取れた。

倒壊はま逃れ、自宅は大丈夫で、全員無事とのことだった。地震が怖すぎて、海抜が高い集会所的な場所に避難したものの

電気と水が使えない状態で、できることはスマホとかケータイの充電基地として機能している。という話で、他には期待できないと自宅に帰ってきた。という話だった。自宅に帰ったのは

少なくとも、ガスとトイレが使える。というメリットがあったためだったようだ。

たまたまだったらしい。オール電化にしようとしたところ、業者から、ガスが使えた方がいいよ。という話が出たので、キッチンはガスのままにしたらしい。

トイレはオール電化で、最新の『ずっと流れているトイレ』というなかなか謎トイレを付けたらしいのだが、それは水と電気が使えなくなったので、使えなくなった。のだが

たまたま『外トイレ』があったのだ。内トイレを付けたが、外トイレを壊していなかったから、くみ取り式和式トイレを使うことができた。という話だった。

難しい選択だと思う。
電話の充電しか期待できない集会所にいるか
ガスとトイレが使える自宅にいるか

ガスとトイレが使えるのは強いと思う。
電話は縁者1人と繋がれば、わりとあとは飛び飛びで大丈夫だと思う。
自宅にラジオがあれば、暫くは必要な情報を得ることができるんじゃないかと思う。

ガスと水と米があれば炊飯は可能。お粥になっても、おこげができたって、いいさ!

土地柄、高い確率でおでんのようなものは作れると信じてる。

肉は難しいと思うけど、魚のホイル焼き的なものはガスが使えるのならば、できると思う。

小さい頃の感覚なのだが、鳳珠郡穴水町の母の実家は、自給率が高い記憶なので、潮汁的なものならば、もう作っていると思う。

たぶん、『おばあさんは川で洗濯をして』みたいな話があるじゃないですか。あれに近い存在の川はあるはずなんですよ。開発でどうにかしてない限り、『川はある』!ただ、徒歩では厳しい。そして、それは洗濯とか食器洗い以外は使えないような川で、基本

石だらけの中に細い川が流れているようなノリのやつだ。昔は蛍がいた。そんな川だから

水を汲んだら持ち帰るやつで、現在はそこでは洗濯はできない。

その川の水は飲めないと割り切って使う。まだあの川あるのかな?

ちなみに、金沢市にいる親戚は大丈夫だという話だった。よかった!

1組、鳳珠郡穴水町の縁者とまだ連絡が取れない。ケータイは電池切れだ。

どうか、ご無事で。
私は拝金主義社会のせいで、ケミカル暴露して、身軽な身体ではなくなってしまった。もう、石川県までは行けない。大概のことは自力でできたけど、もはや、人に頼らないとできないことばかりの身体にさせられてしまった。そんな仕事をしていないのに。

鳳珠郡穴水町の人たちは、地震というインパクトの強いダメージは受けた。でも、大丈夫だ。助けてくれる人が現れるさ!

私は信じてる。

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