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1.青い石から始まるおはなし1



こんにちわ。
2011年に、都内はずれで1人で雑貨カフェを細々とひっそりとオープンしたsaki&pekoと申します。
名前はわたしの中の2人、ふたつですが1人です。
その後の店や自分のまわりの出来事を綴ってまいります。
少しあやしくふしぎな世界も入りますが、よろしくです。


こんにちわ おはよう こんばんわ。

たぶんはじまりは、送られてきた石だった。

少し思い出をさかのぼり、あれはたしか2012年ごろだったか。関西の友達から、店に石の入った箱が送られてきました。

彫金をしている彼女は、東京のお客様の注文の打ち合わせにわたしの店を選び、材料の青い石をまとめて送ってきたのでした。

わたしは、石とか宝石は疎く、興味あるのは化石くらい。それまでは、その青い石のカイヤナイトという種類を知らなかったのです。
名前も知らず興味もない石だったので、届いた箱の石はその時みることはありませんでした。

しかしながら、彼女がその石の美しさをあまりに力説するので、わたしは夜ひとりでゆっくりと見てみることにしました。

夜、箱を開けると、指輪やピアスになる前のカイヤナイトの青い石たちが並んでいました。

(ふーん)
青い石はキレイでしたが、わたしは特に惹かれなかった。

するとそのときいきなり。
わたしの目から涙が流れたのです。
泣くんじゃなく、涙が流れたのです。

(なんだ?)

??なんだ?
なぜ私は泣いているんだ????
感動?美しさ?
いや、そこまで感動してないし、、、。
なんだろう?

なんなんだー!?

でも、これは何か意味があると思いました。
なんだかわからないけど、わたしにとって、何か。


実はかなり昔にセラピーを学ぶ授業の中で、自分の身体をリーディングしたことがありました。
そのとき、身体の真ん中に大きなアーモンド型の青いものが見えたのです。

魂かな?わたしの魂は青いのかもしれないな。

そのときは漠然と疑問に思っていたのだけど、石を見たとき、思い出したんです。

あれは、青い石だったのかもしれない。わたしの身体の中に青い石があるのかもしれない。
  

もちろんそれはわかりません。けれど涙がなぜでたのか?それは、身体の青い石が反応したのではないか。そんなふうに思いました。

その話をしたかしないか忘れてしまいましたが、それがきっかけで、ネパールの研磨工場からその石を直に販売している方を紹介され、いつしか店で石の展示販売が始まったのでした。


ではまたね。


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