17 Mクリニックという職場 其の2

6月だったと思います。暑くなり始める初夏でした。
クリニックの休診日(事務はやっている)に面接に行きました。
院内は冷房が入っておらず、上着を着ていた私は汗びっしょりでした。顔の汗をハンカチで何度も拭きながらの面接でした。

面接は院長ではなく、事務を取り仕切っていると思われる社員の方でした。
印象的だったのは、「ここで働いているスタッフは、学力の低い人が多く、犬治郎さんのように大手企業でお勤めされてきた人は、ビックリされるかもしれません」「患者さんは経済的に余裕のある人達ばかりなので、レベルが高くてよいのですが、スタッフはかなり落ちる」「院長も機嫌の悪い日は怒鳴ったりする事もある」
そして、時給の話になり、あまりの安さにビックリ仰天。一般企業での事務の時給より400〜500円も安かったのです。思わず、「そんなに安いんですか!」と言ってしまったほど...。あれだけの高額の治療費に、日本全国・海外にも患者がいて、かなり儲かっているはずなのに、この時給かい、と驚愕しました。
直接雇用なので、派遣会社の求人で見た時給より200円も安くなりました。

「この近辺の病院やクリニックの受付の時給は、うちよりもっと安いんですよ」と言われました。この業界はそういうものなのか... これなら今まで勤めていた業界で働く方が全然いいやと思いました。
せめて○○円になりませんでしょうか?と200円増しの金額をお願いして、その日は帰りました。汗で洋服もびしょびしょの帰路。

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