Sugata ①

こんばんは。
今日は日差しがありましたが、窓の外に吹く風はちょっぴり冷たいものでした。

窓を閉めたままでは生暖かい空気が籠りますが、窓を開けると寒くなってしまう。
調節がなかなか難しいです。


さて、今日は「楽しそうな姿」について書きたいと思います。


今朝、ご飯を食べ終わりテレビをつけました。

私はご飯を食べながら映像を見るのがあまり好きではありません。
「ついで」という感じが、ご飯にも、映像を作った人・出ている人に失礼かなと思ってしまうからです。

世の中では「〜ながらできる」が価値を持ち始め、その恩恵をたっぷり受けているのですが、
どうも食事とだけは苦手です。

球場での野球観戦時そうで、
選手のプレー中に食べるのに抵抗があり、いつも食事のタイミングを失います。


話が逸れました、戻します。

テレビを見ながらなんとなくチャンネルを回していた指は、ある音が聞こえるとともに止まります。

それはバイオリンの音色でした。

番組のタイトルは「題名のない音楽会」。
葉加瀬太郎さんが、プロを目指す3人の方に指導をするという内容でした。

3人のうち1人が、オーケストラのメンバーとしてプロデビューができるというもので、今回はその最終オーディションの回。

私はこのシリーズをずっと見ていたわけではなく、初めて見るのが最終回になってしまいました。

始めに葉加瀬さんがお手本で「情熱大陸」を演奏します。
私にはバイオリンの上手い下手はさっぱりわかりませんが、葉加瀬さんの演奏には心震えました。

その後、3人の方が順番に演奏し、
演奏後にアドバイスをしていきます。

音楽はこういうところを見るのか!という観点が分かり、とても勉強になりました。


さて、その3人の中で、1人の方がとても笑顔で楽しそうに、全身を使いながら演奏をしていました

弾いているのは同じ曲なのに、なんだか明るく、みんながのっている演奏になっていました。

その方の演奏後、ピアノの方が感想を述べていました。

うろ覚えですが、

「彼女を見ているとこっちまで楽しくなる。〇〇(シンバル)なんて一番力入ってたでしょ。」

と絶賛されていました。

私も見ていて、とても楽しかったです。
同時に、これはすごく大切な事だと感じました。


みんなで演奏する音楽は、しっかりと揃って美しい音色を出すのを目標とし、
そのためにはひたすら練習するのが大切なのだと思っていました。

しかし、大切なのはそれだけではなかったのです。

今回の演奏において、
この方の楽しそうな姿は、演奏全体のクオリティを上げる「スイッチ」だったと思います。

その方の姿を見て、周りのオーケストラの方まで気分が上がり、みんな楽しく演奏をする。
そこでは緊張が適度にほぐれ、実力を出しやすくなるのでしょう。


これは音楽だけに通じるものではない気がします。
楽しそうな姿は、他の人のパフォーマンスや学び「スイッチ」を入りやすくする。

自分もそういう姿で物事をこなしていくべきなんだな、と強く感じました。

つづく

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