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6年間の思い出

昨日の夜、静かに天使になったモルモットのもじゃおくん。
6年前のゴールデンウィーク初めに、めだかの餌を買いにいった時
一目ぼれした、売れ残りモルモットちゃん。
1歳過ぎていた。
すっごく可愛くて、犬猫禁止のマンションだったから
即決。
ゲージのほうが本体価格より高くてびっくりしたっけ。
それから、みんなで名前を決め
もじゃもじゃのもじゃおくんに決まった(笑)
人に言うとき恥ずかしい名前だったかもしれないけど
可愛くて大好きだった。
もじゃおくんと千葉に引っ越して、コロナ禍もあったので
我が家に犬と猫がやってきた。
もじゃおくんは元気に、餌を催促。
犬や猫に主役は取られていたけど、変わらず可愛く過ごしていた。

異変は2か月前から。
もじゃおくんが臭くなった。
もじゃおくんが、というより、もじゃおくんのゲージ周囲が
悪臭を放っていた。。で気づいた。
「おや?おしりに何かできものが」
みるとお尻の横あたりが少し膨らんでいて
調べると腫瘤のようで、
「病院に連れて行って取ってもらったらストレスで死んだ」
みたいな声を聞き
家で自然に看取ろうか。苦しんでいたら行こうかってなって。
(これは人間のエゴだったのかもしれないけど)
手術して病院で死ぬのだけは嫌だった。
それから一昨日まで、すこしずつウンチとおしっこが減って
少しずつ変化していたけど、相変わらず餌を催促したりしていて
きっと、そろそろだねって言いながら過ごしていたんだけど。

一昨日から、動きが悪い・・・
ウンチが減っている。
餌をあんまり食べていない・・・
あ~あと数日かも。
そう思っていたのだけど
昨日、「あ、やばい」
死ぬかも。
子どもたちが帰ってきて、今のうちにお別れをしてと
最後に写真を撮ったり抱っこしたり。
でもまだ息してるね、って。
1時間後。
「お母さん!もじゃおが動かない」
三番目の悲痛な声で見に行くと、もう硬くなっているもじゃおくんの姿。
でも目を閉じてなんだか穏やかな顔。
急いで家族招集して
お別れしなきゃねって火葬の予約して。
不思議なことに我が家の猫だけこの数日もじゃおのいるリビングを離れず
天使になった時、近くにずっといた。
わかってるんだなあって。

子どもたちが悲しんでいる姿が余計悲しかった。
それぞれの悲しみ方で、お別れをした。

天使になったもじゃおくんは火葬して骨をもらって。
その骨みたら涙出てきたけど
49日までは家で過ごして、その後、お庭に埋めようって
毎日線香もあげようって
写真ともじゃおの大好きなにんじんと餌をお供えして。
(埋めれるよう紙の骨壺にいれてもらった)
台の上に乗ってしまう我が家の猫ちゃんが
この台の上にだけは乗らないでいる。
やっぱわかってるなあ。

にんじんの皮を剝き始めると「きゅーんきゅーん」って泣いていたのに
声が聞こえなくて料理しながら泣きたくなった。
にんじんを見るたびにもじゃおを思い出す。
もじゃおくん今までありがとう。

もじゃおくんの生きていた証にこの投稿を残します。


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