何もないことに気づいた日

日々は目まぐるしくてため息してる自分にハッとなる毎日だから、当然自分と向き合う時間なんて後回しになる。

そうやってなんとなくそれっぽく、忙しいふりをしながら目を背けてきたことが、社会にでて2年経った今、私を容赦なく刺してくる。

駆け抜けた2年を振り返ることすらもう怖い。
自分って何なんだっけと突然原点に逆戻り。

まだ若いという誰かの言葉は、もう自分に向けた言葉ではなくなってしまったことを察する。

昔から整理は苦手だ。整理が苦手だからか物を捨てることに案外執着がなかった。社会にでてから色んなものをとにかく手放して身軽を目指した。大人になってから物だけでなく物以外にもそれをすることにさほど抵抗をする事がなくなった。学生の頃、あんなにも友達コンプレックスだったのが嘘みたいに、友達の存在に希望を求めなくなってからは、お互いにどうでもいいと思える相手はとっととそれを見極めて自然に距離をとった。最後に残った友達と呼べる友達は1人で、まあなんとも虚しいが、全然悪い気はせずむしろその子がより大好きになった。先人が言う友達は量より質だという言葉は、やはり先人ゆえ正しいのかもしれない。

友達の有無に関わらず、自分の人生は自分の手でしかどうにかできないことを社会に出てより思い知らされた。変わりたいといって誰かが手伝ってくれるなんてそんな甘い世界は社会にはなかった。
そうなるとまた、自分について考えざるを得ない。

ぐるぐるぐるぐる
自分とは何なのか、何者なのか、何者でもないのに何になろうとしてるのか、
答えが出るはずないのを分かっていながらとにかく考えてため息を吐く

24歳、案外険しい

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