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この湧き上がる気持ち

お笑いが好きです。

何かを好きっていうのは、日々の活力であり潤いであり、豊かさだと思っています。

そしてその気持ちは感謝に変わります。

あまりある幸福をいただいているので、なんとかお返ししたい。

課金とかグッズとか握手券とか、
散財しエラい目に遭う。

こういうのは、そういう気持ちが根源にあると思うんです。

(私は、笑っている行為自体にお金を払いたいので、やらないことにしているんですが)

あふれるこの気持ちをいかにしよう。

その最たるものが、芸人さんの「info」さんだと思っています。

SNS上にて、推しの芸人さんの情報を流してくれる、ほとんどが非公式のinfoさん。

なぜそんな人が存在するかというと、事務所の「公式」さんが流してくれないから。

諸々の事件からもご存じのようにマネージメントに手が回らないため、告知は芸人ご本人もしくは主催している劇場や企画、番組側がほとんど。(自分ところの商品を宣伝しないなんて良く考えたら変だけどな)

バラバラの場所から、情報を出されると見逃しがち。そういった情報を一挙にとりまとめて、流してくれるのが芸人infoさんです。

ほとんどがボランティアで、一般の方であることが多く、その更新度はアカウントによってまちまち、です。

SNS上に転がる推し芸人さんの情報を逐一全部調べて、例えば「○○(番組)に映り込んでいました」とか「××(ほかの芸人)のインスタに載りました」とか、細かいところまでそしてタイムリーに拾う仕事ぶりを見ていると、

その芸人さんに使う時間と労力に愛を感じます。

しかもinfoさんは自我をほとんど出しませんので、

情報の精度が高ければ高いほど、自我が埋没しており、なんだか崇高なものに見えてくる。

ファン代表のような立ち位置があり、私は、若手でもinfoさんがついていたなら、ちゃんと固定のファンがいるんだな、と見る目が変わったりもします。

その芸人さんが売れることを望んで、見る人に便利にしてくれているinfoさん。

ですが、その「代表」のような感じに反感を持つ人がいるのか、いやな目に遭うことも多いようです。

SNSの匿名性の悪いところが出て、攻撃されたり悪口言われたり、といういやなツイートをいくつか見てしまった。

裾野が広がれば、変な人は必ず混じっている、と済ませてもいいんだけど、

なんとなく黙ってられないような気持ちになります。

崇高なファンに、私たちの代表になにしてくれてんのよ、と思う。

芸人さんに罪はもちろんないのに、そういうファンがいる芸人さんを敬遠しそうになる気持ちも表れ、

infoさんのことを考えればそう思われることはつらいでしょうし、

なんともいえないモヤモヤが広がります。

それで、前置きがいつものように長いですが、ちょっと思い出したことがあったので、書きたいと思います。

あれは私の大好きなニューヨークが炎上していたときのことでした。

いやその少し前です。

私は、SNSで見知らぬ人の生活を見るのが大好きなんですけど、ある時期、劇場に通う十代の女の子たちのアカウントを観察していたことがありました。

気持ち悪い。というのは自覚しております。それはいったん置いておきましょう。

で、ニューヨークが大好きな子がいて、地方に住んでいる高校生で、バイトしてお金貯めて、渋谷に来てライブ見て、出待ちをする、っていう子で、

すごく純粋に応援しているのが好ましくて、十代に戻りたいとは思わないが、この子になら私なりたい、とか思っていたんです。

ニューヨークが(プチ?)炎上しまして、

その子は芸人名で検索かけて「いいね」する子だったので、

たくさんの心ないツイートを見てしまい、傷ついたツイートをしてました。

そのうち、自分が攻撃されているような気になったのか、「何か言われるとこわいので」とツイッターを閉鎖してしまいました。
自分の大好きなものを否定されることって、すごく怖いことだ。私は四十過ぎても未だに怖い。

私もあの時期、誰彼かまわず攻撃しているような人を見て、つぶやかないでおこう、と思った。

いやな目に遭いたくないもんね。

だけど、その子のことがあって、こんなのいかん、すごいムカついてきちゃった。

自分がどう思うかは人それぞれだから、どうだっていい。つまんないとかさむいとか思っていいよ。つぶやいてもいい。

でも、イチイチその人のファンに言うのは違うだろう。

ましてや、好きだと言っている人を批判することは違う。

好きだ、っていうことをなぜ止められなければいけないのか。

そんな弾圧に屈したくない。

怖じ気づいていたのに、急にファイティングポーズを取り出す当時の私。
わたしは書くぞ。ニューヨークのよしログ楽しみ。大好き。
なんか言ってきたら返してやろう、とも思っていました。(今から考えたらだいぶしょぼい呟き)

幸い、誰も何も言ってこなかったけれど。

後から、他の人たちの言い合いを見ていて埒があかないことを知った。

一番よいのは結局、

ブロックと報告

そして忘れることだとその後わかるんですが。

いやなこと言われたら凹む。

いつまでも気持ちが落ち込む。

だけど、私は怒りに変換することにした。

正義はこっちにある。そして思想は絶対に他人には曲げられまい。

だから、何が言いたいか、っていうと、infoさん、頑張って!ってことです。

責任を押しつけられたように感じたら、ごめん。

でも好きで、芸人さんを応援したくて、やっている行為はとても肯定的なすばらしいことだ、って言いたい。

本当にいつもありがとうございます。

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