見出し画像

THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2023 感想

THE SECOND
超良かったー!

芸人さんたちの感想のラジオを聞いてだな
噛み締めてだな
とか思っていたら、
余裕で10日ばかりが経過していたものの、
まあ良かったかも。
あっちゃんのYouTube大学見たから。
最後に書くけど、
よだれ垂らして、
しかもすぐには飛び付かず遅めに見たんだけど
松ちゃんのことばかりで
期待したほどの水差しじゃなかった。
なんなら
大会は面白かったつってる。
なーんだ(あくび)
本当にの水差しってのは
ゆにばーすのスタンドFMみたいなことを言うんだ。
あれが権威への意見てやつだ。
意見はさまざま。
大体のことはこっちの期待したほどではない。
これくらいで大騒ぎになるんだなー、と思っている。
(あとで知ったが、編集された後のものを私は見ていたらしい。
 知性のくだりとかがなくて、聞き逃したかと思った。マイルドバージョンだったのかも)

さて、こちらは誰も何も期待していない
今更全ネタと大会のおさらい感想を書く。

金属バット
ことわざのネタ。
どうなるんだろこの大会
と思ったところに
この2人の登場でテンション上がった。
カッコいいよねー
金属バット。
どこまでも媚びてない感じとか
ネタの内容も入りは小難しくない感じとか
それでいて技術があって、
ワクチンの思想のくだり
好き。すばらしいと思う。
足の長い2人のあの立ち姿も良い。
結局、見た目。
いや、見た目も含めたすべてよ。
この大会が続くとして、
全ての始まりがこのコンビからだな、
と思ったら興奮。

マシンガンズ。
準決勝でやった仕事のネタ。
でももう内容は忘れちゃった。
見たことあるけど、
またちゃんとウケている
と思ったことが印象的。
自然体でこんなに笑いをとるのって、
すごいことだ。
最もすごい、と思うのが、
一見簡単そうに見えることだ。
でも誰も他にやっているのを見ない。
いたとしても、あんなにおもしくできているの見たことない。
要するに簡単にはできない。
ネタと人とスタイルが融合しているからこそできる才能と場数による
唯一無二の漫才だ。
そいで
立ち話が漫才とする理論
で言えば
最も漫才的に私は思える。
どんな漫才でもおもしろければ何でもいいけど、
こういうスタイルの漫才ももっと増えてほしい。
漫才協会に入会されていたけれど、ぴったり。
落語の合間にマシンガンズ見ることできたら、
最高じゃない?

松ちゃんに名前を間違えられるハプニングで、
この大会の空気がめちゃいいことを実感した。
そいでどっちも同じくらいかなと思ったけど
マシンガンズが勝った。

スピードワゴン。
四季折々の恋。
このネタ好き。名作。
小沢さんはもちろん
井戸田さんって面白いしすごいよね。
顔も声も全部おもろい。
この後を知ってから見ると
他のネタは何をしようと思ったのか気になる。
小沢さんの表情は予選からずっと良くて
表情ひとつひとつが大会を爽やかなものにしていた。
負けてしまって残念だったなー。

三四郎。
占い。
え?占い設定だったの?
ってくらい内容で吹き飛ぶ。
準決勝で流れ星を破った
私的には準決勝1位のネタ。
テレビでやらないのかな
と思ったら、やる。
このネタの何が一番最高かっていうと
ニッチな内容かどうかとかじゃなくて
小宮さんのパフォーマンスがぶち上がっているところだ。
声が枯れることなどいとわず
しびれるツッコミが炸裂するところ。
だからこそ
どこがフランス映画じゃ、
と思う。(あれフランス料理だっけ?)
内容伝わるいかんに関わらず
伝えようとするその姿勢が
カッコいい。
そしてあの頃の三四郎と変わっていないことも胸熱だった。個人的に。
私が好きになったときの三四郎。
あの危なっかしいながらも、
情熱過多の三四郎だ。おかえり、と何度も思った。
帰ってきてはなくて、
ずっとそこにいた
私が気づかないだけ、かもしれんが、
エモーショナルになったです。はい。

松ちゃんに小宮さんが喉かエネルギーかの心配をされつつ、
三四郎が勝った。

ギャロップ。
カツラ。
私はお葬式のくだりが一番好きなんだけど、
みんなはどうかな。
「ほなこうせいや」系漫才と私は呼んでいて
このパッケージは苦手なのだけど、
(正確にいうとパッケージが見えた時点で不自然に感じて先を予想してしまう体質)
それでも十分面白かった。
漫才に重心があるとすれば、
まったく動じることがない
強硬な筋肉を感じた。

テンダラー。
ネタの説明をどう書けばいいかな、
準決勝にも入っていたけど
そうじゃないのも入っていた。
そしてこの2人も漫才筋肉ムキムキ。
ギャロップはなんか足腰の筋肉が強くて
こっちは全体的に細くしなやかな筋肉だ。
書いていて何を言わんとしているか、
私でもわからないけど、、、。
とにかくカッコいい漫才師をあげなさい
という問題がテストででたら
答えとして花丸もらえるし、あげる。
「漫才師」としてイケてる2人と思っている。
ブレのない完璧なステージだった。
動きに一切無駄がないところも
声もトーンも全て
漫才のために完成されている。
子供が小さかった頃(15年前くらい)、
NGKで初めて漫才を見たとき、トップバッターで、
そんなに知らずになにげに見ていたのに
こんなにすごいの!?
と、度肝抜かれたことを思い出す。

個人的にはどっちが勝っても納得だった。
毛利さんのあの感無量のリアクションがよかった。
毛利さんのイキリエピソードはたくさんあるけど、
漫才しているときはなぜあんなに真摯なのか。
そういえばノンスタ井上さんにもそんなこと思ったことある。

超新塾。
社長のネタ(あとワクワクさんのネタ)
私、超新塾、好き。
メンバーチェンジしつつも
毎回華やかさがエグいと思っている。
思い出話しちゃうと、
M-1予選の花形だった。
あくまでも私の中の思い出だけど。
予選を昼から夜まで永遠に見ていて
どんなに面白くても何も笑う気にならない
というときでも
超新塾が出てくれば、
ガラッと雰囲気が変わって、
大きな笑いをとり
会場も私も生気を取り戻した。
超新塾が香盤に入っていれば
楽しいことは保証されている。
長崎のボートレース営業にきていて
見に行ったなあ。あれ、イオンだっけ。
最後のモノマネのくだりで
今回はワクワクさん。
なぜ今あの瞬間にワクワクさんなんだろう、
って、いつまでもニヤニヤする。

囲碁将棋。
モノマネ。
ある程度はわかっていたけど
本当にわかった
何度もわからされてきた
とも言えるし
わからせてやった
とも言える。
会場のお客さんのコメントのとおり、
モノマネやらないのに、
モノマネのネタで、
ワード、切り口、言い方すべてが独特のスタイルで笑いが増幅していく感じ、
みんなに知ってもらえて良かったー。
なんて、どの目線でなにを言ってんだ、
ってかんじですが、
そんなことよりも何よりも面白かった。
幸せ。我が家は家族で囲碁将棋を応援しているので、とっても満足です。

ダイタクのYouTubeラジオ聴いていたら
ダンビラムーチョの大原さんが私と同じ意見で嬉しかった。
この対決が一番私の中で悲しい。
どっちかが負けてしまうなんて。
私の気持ちは関係なく、
大差で囲碁将棋が勝った。
ここで一番のハイライトが来る。
超新塾の人文字
「囲碁将棋のしてきたことは『正』しい」

文田さんが「泣きそうに」なるといっていたけど
私はガチ泣き。
ここで泣いたのが初めてじゃないけれど。
オープニング映像で泣き
マシンガンズがウケてるってことで嬉し泣きし
三四郎小宮さんの「松ちゃんおまたせ〜」でエモさにうるっときて
毛利さんの勝利後の目の潤みでもらい泣き。
ぜんぶちゃんと泣いた。

さて
第二試合は勝ち進んだ
マシンガンズと三四郎。
マシンガンズは
さっきのトークをたっぷり入れて
ネットの書き込みのネタ。
このへんからもう何を言っているのか定かでない。
私の老化による耳の遠さか。
だけど、なんかずっと面白くて
そしてむちゃくちゃだな
と思って笑いっぱなしだった。

三四郎は弟子入りのネタ
舞台で何回も見たけど
しっかり面白い。
なんだったら、最初見た時の記憶より、
相田さんの不気味さが増したのか、
面白く感じた。

小道具について
松ちゃんが言及し、
お客さんはどのくらいの加味するのか
気になったのだけど
関係ないようだった。
私の意見も「関係ないだろ」だから
良かった。
客なので、こっちは。
プロじゃないから技術などは知る必要ないし、
そういう大会だと思う。

そしてまさかマシンガンズが勝ち上がるなんて!
マシンガンズの2人の表情がいちいちよい。
本気のリアクションでステキ。
予選のときからそうだ。
裏表を感じない直球で
飾り気のないステキさが2人にはある。
滝沢さんのビジュアルについて
盛り上がっているようですが、
作ってない感じというか
本来の年相応の自然なビジュが
私なんかは
良き
と感じているが、みんなはどうなんだろ。

ギャロップと囲碁将棋の対決。
大会的にここからワクワクに拍車がかかってくる。
この対決がここにくるところが、
後から思い返しても、
すっごくいい。
ああ、どうなるの?
すっごい対決くるよ!
って思う。
結果知っていて、もう一回みても、
そう思う。
映画で言うと、クライマックス前の
ビッグターニングポイントだ。

囲碁将棋は副業のネタ。
何度見てもそのたび
いい
って思えるネタがあるけれど、
このネタは本当にそうで
でっかい駐車場つきのラーメン屋や
個性を殺す漆黒の服、制服
など何度も笑えるワード盛りだくさん。
あと囲碁将棋のネタで好きなのは、
ボケの配分。
前半と後半でボケを発進するほうが変わるんだけど、
半々でないところが、
いや、むしろツッコミらしきワードさえも
カウンターパンチではなくて、
こっちにツッコミを委ねているところがあって、
クール。
選挙公約のところとか。

ギャロップは
準決勝ですばらしいと感じた電車のネタ。
大宮ラクーンよしもと劇場でのアフタートークにて、(配信買った)
前後の感じを見てネタも
また強くいう箇所も変えたといっていたけど、
「おじいさんっ」って呼ぶとこ
面白かったー。
林さんは
何であんなにおかしいのか。
終始上品で紳士で真摯で、
まともなことしかいっていないのに
面白いの
どうなってんだろ。
そしてどんどんカッコよく見えてくる。
不思議。

囲碁将棋が勝ったのでは?
いや、でもどっちも面白かったけど、
と思ったら
同点で
ふわあと鳥肌たった。
松ちゃんが「やらせでしょ」としつこくかぶせてきて
ここにも笑った。
いや、面白いよ。
コメント、制限もいっぱいあるなかで
あのスピードと短さであんなこと言えるでしょうか。
これはどの番組見ても、いつも思うことだけど。
おもしろくない、とか言っている人は何を見ているんだろう。簡単だと思ってんのかな。
で、第二試合あたりから
すべての瞬間が、とってもウケ出して
ネタ中の雰囲気も
合間のトークもお客さんのコメント含めて
ドンドン面白くなってくる。
ほぐれてきたのか
司会の東野さんと松ちゃんが
もしくはあの場所の人たち全部が
何かをつかみ出したのか。

決勝は3点の多かったギャロップが勝ち上がり
先行のマシンガンズは「ネタがない」と言い訳しながら
この日1番の熱量。
というか、私のこの日の1番の漫才はこれ。
だって、すごく面白かったもの。
何言ってるかわかんないし
構成も何もないし
それでも最高だと感じた。
後にも先にも賞レースで見たことがない最上のものだった。
ものすごいことだ。
感動しちゃって。

勝ったかなあ、
と思って、ギャロップのフレンチのネタ見たら、
あら、これはわからない
とも思った。
フレンチの修行に出たあたりから、
これはヤバイかもとも思った。
充電のバロメーターがグングン上がっていくのを見た。
カッコいい漫才だった。
ウケるんだろうなと思ったけど
予想以上の爆発だった。

結果はギャロップ圧勝。
圧勝かい、と笑った。
圧勝とわかるまでかなり長くて
そこも面白かったなー。

すばらしい大会で
優勝決まったあとの参加した芸人さんたちの
清々しい顔にこれまた
良い大会だった。

アフタートークやさまざまなインタビューを
読み漁る限り
我々が外野から
「こうした方が良かったんじゃないか」とか
「これがちょっと、ねー」とか
の口出しの類のほとんどは
考え尽くされ、シミュレーションをした上での結論だったらしいと知る。
つまり少なくとも私よりも遥かに頭のいい人が作っていることがわかった。
で、
じゃあ何であの大会やこの大会はできてないの?
という疑心暗鬼が産まれる。
これまでの賞レースで
ほんの少し嫌だな
と思っていたことを
この大会は全然やらなかった。
例えば
裸でウオーみたいな宣材
お涙ちょうだいの苦労話
ネタ中の客席や審査員のリアクションカット
自称「お笑い好き」芸能人ゲスト
出演者の睡眠を奪う全ての行為(生配信や朝から密着生出演→これは流されればありがたく見るけどさ)
などなど。
いろいろやってみて答えを見つけるものだよね、
とこちらは完全受け身だし
自分にやれと言われればできないわけだから
これまで許してきたけど
やろうとして絶対にできないことではないと
知ってしまった。
私のお笑い年表の中でも、太字で書くぐらい
大きな出来事だ。
罪深い大会だよ。
娘は「なんだかR1がかわいそうになってきちゃった」と大会そのものを擬人化して同情していた。
「ホントに得しなきゃいけないのはピン芸人さんなのに」とも言っていた。
やさしくね?うちの子。

まあそんなことはさておき、
来年再来年とまた続いてほしいですね。
と、安易に行ってみる。
ちょっと無理かもな、ともどこかで思っている。
奇跡的すぎることがたくさん起こったからだ。
特に、
お客さん審査だ。
今回、決勝のテレビにおいてお客さん審査にして変なことが起こらなかったことは
けっこうな奇跡ではないか、と思っている。
私があそこで審査する人になったとしたら、
押し間違いしたり、
コメントで変なこと言ったりする自信がすごくある。
緊張で自分がどう暴走するか未知数だもんで。
なんどかそう言う場面でやらかしているし。
かなりそこに神経を注いだのかもしれないけれど、
もしそうだとしたら、
毎年毎年できることでしょうか。
期待しないほうがいいのでは、というのが私の意見だ。
今回、この大会が成功したのは、
変な審査にならなかったことが大きい。
どのひとも面白く、
そしてそれ相当の評価を得た、と感じることができたのは、
あからさまに人気点や忖度のある点数差がなかったためと、考える。
今回たまたまなんじゃないか、
だってプロ審査員のときでさえ、
「それはないだろ」と机たたく年があるんだから。
それくらい審査した今年のお客さんは
すばらしかった、ともいえる。
あの長い4時間を耐えられたのも、すごい。
トイレはいけたのでしょうか。
さんまさんが「長いからフジテレビにいうわ」と言っていたけど、
それは絶対やめて、とも思った。
短くなるのは、予算やばい、ってなったときだけにしてちょうだい。
そんなことを表で見えるところでも言う人がいるのだから、
裏ではものすごい矢が飛んでいる気もする。
隔年開催でもいいよ。
またやってほしい。
大変楽しみましたが、無理はなさらないで。
絶対届くことはないだろうけど、言ってみる。
それくらいの幸せをいただきました。

あっちゃんのYouTubeは
権威に言ってやったとご本人が思っているとしたら、
本当にもうテレビとか見ていないんだな、
って思っちゃった。
ニューヨークはじめ、そこらへんの世代が大いに直接言って、面白くしている今日この頃。
権威を逆手にとって、ウケをとっている。
だから、自分のこと棚上げていうけど、
ちょっと遅いかも。
関係ないけどあっちゃんが
よしログでニューヨーク絶賛していたのを覚えている。ニューヨークが好きすぎて、本人たちの前で単独ライブ全ネタ感想を読み上げるイタファンみたいなことしていた。
古いカリスマ像をいつまでも心の糧にしているお笑い好きなのかもしれん。
オリラジのネタは
子どもが小学校のときめちゃ好きだったよな。
パーフェクトヒューマン。
うちの子の知性すごいかもね。
なんちゃって、この話題、もう古いようだ。
みんないじり尽くして終わった感ある。
あと表に出ているマイルドなことしか見ていないから、
こんな意見なのかも。
でも、内容の大したことなさ、にかかわらず
これだけ言われるってことは、
誰が言うか、って大事なんだな、と思った。
確かに鼻にはつく。

川瀬名人のことは誰も言ってない?
スタンドfmの感想を書いておく。
はらちゃんの「あー、それはそう思ったー」が
ちょっとちょっと!と思うだけで意見はやっぱり人それぞれで
それでもいい。
むしろあっちゃんもそうだけど
ストレートに言ってもいいよ。
いろんなことが見えてくる。
名人はM-1が本当に好きなんだな、ってことがわかった。
ほかの大会など眼中にないのだ。
Mー1と並べてみるものではない気もするけれど、
比較によって、
THE SECONDが他の大会に影響を確実に及ぼすのでは、
とそれを聞いて思った。
マヂカルラブリー野田さんがゲーム配信で言っていたとおり、
これまでの売れていない苦労なんていうのは、THE SECONDに出場する芸人さんにはかなわない。
今後、それを加味せずに使用したら、
薄く軽いものに見えてしまう可能性がある。
変えなかったら変えなかったで、
今まで培った大会の価値を揺るがしかねないリスクある。
この大会で
少なくとも私はの賞レースに関する見方が変わったから。


それでは言いたいことは言えたと思うので、
長々と失礼しました。
何者でもない私のこんな私的な意見のみの長文を
ここまで全部読み切ったあなたは変態です。
ありがとうございます。
なにかあったら、こっそり改訂するかもです。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?