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【妊婦の1日】今年は厄年で大殺界で裏運気

新年早々、さまざまなニュースが飛び交い心がざわつく時間が続いています。どうか皆さんが心穏やかに過ごせる日々が訪れますように。

出産を控え、妊婦として迎えたお正月。
今年は厄年ということで、ちょっと心がざわざわしています。

ゲッターズ飯田さんの五星三心占いによれば、2024年の私は裏運気、細木数子(かおり)さんの六星占術によれば大殺界。厄年というだけでも、びびっていた私ですがここまで重なった1年を迎えたとなると、なんだか怖いを通り越してどんな1年になるのかわくわくする気持ちも生まれてきます。

とはいえ、出産だけは無事に終えたい。
時期をみて厄祓いだけは行っておこうと思います。

ご近所の神社でひいたおみくじは
諦めずに安産や子育てのご利益があると言われている地元の神社でひいたおみくじは末吉。ちょっと上がっていて一安心のつもりが、隣で失笑している旦那をみたらまぁまぁ面白いことが起きていることを実感しました。きっと今年は予想外でびっくりするようなことが色々起こるのだろうと、今から覚悟しています。

ネガティブが爆発した結婚記念日

先日迎えた1回目の結婚記念日。記念すべき日だというのに私のメンタルはぼろぼろになっていました。何が原因なのかわからない、イライラやモヤモヤがずっと頭のなかにあって、悲しくて苦しくて辛くて……。

世間のさまざまな出来事に勝手に胸打たれているだけかもしれない。SNSで過剰に情報をキャッチしすぎただけかもしれない。

自分1人で立て直したくて、どうにか内省をしてみたのだけれどなかなかうまくいかず、彼と同じ空間にいるとネガティブな感情をぶつけて攻撃してしまいそうで……。「ちょっと離れて過ごしたい。実家に帰りたい」と寝起きの彼に懇願しました。

彼は不思議そうに私をみて、悲しそうな表情になって「どうしたらゆうこが元気になってくれるか考える」って呟きました。

私は支離滅裂に、ただ流れてくる感情を読み上げるようにつらつらと話します。

私はやっぱり仕事がしたい。お金を稼ぎたい。自立していたい。誰かの稼いだお金をのうのうと使ってダラダラと過ごす毎日が辛い……。でも、子供が産まれたら、自分のやりたい仕事というよりは育児と両立できる仕事を探さなくてはいけないと思うし、正社員に戻るなんて不可能だと思う。でも私は仕事をしている自分が好きなんだ。

気がつけば私は出産を控えた専業主婦が何を言っているだという戯言を垂れ流していました。彼は小さくうなづきながら、言葉を探してくれています。

俺も子どもが産まれたら、沐浴をしたり、ミルクをあげたり、オムツを交換したり……。
育休もとりたいと思っているし、保育園に入れたらお迎えも行くし、急な呼び出しにも俺が対応するつもりでいる。育児が始まってみないとわからないことばかりだけどさ、ゆうこはとりあえず「やりたい仕事」をみつけて就活挑戦してしてみていいと思うよ。

しっかり目を見て伝えてくれます。
それでも私の感情の音読は止まりません。

そんなに旦那にばかり子どものこと任せて普通の母親じゃないよね。そもそも私は子供が欲しいという感覚がわからなくて……でも、あなたが欲しいっていうから不妊治療しただけであって、仕事辞めて転職活動もできなくて、だらだら扶養のなかですぎていく妊婦生活が苦しくて……、妊娠している身で、お腹のなかの赤ちゃんにはもちろん無事に産まれてきて欲しいって思うし、今この子に何かあったら私は本当に死んでしまうと思う。でも「この子のせいでやりたいことができなかった」なんて将来思いたくもなくて……。

私の言っていることは最低です。ないものねだりです。それでも彼はいつもよりも張りのある声で、

不妊治療も妊婦生活も頑張ってくれて、これから出産だって頑張ってくれるゆうこに、俺が返せるのは産まれてきてからの育児しかないし。それでも足りないくらいだと思っているよ。

と返してくれました。さらに彼は続けます。

子供はずっと欲しいと思っていたんだけど、いざ自分の子供ができた、妻が妊娠できたってわかったとき、想像の何倍も嬉しかったんだ。

妊娠後期、初めて彼の気持ちを聞きました。
私は妊娠がわかったとき、

もう不妊治療しなくていいんだ……やっと解放される……

という気持ちが全面にでてきて、彼の「嬉しい」とは別の意味での「嬉しい」に喜んでいた気がします。

お腹の子に謝りながら

お腹を撫でながら「あなたの存在を1番待ってくれているのはお父さんだよ」と、話しかけました。普段は恥ずかしがって、お腹に話かけることができない彼の代わりに声にだして伝えてあげます。

いつものように私のお腹は波打っています。激しめに揺れるお腹を見ていると、内側から叱咤されているような気さえします。

こんなお母さんでごめんね。でも私もあなたが私たち夫婦のもとにきてくれて本当に嬉しいんだ。ありがとう。お父さんのためにも頑張ろうね。

彼には聞こえない小さな声でお腹の赤ちゃんに囁きました。「彼の子供を産んであげる」という目標から、「私たちの赤ちゃんにもう少しで会える」という前向きな感情にそろそろシフトチェンジしていきたいものです。

不甲斐ない私を相変わらず支えてくれる旦那さんと元気に育ってくれている我が子に、もてる限りの感謝を込めて。

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