無職になったらやりたいことリスト

もし仕事をやめてしばらく無職でいられるなら何をしようかと考えるのがマイブームである。もうすぐ23歳にもなるのに最悪すぎるマイブームである。

しかしこれが妙に楽しいのだ。時間的な制限をガン無視してやりたいことを考えるのは本当に楽しい。

今のやりたいことリストは
・1ヶ月くらいかけてガンプラを全塗装で仕上げる
・自分の愛車と全く同じ仕様のプラモを作る
・一日中絵を描き続けて2週間でどれくらい上達するかやってみる
・柔道の「落ちる」感覚を体験する
・滝行体験
・下道縛りで四国まで行く
・白川郷に恋人を連れて泊まりに行く
・日本自動車博物館に恋人を連れて行く
・夜なべでスプラトゥーンをやる
・YouTubeの「10時間で受験世界史を話すだけの動画」をぶっ続けで見る
・YouTubeの「日本の歴史を12時間で語る。」をぶっ続けで見る
・図書館で哲学書を5冊借りて読み耽る
・公園で寝転んで半日過ごす
・ファーストガンダムを大画面テレビでイッキ見

こんなところだ。
やろうと思えば週末にできるのかもしれないが、明日仕事だなとか、休みの間に部屋片付けないとなとか、余計なことが頭の片隅にあると心から楽しめない気がするのだ。気がするというか、実際そういう面倒臭い性質なのだ。

これらを全部叶えるには何ヶ月必要なのだろうか。やってみれば2〜3ヶ月でも十分な気もするし、実際無職になったら金銭的な不安から何も出来ないで次の仕事を探すかもしれない。みじめなパラドックスだ。

恋人には「2ヶ月くらい自由にしてもいいよ」と言われているけど、なんか自分のプライドが許さないというか…いや、ホントはそんな立派なもんじゃなくて単純に怖いだけなんだけども。

今日は起きたくねえな〜っていう朝に、じゃあもう1回寝よっと。っていうのがしたいだけなんだよな。
そういうのが幸せだと思うんだ。

堕落してるな。実に。


ねこぢるという漫画家が好きなんだけど、彼女は生前、「旦那と発展途上国で暮らしたい」と漏らしていたらしい。
彼女の作品にインド旅行記というのがあって、旦那と2人でボロの布を着てサンダルをつっかけて安宿でガンギマリ三昧というなんともファンキーな旅行の様子が描かれているのだけど、それがなんかすごくイイ。
路上で子供が死んで、それを野良犬が食うとか。
生まれつきカーストがあるから自分が何者なのか考えるまでもなくただ信仰に生きて死んでゆくとか。インドじゃそれが幸せなんだと。

日本人は基本的には自由だけど、唯一無二の神みたいなものに対する信仰心が薄い。
日本人の幸福度が低いのは、自由すぎるからだと思う。私も発展途上国の方が生きやすいのかもしれない。

まあ、だからって私は水も安心して飲めやしない国で、虫まみれ、垢まみれの布切れにくるまって路上で寝るのはまっぴら御免だけど。

日がな一日中ドラッグでキマって虚ろな頭で和むのもそれはそれで人生の選択としてアリなんだな、というのはあくまで参考として、頭の片隅の引き出しの奥にしまって鍵でもかけておこうと思う。

馬鹿なこと書いてないで、明日の仕事のために寝なきゃ。

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