レイ・オーバとジャンヌ・ドラニエスの特徴を考えてみる①[非プロモレイオーバ編]

この記事は自分がレイ&ジャンヌデッキと向き合うにあたって、"そもそもレイ・オーバとジャンヌ・ドラニエスってどんなカードがあったっけ?"ということを再確認する為だけに書いています。
ですが、今後レイさんのデッキを組みたい!という新規さんが現れないとも限らない(そもそも人気投票殿堂入りの人気詩姫です)ので、拙い文章力ではありますが、記事という形で残そうと思います。
また、カードの種類が多いので、記事をいくつかに分けます。

では、まずレイさんことレイ・オーバから見ていきましょう。(ここから先の文章では、ジャンヌ含め名前の中点を省略させていただきます。)

2023年11月現在、レイオーバ名称のカードはリバイバルを含めて18種類存在します。
今回は、プロモーションカード以外のレイオーバの特徴を纏めます。
バトルスピリッツwikiの【名称:「レイ・オーバ」を含むカード】ページの掲載順に見ていきましょう。

全ての始まり

まずは初登場時の私服レイさんです。
このカードの特徴は、Lv1からオンステージ可能な点。
詩姫デッキ特有の効果である【オンステージ】をLv1から行えることがまず最大の注目ポイントといえるでしょう。あたりまえのように書いてありますが、詩姫デッキにおいてLv1からオンステージができるかどうかは、初手で契約スピリットを出す際に復帰札を既に持っているか、いないかレベルの違いがあります。
また残念ながら、Lv2の効果はBPインフレの進んだ現代バトスピにおいては有効活用が難しいでしょう。

また、このカードはリバイバル版が存在します。
それがこちら。

実に4年越しのリバイバル

こちらは軽減やコスト、BP効率は変わらず、Lv2効果が全く別物に生まれ変わりました。
このスピリットのものを含む【オンステージ】効果のドロー枚数を+1枚するというシンプルながら強力な効果なので、今から私服のレイさんを採用するなら殆どこちらに軍配が上がるでしょう。

初登場時からXレアに任命されていた

続いてはレイさん初のXレア[輝き天女]です。
このカードの特徴はなんといってもシャイニーハーツ全体を対象としたダブルブレイヴ効果でしょう。
このカードの登場以降強力なブレイヴも増え、構築次第で無限の可能性を秘めていると思います。
が、よくテキストを読んで見ると、このカード自身にはブレイヴの召喚を補助する効果が無いので、せっかくのダブルブレイヴ効果を持て余し気味なのもまた事実です。
そしてこちらも、最初期のレイさんということでリバイバル版が存在します。それがこちら。

フレーバーテキストの変化にも注目

こちらは完全にレイオーバ特化の効果に変化しています。
特筆すべきはLv2からの効果で、リバイバル前の欠点であった"ブレイヴの召喚を補助する効果が無い"を克服しています。シンボル1つという縛りはありますが、レイオーバデッキのかつての相方である黄魔神は投獄済みなのであまり問題はないでしょう。トワイライトファンタジアやエンジェリックフェザーXなどを召喚できると良いと思います。
また忘れがちですが、ブレイヴを召喚しなくても相手スピリットのバウンス効果は発揮するので、事実上フィールドのレイオーバ全てに「[このスピリットのアタック時]相手のスピリット1体をデッキの下に戻す」効果を付与していると言えます。

旧ルールだとオンステージ元を回収できた

続いては系統:制服を持つ[学園制服]です。
待機状態の登場によるオンステージの処理順変更によって、オンステージで召喚→召喚時効果でオンステージ元を回収、といった動きができなくなりましたが、それでも手札が増えることに変わりは無いので最低限の仕事はしてくれるでしょう。
Lv3のアタック時効果も、ゼロカウンターに気を使う必要はありますが、このスピリットを消滅させつつ召喚先にコアを割り振ることでアタック後バーストはケアできることを覚えておくとバトルを有利に進められます。

現状レイオーバ最軽量スピリット

私服ながらオンステージを持たない[夏休み]。
こちらは登場当時に存在した私服ブレイヴが絶妙に使いづらいピーキーな性能揃いでしたが、「お忍びサングラス」が存在する今のカードプールならミラージュ軸のレイオーバデッキで活躍すると思います。最大軽減1コストで召喚できる最軽量のレイさんという特徴もあるので、「波に踊る浮き輪」をドロー効果目的で採用し、大型のレイさんの踏み倒しを狙うのもアリですね。
Lv2からの私服にバウンス耐性を与える効果は、「リゼ・クロムウェル」のスピリット/アルティメット耐性と併せて、私服の場持ちをさらに良くしてくれます。

学園制服で腰巻きしていたピンクのカーディガンを着用している

制服2種類目はXレアの[冬の装い]で登場。
レイさん初のバースト持ち、かつ条件が消滅/破壊時という優秀なカードです。
バースト効果もシンプルにシャイニーハーツ2体を踏み倒し(さらに召喚時も発揮可能!)、その後に自分も召喚するので、相手からすると1面空けたと思ったら3面増えたことになります。踏み倒し先次第でさらに増える可能性があるのが詩姫の恐ろしい所です。
Lv2からの効果もターン1制限が無い上にコアの行き先がトラッシュなので、擬似的なコアブを行いつつ最低でも自身が回復する、という非常に強力な効果です。よくテキストを読むと、対象とする創界神も黄色を含んでいればプロデューサーに限らないので、構築次第でこのカードをフィニッシャーとして運用することも可能でしょう。

コラボ衣装がスターライト学園なのも納得の貫禄

系統:星麗を持つ[スターフェス]も、当たり前のように参戦。
こちらは現状所持者がレイさんのみの専用効果【ソロステージ】を持っています。
この効果によって、全てのレイさんが破壊/バウンス耐性を得るので、詰めの安心感に一役買います。
さらにLv2からの効果も強力で、まずアタックした段階でアタックステップの終了メタ。そしてバトル終了時にソロステージを解除する代わりに相手ライフを2つトラッシュに送るというバーン効果を持っています。覇王爆炎撃はアタックによるライフ減少段階ではソロステージが働いているので効かず、ただちにバトルを終了するマジックなどもバーンダメージは止められないので、弱点らしい弱点が白晶防壁系の1しか減らない/1以下にならない防御札、コアシュートの2点となります。
このカードに関しては、レイオーバ指定の効果こそ持っていますが、単独で完結している面もあるので、黄色GSデッキにも顔を出してもおかしくないと思います。地味に最大軽減3コストです。

目線の先にいるのは果たして…?

私服のテコ入れ効果である【ショーアップ】も当然実装済みのレイさん。
こちらもオンステージと同じくLv1からショーアップ可能なので、旧私服と同じ感覚で使用できると思います。ショーアップは対象を手元から出せないことだけ注意しましょう。
下の効果もLv1から発揮可能な点が強く、最序盤に召喚できれば、自身のショーアップでミラージュセット→後述する[シャイニングソング]をショーアップ召喚→流れで1ターンキルも夢ではありません。

個人的に1番好きなイラスト

レイさん初のXXレア[シャイニングソング]。
ミラージュ効果を持つ詩姫たちと組み合わせて、ブロックされない2点パンチを繰り出すアタッカーです。
Lv2からの効果を上手く扱えると、非常に強い動きを見せることもあるのですが、あまり多くの役割を与えるよりは、シンプルに2点アンブロ部分だけを重視してもいいのかな、と思います。

跪いてエブリワンを歌っているのでしょうか?

今回の記事ラストを飾るのは、メガデッキ収録の[スクールバンド]です。
Lv1からの召喚/アタック時効果はレイジャンヌ構築では扱いづらいのですが、スクールバンド構築ではそこそこの強さを発揮します。Gtが対象なら最強でした。
このカード最大の評価点はLv2からのアタック時効果で、詩姫にしては珍しくアルティメットを対象に取れるボトムバウンス効果です。また、コストやBPの指定もないので、耐性持ちで無ければ無条件で1面確実に持っていけます。この効果はレイオーバが複数いれば対象を増やせるので、レイオーバデッキにおいても強力な除去カードとしての活躍が見込めます。
地味に6コスト3軽減と、他のアタッカーと比べて少しコストが軽い点も見逃せません。

さて、ここまで通常のディーバブースター収録のレイオーバを見てきました。正直この文章を書いている段階で昨日までの自分が気づいていなかった点がいくつかあったので、テキストを読み返すことってやっぱり大事だなぁと思ってます。
次の記事では、プロモーションカードのレイオーバについて振り返っていきます。
それでは、今回の記事はここまでとさせていただきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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