Wished list #1 フラワーデザイナー 柳澤麻衣

あなたの部屋、クローゼット、デスクの周りを見渡してみてください。
長く使い続けている、自分だけのお気に入りのモノはありませんか。
「Wished list」は、花のある暮らしを楽しんでいる方たちが 大切にしているモノについて、エピソードを綴っていただく企画です。
ご紹介いただく物そのものの魅力に触れていただくのはもちろん、
皆さん自身の愛着のある物に思いを馳せて、さらに愛でていただきたいなんて気持ちも込めています。

JAMIN PUECHの小さなバッグ

フラワーデザイナーの柳澤麻衣です。
私が大切にしているものは個性的なデザインの小さなバッグです。

木製・メタル・皮・ラフィアなどの多種類の素材が使われています。

私がJAMIN PUECH（ジャマン・ピュエッシュ）のバッグを初めて知り目にしたのは約20年くらい前のこと。その形やデザインだけでなく色使いや素材の組み合わせなど「全てが新鮮でカッコイイな」と感動したことを覚えています。
最近ではかなり多様なサイズが展開されていますが、当時はサイズが小さなものがメインで、普段に使いやすいサイズの物は少なかったと思います。
いつもたくさんの物を持ち歩く私にとっては非実用的なサイズのバッグでしたが、一目惚れし購入しました。
お財布を入れたら一杯になってしまうような小さなバッグですが、その絶妙な色使いと異素材の組み合わせの面白さに感動しました。

JAMIN PUECHの配色の影響は、わたしの仕事であるお花と写真のスタイリングのヒントになることもあります。

リボンと同布を使った裏地。

絶妙なな配色がお気に入りです。

このバッグを持つときは、必ずバッグを２個持ちをしなければならないという不便さはあります。
でも未だに見ているだけでワクワクする、持つだけで気分が上がり1日を楽しく過ごせるという、バッグとしての機能以上の価値をそこに感じています。場所や服を選ばずに使える魅力もあり、フォーマルにもカジュアルにも使用しています。

出会ったのは14、15年前。長年使い続けている数少ないバッグで、これからも大切に使い続けたいと思っているお気に入りアイテムです。

バトンをお願いするのは アルカイック設計事務所代表の建築デザイナー Tomoko Hirashimaさんです。
バトンを受けてくださりありがとうございます。
いつもハイセンスで洗練された世界を見せてくださるTomokoさん。
今回はTomokoさんの大切にしている物のエピソードを伺えることを心から楽しみにしております。
それでは宜しくお願いいたします。

writer
柳澤 麻衣 @toile_blanche
フラワーデザイナー
フラワーフォトスタイリスト
「Toile blanche」主宰

フラワーアレンジメントを学ぶために、約1年半イギリスに留学。
帰国後、フラワースクール運営、アレンジメント制作販売、装花等事業などを手がける「トワールブランシェ」を主宰。
現在はフラワーデザイナーとしての仕事と共に、花を中心としたスティルライフを写し続け、花・プロダクツスタイリング写真の撮影や、企業等のスタイリング講座、ワークショップの講師も行っている。

hanaike はないけ