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Wished list #6 komeri 鈴木千恵

花と暮らす方たちに、大切にしているモノのエピソードを綴っていただく「Wished list」
第6回のライターは、陶土でアクセサリーを制作されている、 komeri 鈴木 千恵さんです。

草花からのメッセージ

大切にしているものは草花からのメッセージです。

製作の時、草花から何かしらの発想をもらい、それらをアクセサリーへと落とし込んでいます。

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道端に咲いている草花は、人間では思いつかないような形をしていたり、見るたびにその粋なセンスに脱帽してしまいます。
自転車に乗っていても、気になる草花を見つけると、わざわざ引き返してそこまで見に行きます。

後日、遠くからその様子を見ていた知人に、「あれは何をしていたの?」と不思議そうに質問されたことも。
あー見られていたなんて…。と、変な汗をかいた事もあります。

草花には粋なセンスもさることながら、目には見えない波動が出ている事に気づかせてもらいました。

それは、5年ほど前、引っ越しからのストレスからか、目の周りに湿疹ができ、赤いパンダのようになってしまいました。

私は病院に行って治療するよりも、人間が本来もっている自然治癒力で治すというスタイルなので、この赤パンダ病がいつまで続いて今後どのような展開になっていくのか先が全く見えない状況でした。

その赤い湿疹は痒みと痛みも伴うもので、本当に辛かったです。
結局、この赤い湿疹は半年間出続きましたが、今はすっかり綺麗に治っています。

普段はなんともなかったケータイの光が、その時の私には、とても刺激が強くてきつい。画面が直視できず、ブルーライトカットのメガネをかけてようやく見られるような状況で。
こんなにケータイの光が目に負担がかかるものだとはびっくりでした。

心身ともに疲れ果てていた時のこと、ふと机に生けてあった赤紫色ののツツジの花が目に止まりました。
ぼんやりしばらく見つめていたら、
あら?何か出てる気がする。

はっきりとは見えませんが、花の周りからぼやんとしたものが見えるような見えないような…。ふと気がつけば、目の痛みと痒みが和らいでいました。

花からは癒しの波動が出ている。葉っぱだけのものよりも、花からは1番強く出ているように感じました。

目の病気になったお陰で、この癒しの波動に気づかせてもらうことができ、
目が痛くて痒い辛い日々でしたが、大変貴重な体験をさせてもらえたなと感謝しています。

イベントの出店の時には出来る限り、自分で採ってきた草花を生けるようにしています。
風で花瓶が倒れてしまわないかヒヤヒヤしますが、道端に咲いている草花の美しさや癒しの波動を少しでもお裾分けできたらと思って生けます。

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▲撮影者 こぞら荘

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草花は人間が思ってる以上に身近に寄り添って癒しを与えてくれています。
草花からのメッセージを発信できるような作り手として、活動し続けていけたら良いなと思っています。

次回はこの方に。

次にバトンをお渡しするのは、岡山で建築家のご主人が設計されたご自宅でギャラリーを経営されている、円山ステッチの佐野明子さんです。

円山ステッチさんには今年の5月に企画展でもお世話になりました。お庭にはハーブや季節の花に彩られ、自然とともに素敵な生活をされている姿は岡山のベニシアさんと私は密かに呼んでいます。柔い雰囲気でとても可愛いらしいお方です。

writer
鈴木千恵 @komekomeri

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2014年より komeri という名前でアクセサリー制作を開始。
ハードなイメージを持つ焼き物をでき限り草花の持つ繊細なイメージに近づけるようにと心がけながら、陶土に独自の白い釉薬をかけ、家庭用オーブンで焼いたパーツに、ビーズやパールワイヤーなどと組み合わせてアクセサリーにしている。
企画展への出品やイベントの出店をメインに活動し、時折Instagramでオーダー会も実施している。


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