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【併願校】大学編入で合格するための併願校の決め方とは?

この記事でわかること

大学編入の併願校決め方についてまとめました。

通常の大学受験と異なり、国公立大学も含めて併願が可能な点が大学編入の利点です。

一方で普通の大学入試と異なり選択肢が豊富なため、併願校の決め方を悩まれる方も多いのではないでしょうか?

<想定するお悩み>
・大学編入はそもそも併願すべきなのかわからない
・自分に合う併願校の選び方がわからない
・併願校を決めたけど勉強の進め方がわからない

そこで今回は大学編入の併願校の決め方を示していきます。

<この記事を読むことで解決されること>
・大学編入で併願すべき人、すべきでない人
・自分に合う併願校選びの考え方
・具体的な併願校の決め方とそのスケジュール管理 例

大学編入はしっかり計画をたて、継続的に実行できれば、一般大学入試より合格可能性の高い試験です。

一つ一つ段階を踏んで丁寧に解決していきましょう。

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大学編入試験の特徴とは?

主に以下の2点が一般大学入試と異なります。
1.国公立大学が併願可能
2.大学入学共通テストなど共通試験の受験が不要
それぞれ解説していきます。

1.国公立大学が併願可能
一般大学入試と異なるのは、1年間における受験校の上限がない、という点です。
また大衆に広く知れた試験ではないことから、どの大学においても3〜4枚程度の合格倍率となっており、受験するまでのハードルは一般試験と比較して高くないことが知られています。

2.大学入学共通テストなど共通試験の受験が不要
受験する学部によってTOEICの提出が必須、などある種「共通試験」に類似した試験もありますが、一般試験のように教養として網羅的に全科目を習得する必要がありません。
TOEICも考え方によっては就活に使うための一つの手段として応用できますので、やはりこの点からも一般試験と比較して受験のハードルは高くないでしょう。

大学編入で併願校を受験するメリット、デメリット

では、大学編入における併願校の受験は利点だけなのでしょうか?
改めて第一志望だけでなく、併願校も志すメリットとデメリットを整理しましょう。

メリット
1.1年間で複数の国公立大学を受験可能。
2.試験科目数が少ない。
3.合格倍率がどの大学においても3〜4倍程度。

繰り返しにはなりますがメリットの一番目として、やはり「1年間で複数の国公立大学を受験可能」であることがあげられます。
例えば、一般入試で苦い思いをされた方。足切りなどによって受験すら叶わなかった経験はありませんか?
大学編入では比較的簡単に挑戦権を得ることができます。

また試験科目数が少ないことで、自身の興味のある学問に注力しやすい点もメリットといえます。例えば共通試験で数学があるから、古文があるから、と国公立大学を敬遠した経験はありませんか?
大学編入は国公立志望の方にとってまたとないチャンスと言えます。

最後に倍率です。一般試験と異なり前期、後期、のような区分がありません。
例えば「前期では攻めて、後期では手堅く」のような駆け引きや、「後期〜〜大学は倍率が高いから、ワンランク落として受験しよう」というマイナス思考をする必要がないのです。
大学編入はマイナーな試験という特性上、ライバルのレベルも高すぎない挑戦しやすい試験と言えます。

デメリット
1.第一志望にかける気持ちが分散する。
2.併願校の数だけ過去問対策が増える。
3.検定料がかさむ。

大学編入を志す上で最も大事なことはなんでしょうか?個人的な体験談として最も困難だったのは、モチベーションの維持でした。

とくに、周囲に一緒にがんばれる人がいなければ尚更。孤独に耐えて暗中模索の中試験勉強に打ち込まなければなりません。

そんな時、第一志望以外の大学にも思いを馳せ志望理由を模索し(1)、大学ごとの出題傾向に合わせた試験勉強をする(2)のは相当な努力を要します。

併願校を決める際には、簡単ではないことだけ頭の片隅において決定すると良いでしょう。

もちろん、受験はタダではないため志した併願校の数だけ検定料が増加します(3)。おおよそ3万円の各大学で必要となるため、必要に応じて両親からの援助、バイトで貯金など計画的に貯めておく必要があります。

大学編入オススメの併願校数は?

では具体的にあなたは何校受験すればいいのでしょうか?
下記を参考に自分に合った併願校を探してみましょう。

併願校が 2〜4校 人の特徴
学びたい方向性が定まっている方に多い傾向です。

学部はもちろん、入学後に選択するコースでどんなゼミ・研究室に入りたいのか志望理由をある程度思い描ける方の特徴とも言えます。

今後は多くても3校、理想は2校まで絞り、より第一志望にかける勉強時間を確保すると良いでしょう。

併願校が 5校〜 人の特徴
大学編入の意欲が高い方に多い傾向です。

しかしながら、学びたいコースは具体的ではなく、憧れの大学、地域などが念頭にあり、「編入できたらいいな」と思い描いている方の特徴とも言えます。

今後は学びたい分野の選定を行い、抽象度の高い志望理由を「自身の興味のあること」に焦点を当てて考えていくことで、併願校を絞っていきましょう。

自分に合う、大学編入の決め方とその手順

では最も重要な、大学編入の併願校の決め方!具体的な手順をみていきましょう。

大学編入受験の目的再確認
大学編入を志す目的は何だったでしょうか?

偏差値ですか?興味のある分野が変化したためですか?はたまた、就活のためですか?

どんな理由でも構いません。

自身が突き動かされたきっかけを再認識し、目の前にある気になる大学がその目的に合致しているか改めて考えてみましょう。

前述の通り、大学編入に向けた試験勉強はどこかで孤独を極めます。

そんな時に頼りになるのは自分の内側から湧き上がる「絶対編入したい!!」という内省の感情です。編入試験は外野から言われるだけで合格できるほど、甘い試験でもありません。

心が折れそうになった時いつでも自分が納得して目の前の勉強に臨めるように、到達したいゴールと現状のギャップを埋める作業の一つが、大学編入試験に合格することとなるよう、目的にあった大学を目指してください。

受験科目
目的を確認し、興味のある大学をピックアップした次は受験科目の確認です。

いくら興味があるとはいえ医学部と文学部の併願は茨の道です。
上記のような極端な例はさておき、下記のようなミスはしていませんか?

・学部名だけで選び、専攻コースにおける受験科目の違いを考慮していない
 例:選択するコースによって、数学、物理、に加えて化学の受験も必要

・併願校全ての受験科目が一致していない
 例:併願校3校中、2校は同じ受験科目だけれど、1校はさらに英語(筆記)が必要

・科目名は同じだけど、出題範囲が重複していない
 例:同じ数学であっても一方は線形代数中心の出題、もう一方は微積中心の出題範囲

もちろん、上記を全て満たす必要はありませんが各併願校において受験科目とその出題範囲が重複していることは大きな利点となることを念頭においてください。

たかが1単元、されど1単元。

単元が異なることで、その科目への対策は倍の時間を要することを心得てしっかり合格までに戦略を練りましょう。

スケジュール(受験日程、試験勉強)の確認
最後に試験日程について。

言わずもがな、受験日程が同日であれば、より志望度の高い大学の受験を志すことになりますが骨折り損のくたびれもうけとならないよう、事前に、正確に受験日程を把握することはとても重要です。

加えて移動時間なども加味し、移動時間など余裕を持って予定を組みましょう。

最後に、併願校は頭に思い浮かべるだけで合格通知書を送付してくれるお人好しではありません。

そこでゴール(受験日)までにどの参考書を、どの配分で勉強すればいいのか目標を立てた上で継続的に取り組むことが非常に重要です。

スケジュールを立てる際は「予備日」も設けましょう。予定通りに進まなかっただけで勉強のモチベーションが下がることはよくあることです。

学習期間に幅を持たせ、心に負担をかけ過ぎずに試験勉強へ取り組みましょう。

大学編入併願校の具体例とスケジュール紹介

具体的な併願校の例については下記記事を参照ください。


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