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ディオールの香り

ディオール専属のパフューマー クリエイター、フランソワ・ドゥマシーを2年に渡って撮影したドキュメンタリー映画で、prime videoなどの動画配信サービスで視聴することができます。

フランソワ・ドゥマシーは、2006年にディオール パフューマー クリエイターに就任。パリにあるディオールのラボと自身の出身地グラース(フランスの南東部に位置する香水都市)に建つアトリエを行き来しながら、すべてのディオール フレグランスを手掛けているそうです。


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ディオールは15年以上に渡り、有機栽培で香料花を育む多くの若き生産者とパートナーシップを築いてきました。本作の大半は、香料の原料となる花や実などを育てる、畑や森の様子が映し出されます。息を飲むような美しさに癒されます。

香水の業界でも、トレーサビリティを高める取り組みがすでに始まっているのです。素晴らしいですね。


本作では、香水の創作の過程も紹介されるのですが、フランソワ・ドゥマシーは香りのデータベースのような人で、その調香技術は壮大なシンフォニーを作曲するようにも見えました。AIが発達しているとはいえ、人々の感情に働きかけるその調香技術は、簡単に置き換えることはできないでしょう。

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ディオールのオンラインブティックで、5,500円(税込)以上購入すると、本作に登場する香りを鑑賞することのできる体験ツール「ODORAMA」が送られてくるというキャンペーンが行われていましたが、先着順に間に合わず。映画だけでも楽しめます。

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ドキュメンタリー映画『NOSE 調香師 ‒ 世界で最も神秘的な仕事』


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