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立ち止まってしまう。しまわない、のか。

アーティストのみんなと面白い企画をやってみたり、ミュージシャンの方と音楽番組を作ったり、俳優さんの素顔を引き出すような原稿作ったり。仕事のようで仕事でないような、そんな「ラジオの構成作家」という仕事。20年以上続けているこの仕事だけど、ふと立ち止まってしまう瞬間が何度かあって。その何度目かのそれが今。

Twitterで流れてくる(フェイクも含めた)ロシアとウクライナの情勢。子供が巻き込まれたりなんてニュースも飛び込んでくる。日常を続けることに罪悪感を持つ必要はないけれど、エンタメを作る仕事において立ち止まってしまう”このこれ”はみんなどうしているんだろう。

PLAY! MUSEUMで「どうぶつ会議展」をやってる。

岩波書店「どうぶつ会議」
エーリヒ・ケストナー 文 , ヴァルター・トリアー 絵 , 光吉 夏弥 訳
刊行日 1954/12/10

この「本の内容」の部分、数行を読むだけで心が刺さる。

第二次世界大戦後,世界平和のために国際会議がひらかれますが,すこしも成果があがりません.それを見ておこった動物たちは,北アフリカの動物会館にあつまって,動物会議をひらこうと決心します.スローガンはただひとつ「子どもたちのために…….」

1954年刊行。今2022年。68年経った。

また、立ち止まってしまう。
明日天気の話をするべきなのか。鼻歌歌える曲を流していいのか。いいのきっといいの。でもみんなどんなバランスで過ごしてるの。

もやもやが過ぎて久しぶりにあてもないnoteを書き記してしまった2022年2月27日。暖かい部屋。