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W非凡についての考察~W非凡は狙って付けるもの?~

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「ホームランは狙って打つもの」

これは私の大好きなイチロー選手が言った有名な言葉です。
…カッコいいです。
しかし、別のインタビューでこうも言っています。
「狙って打つというか、自分の場合は狙わないと打てない」
私がこれまでダビマスをプレイしてきて、W非凡を付けるに当たり、同じような考えに至りました。

「W非凡は狙って付けるもの。というか、狙わないと付けられない。」

です。

ただ、イチロー選手がホームランを狙いに行き、実際にホームランになる確率よりも、W非凡のそれの方がもっと確率低いというのが、現状の自分の感覚です。


…ガッカリされたかもしれませんが、今まで私がW非凡配合にチャレンジしてきた中で、分かったこと・依然謎のままのことなど、
私が行った配合を基に記したいと思います。

なお記事の内容は、それなりの検証をしてのものになりますが、ダビマス運営はW非凡について公式に明かしている情報はほぼないため、推察の域を出ないことをご了承下さい。
あと、これ以降、文体がドキュメンタリーチックになることもご了承下さい。

0.W非凡について

0-1.W非凡とは


もはや説明不要だろうが、W非凡について解説する。
W非凡とは、その名の通り、画像のように非凡が2つ付くことである。

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ダビマスリリース直後から偶然W非凡が付くことがあり、このレイアウトもずっと変化していないため、運営は最初から2つの非凡を持たせることができることも、想定して開発した可能性が高いと思われる。
………お見事。


あるユーザーが、W非凡高素体馬の誕生をツイートすると、いいねの数が膨れ上がってることからも、ダビマサーのW非凡への関心が高いことが分かる。

0-2.W非凡は強いのか?

個人的見解になるが、W非凡は『とっても強い』。

美しい馬闘家牧場には、「ヴィンセント」というW非凡馬がいる。

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ヴィンセントは、全知全能(サンデーサイレンス極走)+勇猛精進(パーソロン)のJC特化のW非凡持ちである。
2つの特化非凡持ちとはいえ、せいぜい素体はスピスタ124-88のスピード十分馬である。
ご覧のように、調教才能も日輪・珠玉が付いておらず、非常に微妙な感じだ。
にもかかわらず、第23回公式bcでは上がり3F・4Fについて全体トップのタイムで決勝に進出した。
今ほどのレベルの高さではないが、当時においても決勝進出するためには、非凡持ちUMAぐらいの能力は必要であった。
果たして124-88非凡持ちスピード十分馬に、もう1つ非凡が付いただけで、非凡持ちUMAクラスに匹敵・もしくはそれ以上の能力になるだろうか?
こちらは検証の母数はあまり取れていないため、ちょっと無責任な推察になるが、
『バフ才能が重なると、バフは単純に足し算されず、さらに加算されてる可能性が高い』
と考えている。
例えば2馬身バフの才能が重なると、単純に2+2=4馬身のバフになるのではなく、6馬身のバフになったり…
だからこそ、W非凡は強いと思われる。
こちらの仕組みは今後、より正確に解明されていきそうだし、主題から逸れるのでここで留めておくが、W非凡にはそれぐらいの強さが見込めるよということが言いたかった。


1.パターン分けでのW非凡馬産出検討


以下では、配合をパターン分けし、チャートを用いつつW非凡を作ることができるのかの考察を述べていく。

1-1.【種】非凡持ち直付け【肌】非凡持ち馬

これは、W非凡馬の生産を企んだ場合、多くのユーザーが思いつくことではないだろうか。

以下の配合チャートをご参照いただきたい。

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この配合で産まれた牝馬は、マヤノトップガンの非凡持ち牝馬になる。
その牝馬に非凡種を直付けし、牝馬のマヤノトップガン非凡は梅紫の大絵馬で継承させてW非凡を作ろう。というパターンである。

ご存じの方が多数かと思うが、この方法では『W非凡馬を作ることはできない。』以下のように、なつきにしっかりと断られてしまうのだ。

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この仕様は運営が意図したものか、たまたまそうなったのかは定かではないが、お見事と言いたい。
これでW非凡ができるなら、大絵馬を大量に持っていれば持っているほど、つまり課金すればするほど有利になるからだ。
ソーシャルゲームは、課金させてなんぼの世界であることは否定しないが、このW非凡作成法が成立していたなら、多くのユーザーは今以上に疲弊していたように思われる。

1-2.【種】非凡持ち1薄×【肌】母父非凡持ち直(1薄)


今は、種の安定落とし配合が主流になっているが、
こちらの配合は、過去はとてもポピュラーな配合で、これまで本当に多くのユーザーによって行われてきたのではないだろうか。
配合チャート上に非凡持ち種の位置を示す。

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黄色でマークした位置に非凡種を置き、種・肌ともに非凡1薄状態の配合だ。
この方法でW非凡産まれるのか…?
『絶対に無理とは言い切れないが、その可能性は限りなく0に近い』
というのが筆者の出した結論である。他のユーザーがこれらしき方法でW非凡を出しているのを過去に見たことがあるため、絶対に無理とは言い切れないとしている。
ただ少し考えてみると、、
ある牝馬に非凡持ち種を直付けし、さらにその子供が非凡を継承する確率は、おおよそ1/5・20%程度だ。
とすると、こちらの1薄×1薄配合でW非凡が付く確率は、1/5×1/5=1/25・4%ぐらいはありそうに思える。
この確率は、80発種を打てば大体3頭ぐらいのW非凡馬が期待できる確率だ。
しかし、全国のダビマサーがこぞってやったパターンの配合であり、無数の馬が誕生しているにも関わらず、この配合でのW非凡強馬の報告は皆無に等しい。
これは1薄×1薄に限らず、
『【種】非凡持ち×【肌】非凡持ちの配合で、W非凡が産まれる確率は限りなく0』
と言えると考えている。
ちなみに、種側or肌側に大絵馬を使っても、W非凡が産まれる確率はほぼないように作られていると思われる。
種側or肌側に大絵馬を使うと、5頭に1頭程度はW非凡馬が期待できるからだ。
これが成立すると、1-1.と同様に、大絵馬があればあるほど有利になるので、このような仕様になっているのは見事と言いたい。

1-3.【種】非凡持ち1薄×【肌】母父父非凡持ち(2薄)

では一体、どうすればW非凡馬ができる確率を上げることができるのか?
だんだんと知られてきてはいるが、筆者は
『W非凡の片方は隔世非凡として継承させる』
という手法をこれまで取ってきた。
配合チャートでは以下のようになる。

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これは、先述のヴィンセントの配合であるが、ヴィンセントは、母父父にサンデーサイレンス極走を置き、〆で隔世遺伝させた。
隔世遺伝させなければならないので、『自家製繁殖牝馬Aは、非凡を持っていない馬でなければならない』
という条件が発生するということを、念のため書いておく。
つまり、非凡持ち肌AAができたとしても、W非凡生産を目的とすると、悲しいことにそれは失敗なのだ…
さらに、この配合パターンで重要なことは、
『母父父に置く非凡種は、自在系脚質でないと隔世遺伝しない』
ということである。自在系脚質とは、サンデーサイレンスやミスタープロスペクターのことである。
こちらについては、かなりのサンプルを用いて検証した。
まとめると、『【種】非凡持ち×【肌】母父父非凡持ちは、W非凡を作ることができるが、母父父は自在脚質馬の非凡に限られる』というのが出した結論である。

1-4.【種】非凡持ち×【肌】母母父非凡持ち(2薄)

次に非凡を隔世させるパターンはこれである。
W非凡馬を作るにあたり、このパターンを筆者は多く採用した。
配合チャートでは以下のようになる。

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黄色マークの位置に非凡種を置くのである。
この配合は、筆者が公式bc宝塚記念の際にトライした配合であるが、残念ながらW非凡馬を作ることはできなかった。
しかしながら、母母父ドリジャの非凡は、〆で隔世遺伝させることができた。
その際の画像が以下である。

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これに、1薄のディープインパクト天上天下も付けるのがやりたかったことである。
ちなみに、肌側は母母父に非凡種を置くという同じパターンで、種は非凡種直付けでのW非凡馬産出には成功したので、ここに合わせて以下に記しておく。

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こちらは種にディープインパクト天上天下の直付け、肌に母母父ニホンピロウイナー威風を置いたものである。
このように肌の母母父からは、どんな脚質の非凡でも隔世で持ってくることができることが分かった。よって、
『【種】非凡持ち×【肌】母母父非凡持ちは、W非凡を作ることができる』
という結論を出した。

1-5.【種】父母父非凡持ち(2薄)×【肌】母父非凡持ち直(1薄)

これは、これまでW非凡が産まれた逆のパターンであり、チャートで表すと以下のようになる。

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こちらは、筆者が公式bc有馬記念の際に行った配合であるが、W非凡の生産に成功した。

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ハーツクライ特化非凡の鉤心闘角が隔世で付いていることが分かる。
このことから、「父母父から隔世させることができる」と言えるように思えるが、
最近、隔世非凡の法則で有力になっているものがある。それは、
『種側からは非凡は隔世しない』
という法則である。
実際、筆者もこれ以外の種側からの隔世遺伝経験はないし、周囲からの報告も皆無である。
では、このW非凡はなぜ誕生したのか?
再度配合チャートに目を向けると、紫マークの位置にもハーツクライを置いていることが分かる。
この配合の際、筆者はハーツクライを種か肌のどちらかから隔世遺伝させる、隔世遺伝サンドイッチ戦法を意図的に取っていたのだが、
こう考えてみると、ハーツクライの非凡は「【肌】母母父父から隔世してきた可能性が高そう。」
に思える。
ゆえに筆者は、
『【種】父母父非凡持ち×【肌】母父非凡持ち直でW非凡を作ることは、ほぼ間違いなく無理』
という結論を出した。
なお、種側から隔世遺伝させる方法には、『父父父に非凡種を置く』方法がある。
こちらについては、筆者は「検証していない」ので、申し訳ないが割愛させていただく。

2.W非凡馬の確率~公式bc優勝のためには?~

2-1.隔世遺伝の確率、W非凡の確率

W非凡の付くパターンは、これまで述べた通りだが、同様に気になるのはどれぐらいの確率でW非凡馬を生産することができるかだ。
筆者は、この手法をかれこれ1年程度かけて検証してきた。
隔世遺伝にトライした回数は、通算すると約1000発程度。
そのレベルの試行回数で、隔世遺伝する割合は感覚的に40~50頭に1頭に感じた。
これに加えて、種側からも非凡を遺伝させてこなければならない。
筆者は常に種側からは1薄で非凡を持ってくるので、種側からの非凡遺伝確率を1/5とすると、
1/40(1/50)×1/5=1/200~1/250
となり、
200頭~250頭に1頭、W非凡馬を作ることができるという計算になる。

2-2.W非凡高素体馬誕生の確率(種の安定は落とさない?)


W非凡は確かに強く、発動する様子を箱庭などで眺めているだけでも大いに楽しむことができる。
ただ、ダビマスの醍醐味は公式bcだということは、多くのユーザーが感じていることと思われる。
その公式bcをW非凡馬で制するには、どれぐらいの素体が必要か?
ということだが、筆者は『海外十分以上』としている。(海外十分W非凡で優勝できなかった馬がいるが…)

果たしてどれぐらいの確率で海外十分以上が出せるのか?
筆者はいつも種を70発程度打ち、海外十分以上の素体が出るのは約5~7頭程度。
ここでは上限を取り、海外十分は7頭、つまり7/70=1/10の確率で素体が付いてくるとする。
つまり、2-1.の確率と合わせると、公式bcを制する馬ができる確率は
1/200~250×1/10=1/2000~2500
「2000頭~2500頭に1頭」程度のように思う。
ただ、もちろんこれは種1薄の場合の確率であるため、種を直付けした場合や種側の非凡を確実に遺伝させるために大絵馬を使えば、大きく確率は変動する。
このように数値にするとかなり厳しいものがあるが、公式bc優勝はそれぐらいの確率の価値であり、巡り合わせだと考えることができる。

ちなみに、筆者は安定落とし配合をしたことがない。
理由は、
・W非凡にこだわりたかった
・W非凡+安定C跳ねの確率は、雲をも掴む確率になる
・シングル非凡+素体限界値(安定C配合)を引けたとしても、今の公式で優勝するには調教才能勝負になり、微課金・無課金だと厳しい

と考えたからである。

3.非凡の脚質(自在脚質非凡は遺伝しやすい?)

おそらく、お気づきのダビマサーも多いと思われるが、W非凡誕生のツイートなどを見ていると
「自在脚質の非凡は隔世遺伝しやすいのでは?」
と思った方も多いのではないだろうか。
しかもやけにサンデーサイレンス極走の全知全能が多い気がする…と。
筆者は、こちらの可能性についても、サンデーサイレンス極走・ミスタープロスペクター・ヒズマジェスティ・ハーツクライなどを使い、改めて検証した。
検証の結果、筆者は
『脚質による非凡継承確率に差はない。もしあったとしても、微々たるもの』
という結論を出した。
では、なぜ全知全能など自在脚質の非凡が隔世しているのを多く見かける気がするのか?
その理由は2つあり、
1つ目が1-3.で述べたように
『肌の母父父側から隔世遺伝したから』
2つ目が
『自在脚質の種は、自己因子持ちなど有用な種が多く、単純に配合に多く使われているから隔世非凡の付く確率も高い。』
という理由で結論付けた。

4.まとめと今後のダビマスに思うこと

まとめは以下になる。
『W非凡馬を作るには、肌側の母母父から隔世遺伝させる(母父父側からは、自在脚質非凡しか隔世遺伝しない)』
『脚質による非凡の継承率に差異はない』


今後のダビマスに思うことを述べる。
ダビマサーの間でよく話題になっているこれからの仕様変更は、「6枠馬の誕生」や、「素体上限130の撤廃」などがある。
筆者はダビマスを休止した身であるため、大きな声では言えないが、本記事のテーマであるW非凡の謎が少しでも解明されたり、何らかの仕様修正(例:安定AやB種で〆ると隔世非凡の付く確率が数%上がるなど)がされたりすれば、ダビマスは更に面白くなる可能性は無限にあると思う。
ダビマスは本当に面白く、これほど奥が深いコンテンツはなかなか無いように思う。
だからこそ、ダビマスの今後の更なる発展を願ってやまない。

おしまい

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