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ふくれまんじゅう

成人洗礼の私にとって、いつかお目にかかりたいと願っていた「ふくれまんじゅう」を、今日突然いただきました!しかもシスターのお手製というではありませんか。゚(゚´Д`゚)゚。

ふくれまんじゅうは、キリシタンが弾圧されていた時代に、五島をはじめ長崎で信仰を隠すためにパン(ご聖体)の代わりに食べられていたともいわれているそうです。

そして信仰の自由が手に入ってからも、聖母の被昇天や、ご降誕、ご復活などのお祝いに振舞われるようになりました。

浦上のご年配の信者さんたちに聞くと「子どものころは『ふくれまんじゅうば作るけん、かっからの葉っぱば取ってきて』と言われて、近くの山に採りに行きよったとよ」と、懐かしそうに話してくださいます。

かっからの葉(サルトリイバラ)を敷いて蒸してあって、中はあんこたっぷり。ふっくらもちもちで、とっても美味しかったです!

上手にふくらますのが意外と難しいとも聞くけれど、いつか教えていただいて、作れるようになりたいなぁ…

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。