予備校の講義だけでは論文問題が解けない理由
論文対策ってどうすればいいのよ…
某塾の論文講座を受けても、書ける気がしない…
というか、どういう論文書けば合格点もらえるのよ…
で、結局今から何すれば良いのよ…
あ、これ私です。
私も1人の受験生です。
答えを読み上げるだけの某塾の論○スを視聴し、○ガルートの論文講座の書籍を試したり、○巳の論文答案解説を見たりしました。
でもなかなか論文が書けるようになりません。頑張っていれば少しずつ書けるようになる気もします。
でもこれって本当に効率的な論文対策なんでしょうか?ずっとモヤモヤしていました。
予備校の論文対策の何が足りないんだろう
モヤモヤを解消するために、今の論文対策と合格に必要な効率的な論文対策を比較する必要があります。
私が受けている某塾の某論○スのイメージ
基礎講座は充実している反面、論文対策は結構放置。
実際は論文の解答を多少の強弱をつけて説明したりするだけです。
これは何が問題かというと、
これができないですよね。
論文答案を作成するには、作成する練習をしないといけないのに、講座がそのように設計されていない。講座を受けたらあとは自力です。
そして、実際に自力で論文対策をしてみると気が付きます。
「中の3つ足らんやないかーい」と…
この3つが自力で対策する必要があるから、非効率なんですね。
少しモヤモヤが少なくなりました。
もう少し解像度を上げてみましょう。
解像度が上がって、やることが分かりましたが、全くできる気がしません。
私は3段論法できているのでしょうか…教えて詳しい人…
解説付き合格答案を探した
待っていても誰も教えてくれません。そこで論文解答と中の3つを説明している情報を見れば、自分の答案と比較でき、改善ができるのではないかと思い、解説付き合格レベル答案を探しました。
少ないですが、解説してもらっている解答を見せていただきました。
解説付きの答案から何点か自分の改善点が見つかりました。やはり作成者の思考に合わせて再現する練習は効果がありそうです。
しかし問題が発生します。
解説付きの解答は少ないため、網羅的な対策が難しいこと
自分の答案作成の型や覚えている趣旨・定義などと異なると難しく感じる
自分の答案の具体的な対策が分からないこと
です。
解説付きの解答は少ないため、網羅的な対策が難しいこと
これは大変。詳しい解説付き答案を探したり、合格者の方にお願いしたりすること大変です。
あと時間もかかる。探している時間で勉強した方が良い。
自分の答案作成の型や覚えている趣旨・定義などと異なると難しく感じる
答案を拝見されてもらうと分かるのですが、みなさん異なるんですよね。
自分が知っている書き方や定義や趣旨が出てくると読みやすいですし、そうではないと難しく感じます。
答案の相性と言うものがあります。
自分の答案の具体的な対策が分からないこと
答案を見せていただいても、そのほとんどが具体的な改善点に落とし込めませんでした。答案の解説と自分の論文答案の具体的な改善には、まだ距離があるようです。
「なんとなく方向性は分かった。けれど、次の一歩はどこに踏み出せばいいの?」のイメージです。
なんとなく課題感は見えてきました。しかし、自分の論文答案の改善に具体的な対策には、他の対策が必要です。
オンライン論文添削を受けてみた
自分の論文答案の改善に必要な具体的な対策には、詳しい人に見てもらった方が早いと考え、オンライン論文添削を受けてみました。
結果は正直、驚きました。(語彙力)
受けるたびに、修正されていく私の論文達
今の私に足りない部分の的確な指摘
明らかになる私の基礎知識不足
論文添削を生業にしている方々はこれほどかと。
これが本当の論文対策というものかと。
ちなみに私が受けているオンライン添削はこちらの先生です。
安田先生(https://twitter.com/yasuda_tensaku)
添削サービスのメリットをまとめてみました。
論文作成の手順・考え方を知ることができる
添削では、論文の解答を作成する手順を、丁寧に教えてくれます。問題文の中から、どのように重要な部分を摘出し、基本的な条文に当てはめ、答案を構成し、適切に当てはめていく形で、丁寧に指導してくれます。
まさに論文解答を作成する手順通りに進めることができます。
(私の場合、問題点の抽出や答案作成の思考が全くできていないので、毎回、かなり修正されます。)
このように作成手順に従い、練習することで、様々な事例問題に対応することができるようになります。
適切な改善方法が分かる
自分がどこを改善する必要があるのか、どこで評価が低いのかを適切に知ることで、効果的な対策をすることができます。
現在のオンライン添削の不足点
反対にオンライン添削の不足点についてもみていきましょう。
まず、受ける前はどのような添削を受けられるか分からないことです。
私の場合は、色々調べて、運よく良い先生に会うことができました。
しかし、自分のレベルあったサポートや答案の提出方法、添削方法や説明など、様々な情報を調べて依頼するすることは難しいです。
(私が現在受けている安田先生は個別指導を行っているので、オンライン添削と個別指導で質の高いサポートが受けられます。)
また先生ごとに得意な教科が異なることもデメリットでしょう。
教科の多い試験ですから、複数の先生に得意分野を教えてもらえる方が効果的です。
しかし、受験個別指導サービスも増えてきています。これから改善されてくるでしょう。
受験者ごとの論文対策が必要
ここまでの話をまとめると、残念ながら予備校の講座を受けていれば十分な論文対策ができるほど、環境は整っておらず、まだまだ工夫が必要な状況です。
受験者ごとの最適な論文対策が必要です。
では以下に論文対策について必要な事項をまとめます。
ゴール(評価される答案)を知る
対策の1つ目は、ゴール(評価される答案)を知ることです。
評価される答案とは何か
現実的に試験会場で書くことができる記述量はどれくらいか
どこで評価が分かれるのか
実際の過去問のゴールを知る
ゴールがなければ、迷子になります。
自分にとって最短のゴール(作成できる合格答案)を見つける
対策の2つ目は、自分のとって最短のゴール(作成できる合格答案)を見つけること。
前述した答案の相性に関係する部分です。
自分が記憶している定義や趣旨などを使用し、最短で合格答案に改善するための相性が良い合格レベルの論文解答を見つけることです。
答案答案の作成に必要な正しい手順を練習する
完成された論文答案を眺めたり、書き写しても論文答案を書けるようになりません。
その答案がどのような思考で作成されたかを理解して、答案を作成する練習をする必要があります。
適切な改善を繰り返す
そして、自分の論文答案の何が悪いのか、どこを改善する必要があるのか、適切に解析し、改善を繰り返すことが必要です。
そのためには、添削サービスの利用や個別指導などは非常に効果的です。
相性の良い添削の先生を見つける
自分のレベルに合わせて指導してくれることや添削の丁寧さ、価格、実績などに加えて、前述のように先生の答案との相性も重要でしょう。
そして重要なことは作成思考を学ぶことです。
ただ添削してもらうのではなく、なぜその答案が出来るのか。丁寧に教えてもらえる先生を見つけることは、論文試験の合格に必要な重要な要素の一つを言えます。
まとめ
基礎講義を聞いた後に、論文問題が解けない方は多いと思います。
私もそうです。
しかし、少しずつ論文学習を改善し、正しい対策を続けていくことで確実に合格水準の答案を作成することができるようになるでしょう。
添削サービスは一つの効果的な手段となるはずです。ぜひ論文対策に役立ててください。
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