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【メンバー日誌】入院の話 リーダー
はい!
リーダーですよ!
1週間経つのも早いもんですね。
皆さんはどんな時にそれを感じますか?
笑点を見た時ですか?それともサザエさんですか?
僕は「5時に夢中」のアシスタントがミッツマングローブだった時です!
そんな事はさておき、今回は僕が初めて入院した時の話をしたいと思います。
まずなぜ入院したかと言うと、左足首を手術しました。
原因も今思い返せば大バカ者なのですが、僕は学生時代ずーっとサッカーをしていました。
自慢じゃないですが結構上手かったです。
そんなある日、僕は足首を捻挫してしまいました。
そこでまず大バカ者だったのが、捻挫は普通冷やして治療するのですが、僕がやったのは逆も逆!熱湯で治そうとしてしまいました。
次の日には僕の足首は腫れに腫れ、巨人師匠もびっくりのパンパンになってしまいました。
たまらず病院に行って診てもらうと、足首の関節に水が溜まっているので抜いちゃいましょうと言われました。
当分安静にしてくださいと言われたのですが、ここでさらに大バカ者発動!
家に帰るやいなや、庭でケンケンパを始めたではありませんか。
それからと言うもの一行に治る気配も無くどんどん酷くなっていきました。
それでもサッカーは続けてたのですが、テーピングをしても激痛で耐えられなくなり手術を決断することとなりました。
入院してまず最初にしたのが、足の毛を全部剃ることでした。(患部に毛が入ってはいけないから)
それも自分でするのではなく、看護婦さんに剃ってもらうのです!
高校1年の思春期ボーイが、白衣の天使に下半身丸出しで毛を刈られるのは、この上なく恥ずかしかったです。
そして手術当日、僕は人生初の下半身麻酔をしました(注射痛かった〜)
手術室に入っても意識はあるので、MDウォークマンを聴きながらのぞみました。
途中で主治医に「何聴いてるの?」と言われてイヤホンを横取りされ、ちょうど流れてたのが、えなりかずきの曲だったのは恥ずかしかった(主治医もノーコメント)
手術も無事終わり病室に戻ると待ち構えいたのは父さんでした。
父さんはニヤニヤしながら「まだ麻酔効いとるか?」と言いながら僕の足をぐいぐいツネってきました。
ちょっと麻酔は切れかかってたけど、「全然痛くない」と優しく嘘をつきました。
下半身麻酔の経験がある方は分かると思うのですが、半日くらいは自力で排尿出来ないので、尿道に管が通ってるのです。
これがまた厄介でして、思春期満点の僕にも朝は来るものでして、いわゆる朝勃ちをしちゃうのです。
これがもう痛いの何のって、必死にオッサンの裸を想像して落ち着かせるしかなかった。
それ以降はまぁ退屈な入院生活で、サッカー部の仲間がたくさんお見舞いに来てくれた事以外は楽しみが無かった。
そんな僕に本当に白衣の天使が現れた。
山下さんと言う若い看護婦さんが時々担当してくれた。
山下さんは道具は忘れるし、注射もめちゃくちゃ下手くそだけど、それも可愛く見えてしまった。
そう、僕は山下さんに恋をしたのだ。
日に日に山下さんへの想いは増し、ついに僕は告白することにしたのだ。
紙に「好きです」とだけ書き、僕の担当看護婦に「山下さんに渡して」とだけ伝えた。
そこからの時間はドキドキし過ぎてナースコールを押してしまいそうなくらいでした。
と、その時!ベッドのカーテンが開きました!
なんと、そこに居たのは母さんでした。
この時ばかりは反抗期よろしくしてやろうかと思いました。
何も知らない母さんは嬉しそうにリンゴ買ってきた言うてましたわ!
もう負の連鎖です!
案の定そのタイミングで山下さんが来て、気まずそうに手を合わせて帰って行きました。
あれはお母さんの邪魔してごめんなのか、返事のごめんのポーズなのかは未だに謎なままです(謎なママでもある)
結局僕の入院生活は、色んな意味で骨折り損だったとさ!
めでたし めでたし
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