【縁日・13日】虚空像菩薩
こんにちは。華です。
今日は朝から雨模様。花冷えの一日となりそうです。皆さま、どうぞ油断せず、羽織るものや小物を上手く使って、体を冷やさないようになさってくださいね。昔から「風邪は万病のもと」とも言いますし。
万病といえば。
普段、神さまや仏さまの存在を信じていない方でも、ご自身が、また愛するご家族が病に侵されたと知ったとき、「ああ、神さま、仏さま、どうぞお助けください」と、神や仏にすがりたくなってしまうものではないでしょうか?
これは悪いことではないと思います。
決して他力本願ではないとも感じています。
だって病が発覚した時、ほとんどの方が他人であるお医者さんに治療や手術をお任せしますよね。
「ドクター、お願いします。妻を助けてください!」と。
心から治癒を、回復を願い、信頼するドクターにその命を預ける。この行為は他力本願でしょうか? 違いますよね。
神さま、仏さまにすがることも、これと全く同じことなのではないかと私は思っているのです。
実質的治療をしてあげることの出来ない自分に「今、やれること」を精一杯していこうと、神や仏を引っ張り出してくるわけですよね。私には、責められることではないとしか思えないのです。
ただ。
やはり、出来ることなら普段から、神さまや仏さまの存在を意識しておいたほうが良いような気もしています。
――ご縁。
多くの方が初詣に行かれるでしょう?
この時、「神さまとのご縁が深まりますように」と、お賽銭に五円玉を選ぶ方も多いのでは?
神さまとのご縁を深めるためのお詣り、初詣。
実は、初詣以上に、神さまとのご縁を深めることの出来る日があるのですが、ご存知でしたか?
私はつい最近、そのことに気づきました。
半年ほど前だったでしょうか。不思議なご縁により、神さま、仏さまの世界に触れることとなりました。
知的好奇心が刺激され、その世界をもっともっと知りたいと少しずつ学びを進めるうち、つい最近、その「神さまとのご縁を深めることの出来る日」が存在することを知ったのです。
その日とはズバリ、「縁日」です。
縁日と聞いた瞬間、屋台がたくさん立ち並ぶお祭りをイメージなさいませんでしたか? たこ焼き、綿あめに金魚すくい、ヨーヨーすくいなどなど。縁日が持つ本来の意味を知るまでの私もそうでした。
縁日とは実は「神さま、仏さまと深く強く繋がることの出来る特別な日」のことなのだそうです。
ただ、これがちょっとややこしいのですよね(苦笑)
神さま一柱、仏さま一尊それぞれに対して、日にちが設定されています。
毎日毎日、どなたかのご縁日であるのです。
たとえば、有名なところで例を挙げると。
観音さま(観世音菩薩)‥18日
お地蔵さま(地蔵菩薩)‥24日
天神さま(菅原道真公)‥25日
お不動さま(不動明王)‥28日
また、日にちではなく、干支(十干十二支の略)で決まっている縁日もあります。
七福神の一柱・大黒さま‥甲子の日
七福神の一柱・弁天さま‥己巳の日
毘沙門天‥寅の日
お稲荷さま‥午の日
ちなみに、2023年、甲子の日は6回しかありません。
①1/6(金)
②3/7(火)
③5/6(土) ただし不成就日
④7/5(水)
⑤9/3(日) 一粒万倍日でもあるが不成就日でもある
⑥11/2(木)
同じく、己巳の日も6回しかありません。
①1/11(水)
②3/12(日)
③5/11(木)
④7/10(月)
⑤9/8(金)
⑥11/7(火)
観音さまのご縁日(18日)に観世音菩薩を祀っているお寺に足を向け拝むと、観音さまとのご縁を深く強く結ぶことができる。
お地蔵さまのご縁日(24日)に地蔵菩薩を祀っているお寺に足を向け拝むと、お地蔵さまとのご縁を深く強く結ぶことができる。
そんな感じ。
もちろん、数千円、数万円のお布施をしたりはしません。
私は普通に、先を見通し進み続けられるように、との願いをこめて50円玉一枚と、良いご縁がありますように、との願いをこめて5円玉一枚とをお賽銭箱に入れ、静かに手を合わせて拝んできています。
今日、13日も行ってきました。
13日は虚空蔵菩薩のご縁日です。虚空蔵菩薩を祀るお寺に出向き、お賽銭箱にいつも通り55円を入れ、手を合わせてきました。
虚空蔵菩薩は、人々に知恵を授けてくださる仏さまです。記憶を司る仏さまでもあるそう。
かの有名な弘法大師こと空海も、虚空蔵菩薩の徳を得たひとりなのですよね。虚空蔵菩薩の教えに従い、様々な厳しい自然の中に出向き修行を続けた空海。高知県にある室戸岬の洞窟で修行を続けていた最中、突如、空海の口に明けの明星(虚空蔵菩薩の化身)が飛びこんできたそうです。その瞬間、空海は悟りを開く。
もしもその日が13日であったのならば、感激を通り越して畏怖の念すら覚えますよね。果たしてどうだったのか、真相は闇の中……でしょうか?
もし、様々に設定されている縁日に少しでも興味が生まれたとしたならば、気後れして足を踏み入れにくいなどとは思わず、気楽な気持ちでお寺に、神社に出向いてみてはいかがでしょうか?
信者でないと拝めないということはありません。紙幣を有すお布施の必要も全くありません。
神さま、仏さまとのご縁を願っての5円玉一枚のお賽銭で十二分。
ご縁日のご紹介をしたところで、今日の記事は終えようと思います。
あ、その前に……。
すみません。冒頭の文章に違和感を覚えた方が多いですよね。
気づけば日付が変わっています(^^;)
この記事を書き始めたのは、(昨日の)お昼頃だったものであのような入り方になりました。
実際に投稿し、読んでもらう時間を意識した冒頭にするよう、次回からは気をつけます。
それでは最後に。
実は、今日訪れたお寺に『般若心経』というお経が刻まれた摩尼車がありました。
私が仏さまの世界を知るきっかけとなった般若心経。
懐かしくてつい、今日の午後は般若心経の動画をいろいろと聞きながらこの記事を書いていました。
いくつか、おススメ動画をここに貼って、今日の記事を終わりにしたいと思います。
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
ではまた。
皆さまが穏やかな明日を迎えられますように。
【般若心経 おススメ動画】
般若心経の簡略版現代語訳。般若心経の読経動画を聴かれる前にまず、こちらの動画により、「漢字だらけで息継ぎの間もなく永遠に続きそうな呪文のような般若心経」に何が書かれてあるのか、ざっくり知ることをおススメいたします。
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多分おそらく一般的な般若心経、読経。
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間違いなく、上に貼ったものと同じ『般若心経』です。
が、オリコンチャートにランクインしてもおかしくないような「音を楽しむ曲」に化けています!
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法楽太鼓(和太鼓とは違う?)と般若心経の融合動画。聴いていると血が騒いでくるのは私だけでしょうか?
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仏教発祥の地、インドの母国語であるサンスクリット語版般若心経。
柔らかな調べに乗せ般若心経が謳うように歌われています。
お経であるはずなのに、緊張感ではなくリラックスを与えてくれるヒーリングミュージックのようです。
以上
※見出し画像は『虚空蔵菩薩』Wikipediaより頂きました。
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