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「空気を読まない」ことの大切さ

最近のテテから漂う空気からは、自分に向けられている期待、ポジティブやネガティブな関心や意見を負担に思わず、気負わない「自由」さを感じる。

特に今回のPTDコンでは随所にそれを感じる場面があった。

以前までの繊細でナイーブな一面から解放され、元々持っていた内面の「逞しさ」を顕著に感じる最近のテテ。

「内面の成長痛」について

その理由は、ARMYとの対面LIVEが叶い、愛されている事を実感出来ただけではないのではないか。

そしてそれは、以前「Weverseマガジン」で彼が話していた「内面の成長痛」という言葉に関係しているのではないかと思い、このnoteを書き始めた。
 

 
テテはある時期から、1人だけぽつんと、とても深い森の中にいる様な、静かな姿を見せる様になった。

ただ単に、彼にとって気持ちを曇らせる出来事が多くあった可能性もあるけれど、彼の中で成長する自我と自分の中の繊細さやナイーブさを直視し、自分のペルソナを含めたそれをコントロール出来る精神力が付くまで一定のトーンでいる様、色々な感情を抑えていたのも一つの要因なのではないかとも思う。

これが彼の言う「内面の成長痛」なのでは・・・

Photo by vante



そして奇しくもコロナ禍となり、走り続けて来た彼らは、抗えない思わぬ大きな力でそれを突然止められる事になる。

きっと7人7様に落ち込み、燃え尽き、先が見えないまま、そして時に自分達の存在意義さえも問いながら、曲やコンテンツを作り続ける・・それはどれ程の苦痛を伴っただろう。

そして、そんな日々の中、必然的に各々に自分と向き合う時間を持っただろう。

ジミンがオンライン開催となったON:Eコンで言っていた
「どうしてこんな経験をしなければならないのか・・・」
まさにその気持ちは7人全員が強く感じていた事だと思う。

テテにいたっては、ARMYの存在、それすらも一時期本当に存在しているのか、アンドロイドなのではないかと話す程だった。

「ARMYへの手紙」〜幸せな人になれました〜


この辛い時期を乗り越え、私たちには計り知れない自分の心を開放する彼なりの術(すべ)を身に付けた時、テテは
ARMYのお蔭で幸せな人になれました」
と、この言葉を私達に見せてくれたのだ。

そして’Blue&Gray’を書きあげた・・・

彼らの苦悩

また、ここまでのスーパーグループになれば、何をするにしても安全の為、特別待遇になるだろうし、常にEp.用のカメラも回っている不自由さからストレスもあるだろう。

デビュー当時から慣れてきた事とは言え、7人いれば誰かは「今は映さないで欲しい」というメンタルの時もあるはず。

 

Photo by vante


そして現在。
メンバーは各自Instagramアカウントを持ち、私生活までをも可能な限りARMYに見せてくれている。

インスタに写真やストーリーをアップする際には、自分が 「今現在」 いる場所を特定されないかという事は勿論(LIVE後のVLIVEでもホテルが特定できない様、クッションで壁を隠して配信する徹底ぶり)、誰かを不快にさせるものが写っていないか、誰かを傷付けてはいないか、そんな事まで配慮している・・と推察すると、本当に楽しめているだろうかと心配にもなる。

そして、いよいよ次回のカムバも6月10日と発表され、既に沢山のARMY達が次作のアルバムの考察を始めている。そういうARMYたちの「期待」へのプレッシャー。
 

Photo by vante


更に、これは一般論として、アイドルやアーティストは自分を肯定してもらう為、また、人に受け入れてもらう為、その時の自分の本心からは望んではいない行動や言動をしなければならない時がある。

常に目の前の見えない誰かの為に、そして、誰かの目を気にして努力し続け、葛藤し続ける職業でもある。
 


愛される事だけを考えていない、今のテテ

 
ただ、今のテテに関しては、
「どうすれば自分を好きになってもらえるか」
「どうすれば人の期待に応えられるか」
「どうすれば認めてもらえるか」
というベクトルでは生きていない様に思う。

それを考えるのは曲作りをする時のみ・・
完全にアーティストとしての思考だ。

だから彼は自分の本心に反してまで、人に受け入れて貰う事や、人に気に入って貰う事だけを考えた行動や言動がない。

成功を収めれば収める程、彼らを取り巻く称賛と肯定的な意見の中で、テテはずっと「普通がいい」を貫いてきた。

そんな彼がもし、過大な称賛や期待、ネガティブなものを含めた自分に向けられる関心などの空気を読んだとしたら、それに押し潰されてしまう。だから敢えてそんな「空気を読まない」様にしているのだと思う。

「空気を読まない」とは

テテにとって大切な事は、今や自分がどう見られているかという事よりも、純粋に自分達の音楽をARMYに届けたいという純度の高い思いの方が優先されるべき大切な事で、その他の自分に関しての賛否含めた関心や意見は、今の彼にとっては無頓着と言っていい程、足を止めて考える程のものではないのだ。
 
タイトルの「空気を読まない」というのはこの事で、テテが実践している自分に必要のない、余計な「空気を読まない」というのは、アイドル、そしてアーティストとして存在し続ける自分の真理を守る為であり、自分らしくある為に必要な「鈍感力」なのだ。 



人は毎日数え切れない程の選択をして、行動し、交流し、様々な感情を抱く。

その度に心の中にはプラスの感情、マイナスの感情が生まれたりする。

プラスの感情は「光」の様なもので、マイナスの感情はその光を消してしまう「闇」の様なものだと思う。

今のテテにはこの闇の部分が限りなく少なく、「光」の部分が強いから、よりキラキラと輝いて見えるし、そんな「光」を纏ったありのままの彼だから、出会った人はその魅力に憑かれ、彼を可愛がるのだと思う。勿論、ARMYも・・・

 
テテの様な良い意味での「空気を読まない」ことの大切さ・・・
それは心が逞しくなければ出来ない事。

そして、身体の逞しさも増し、ますます男ぶりを上げているこれからのテテが、私は楽しみで仕方がないのだ。
 

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