アムステルダムのインターナショナルスクール(情報と評判)

オランダの大きな都市として、アムステルダム、ロッテルダム、ハーグがあります。
それぞれの都市にインターナショナルスクールがありますが、我が家はアムステルダムを中心に学校探しをしました。
ロッテルダムやハーグのインターナショナルスクールのほうが日本人は少ないと聞きますので、日本人が少ない環境を求められる方はそちらの都市で学校探しをされることをお勧めします。

さて、アムステルダム(隣のアムステルフェーン市を含む)にあるインターナショナルスクールを紹介します。アムステルダムには日本人小学校や日本語幼稚園、フレンチスクールなどもありますが、ここでは英語で教育を提供している学校をご紹介いたします。
(コメントはあくまで個人の感想です。正確な情報は各学校へ直接ご確認ください)
また、オランダ語と英語のバイリンガル教育を提供している私立学校もありますので、そちらも別記事でご紹介させていただきます。

1.ISA(The International School of Amsterdam)https://www.isa.nl/. 
2.The British School of Amsterdam https://www.britams.nl/
3.Amity International School of Amsterdam https://www.amityschool.nl/ 4.AmsterdamInternational Community School(AICS)  https://aics.espritscholen.nl/home
5.Amsterdam International School
6.Optimist International School
7.International School Haarlem

1.The International School of Amsterdam(アムステルフェーン)
アムステルダム(実際にはこの学校はアムステルフェーン市にあります)のインターナショナルスクールの中では最も学費の高いインターナショナルスクールです。そのため、日本人だけでなく外国人も含め、比較的裕福な家庭のお子様が通われている印象を受けます。
設備の整ったいわゆる大規模インターナショナルスクールです。
学年が上がるとクラブ活動なども盛んで、スポーツを楽しむ環境も用意されているようです。
一方、実際に通われている日本人からは、「あまり学習に力を入れていない印象を受ける」という話も耳にします。日本の学校とは異なるIBカリキュラム故にそういった印象を受けてしまうという可能性もありますが、学費が高い分、少し不満の声を聞くことも多いです。
よい点としては、2歳から入ることができるため、早い段階から英語教育を受けさせたいというご家庭の選択肢になるのはないでしょうか。

2.The British School of Amsterdam
アムステルダムに校舎を構える学校です。イギリス式の教育を望むご家庭が選択される学校です。日本の学校のように、黒板に向かって先生の授業を聞くスタイルなので、日本に帰国しても学校生活にスムーズに馴染めるのではないかと感じます(インターナショナルスクールでは、寝っ転がって先生の話を聞いたり、地面に座って字を書いたりすることは普通です)。
学業を重視される日本人家庭のお子様が通われる印象です。
校舎は都会の学校という雰囲気で、スポーツフィールドや大きな遊び場がないためか、女の子が多いという話をよく耳にします。
イギリス式は学年区分がアメリカ式より早いため、学習進度が早いです。担任の先生にもよるかと思いますが、自由でのびのびした環境というよりも、学業を重視するご家庭に向く学校かと思います。
日本人やインド人生徒の割合が多く、British Schoolといっても、イギリス人家庭の割合は多くはないという話も聞きます。

3.Amity International School of Amsterdam(アムステルフェーン)
約5年前に創設された、新しいインターナショナルスクールです。校舎も新しく、小~中規模の学校です。開校当初は広く門戸が開かれれていましたが、年々入学希望者が増加していることに伴い、小学校以上の生徒については、入学時にある程度の英語力を求められるようになったそうです。
当初は少なかった日本人も、今では比較的多くなっているそうで、小さい規模の学校に日本人が多いとなると、必然的にクラスに複数名の日本人がいるという状況になります。
フォレストスクールや温かい食事を出すカフェテリアなど、新しい学校ならではの良さがあると聞きます。

4.AmsterdamInternational Community School(AICS)
オランダの政府が介入する半官半民の公立インターナショナルスクールです。半分公立ということで、学費が私立のインターナショナルスクールと比較してかなり安いです。しかし、この学校は永久的にオランダに住む生徒の受け入れ先ではなく、一時的にオランダで暮らす生徒のために英語教育を提供している学校のため、最長でも5年程度しか在籍できないことが入学条件となります。オランダに永住するご予定の方は、将来的に転校が必要になるため注意が必要です。
校舎も最近新しくなり、アムステルダムに2つの校舎を構える大規模校です。またIBカリキュラムを提供しているため、将来的に他の国に移る場合、スムーズに編入できる可能性があります。
制服はなく私服で、様々なご家庭のお子様が通われています。校舎によっては日本人やインド人が多いとよく聞きますので、入学前に見学されることをお勧めします。またウェイティングリストも学年によってはかなり長いと聞きますので、事前の確認が必要です。


上記のようにインターナショナルスクールが多くあるアムステルダムですが、オランダの公立小学校でも英語教育は行われますし、10歳ぐらいになるとオランダの子どもたちは英語を話せる子が多い印象です。また、英語ネイティブの子どもたちはインナーナショナルスクールではなく公立の学校に通っている子も多いように感じますので、英語力の向上だけを考えるとどちらの学校がよいのか判断は難しいです。我が家の近くの公立学校は、外国人を多く受け入れるオランダ語が話せない子のクラスが設けられている学校なので、英語ネイティブの子が多く、息子が通うインターナショナルスクールには英語ネイティブの子はほとんどいない、、というのも現実です。英語力ということをメインに学校選びをされる場合、オランダは英語が通じる国ではありますが、英語が公用語の国ではないので、学校選びはとても難しい問題です。

(以上、個人的なコメントとなりますので、参考程度にお読みいただけると嬉しいです。)




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