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ゆにかのおんがく、ありがとう

ゆにかのおんがく、最終回
1月11日から14日までの予選
1月16日から24日までの決勝
計13日、39時間のイベント、本当にありがとうございました。

決勝の結果は6位。
最終審査へ繋げる枠には入れませんでした。

ここで少し、気持ちを整理することにします。
恥も外聞も無くなった、生きてるおばけの話をきいてみませんか。

今回のイベント、1位通過、確定枠、様々な条件や特典がありましたが
当初から申し上げていた通り、わたしの目標は「最終審査」へ行き
「グランプリ」を獲ってくることでした。
明言は避けていたつもりですけど、みんなきっとわかっていたと思います。
1位も、確定枠も、はっきり言って全てが厳しい。
わたしたちが望みをかけられる場所。それは「審査員賞」。
みんなは、わたしが審査員賞枠に留まっていられるように。
わたしは、審査員賞を確実に獲得できるように。
それぞれがそれぞれのやれることをやっていたと思います。
おかげさまで、決勝終了時点の獲得pt数は過去最高、
最終日で獲得したpt数も過去最高のものでした。
本当にありがとうございました。

最後にモノを言うのは何か。
これは、今回のイベントで知ったことではありません。
過去参加してきたイベントでも、今まで見てきたイベントでも
十分すぎるくらい知っていました。
これで涙をのんだのは、今回だけじゃないです。
爆発的な火力の前に、わたしができることは、何もありません。

「恥ずかしい」
正直、一番最初に思ったことです。
あれだけ大きい口を叩いておいて、さんざん周りを煽っておいて。
これだけのひとの時間と、労力と、金銭を頂いておいて。
やっぱり早すぎたんじゃないか。やっぱり無謀だったんじゃないか。
そもそもわかりきっていたことだろう。
それでもおまえは「やる」と言って扇動した。
その結果がこれかよ。全世界ガッカリだぞ。
挙句の果てには泣きに泣いて、みっともない。
リスナーみんなひいてるぞ。
なんて。
翌日の配信はどんな顔してみなさんの前に出ていいかわかりませんでした。
( 顔出しじゃねえじゃんというツッコミは胸に留めておいてくださいね )

本当ならね、笑って終わりたかったんですよ。
ありがとうの気持ちは本物だし、やりきった気持ちも本物だから。
恥ずかしいなって思っても、やり切ったよねって思って。
でも、夢へのチャンスは、本当に目の前にあったの。

決勝最終日。ううん、最終日だけじゃない。
審査員枠まで何度一気に遠のいても、
いつだって必ずみんなが押し上げてくれた。
最後のときに、そういう事態が起こることを予想していたとしても、
( むしろ想定していたからこそ、だったりするのかな )
絶対絶対退かなかった。わたしだって退かなかった。

だからこそ、ずっとずっとすぐ目の前にあった希望を
目の前まで連れてきて頂いていた希望を逃してしまったのが
悔しくて悔しくて。自分が恥ずかしくて恥ずかしくて。
それで、我慢できなくなっちゃったんですよね。ごめんね。

話は変わりますが、
イベントが終わってから漸く「鬼滅の刃」を読み始めました。
なんで今読もうと思ったのかはわかりません。なんとなくです。
今読むべきだったかなあ、読むべきじゃなかったかもなあ、
なんて気持ちになりながら、お話自体は楽しく読んでいます。
今、何巻目くらいだったかなあ。さすがに最後までは読めてません。

炭治郎はすごいですね。絶対に諦めません。
最後の瞬間まで自分の使えるモノを全部使って
確実に勝利を得るための努力をしています。
炭治郎だけじゃありません。
お話に出てくる子たちの誰もが、鬼でさえも、そうやって生きている。
いつもならきっと「ハナも炭治郎たちのように!」って
スッと気持ちを新たにしたりしてたと思うんです。多分。
でも、どこかでチラチラ思うんですよ。
「彼らは、彼ら自身が、彼ら自身の力で、限界を破っているよね」って。
鬼の火力に対して、炭治郎は炭治郎自身で限界を超えてる。
これをわたしが置かれている立場に置き換えてみよう。
最終枠の火力に対して、わたしはわたし自身の限界を超えられるか?
答えはNoです。だって自分で自分にptは投げられないもの。
わたしは枠を開けておくことしかできない。
その瞬間の火力を超えられるのは、わたしじゃない。
炭治郎が限界を超えるたびに、物語としては心躍るものの
今の自分に置き換えてしまってはつらい気持ちになりました。
作中、彼ら ( 作者 ) は、平気でわたしの心を抉ってくるんです。
こんなにも素直に少年漫画を楽しめないのは、生まれて初めてです。

でもさあ。
炭治郎って、ものすごく鍛錬してるよね。
土壇場の火力って、日々の鍛錬の上に成り立っているものだよね。
日々の鍛錬がなければ、土壇場で力を出すことも出来ずに死んでしまう。

彼はどうやって「日々の積み重ね」を乗り越えているんだろう。
その原動力は何なんだろう。
→「自分自身が持つ確固たる信念」
「信念」のために「積み重ね」を怠らず、その「積み重ね」から
「自信」を持ち、更に強く「信念」を抱く。
そしてまた「積み重ね」ていく。
そうなんだよ。炭治郎は主人公補正キャラじゃないんだよ。
幾多の理不尽と現実と壁にぶち当たっても、絶対負けないんだ。
それと戦う術を、彼はいつも探していて、どんな些細なきっかけさえ
あますところなく全て自分の中に吸収してしまう。
あいつは「心が強い」んだよ。

型をひとつしか持たない善逸は、その一つの型を極めた。
呼吸が使えない玄弥は、鬼を喰らって強くなる方法を選んだ。
みんなそれぞれ、強くなるために
自分の持つ信念の前に、自分にしかできない努力をして
「自分だけの戦い方」を手に入れた。

火力がないならどうすればいい。
火力なんて必要ないくらいの地盤を作ればいい。
わたしたちだけの「呼吸」を作ってやればいい。

「自分が死んでも、思いは必ず誰かが繋ぐ」
わたしだってそうだ。
自分ができないこと、できなかったことを、誰かの夢に託してる。
でも、それじゃだめなんだよ。
誰かが繋ぐんじゃだめだ。今、わたしがここでやらないとだめなんだ。
だってこれは、鬼殺隊みたいに集団が持つ夢や目標じゃない。
わたし自身の夢、目標なんだから。

「心を燃やす」ってどういうことだろう。
支えて頂いて、ご支援頂いているわたしには責任がある。
そういう方々へ応える責任がある。
それが、わたしの心の燃やし方かもしれない。
わたしは、わたしの責務を全うしなきゃだめだ。

鬼滅の刃から考えて気付いたこともあれば、
イベントが終わってから思ってたことが漫画にも書いてあって
ああ、わたしの思ってたことは間違いじゃなかったのかな
って、答え合わせができたような感じにもなって
頭の中は随分とクリアになりました。
たかが漫画と思うひともいるかもしれないけど、
それで自分の人生が豊かになったり気付きが生まれるなら
きっかけは何だって構わないと思っています。

しばらく落ち込むって言ったよね。しっかり落ち込ませて頂いております。
今日から何をしていいやらわからず、次に何に燃えればいいかもわからず
これが燃え尽きナントカというやつか…というような気持ちです。
( そのくらい全てを出し尽くせたのは良いことなのやもしれませんが )
昨年の10月にみなさんにいろんなことお話して以来です。

うじうじしてんじゃねー!と思ってる方もおられるかと思います。
ごめんね!でも個人的にはこれも大事な時間だと思っていて!
ここで終わるつもりはないよ。当然でしょう。
でも、わたしは気持ちに嘘がつけないから。
気持ちに嘘をついたら本当に死んでしまうことも知っているから
今は自分の気持ちに正直でいたい。
そして、それをきっと、絶対、糧にする。
上で散々鬼滅に絡めていろいろ書いたけど、ちゃんと覚醒してるから。
今は蝶屋敷で休養しているフェーズだと思ってもらえれば!

悔しくても、恥ずかしくても、悲しくても、つらくても
何に打ちのめされたとしても、前を向くしかないの。
何度打ちのめされたとしても、火が消えない限り生きていける。
わたしの、わたしたちの戦い方を見つけるんだ。極めるんだ。
誰かに何かを託してもらえるような、
託されたものを繋いでいけるような人間になるんだ。
「心を燃やし続ける」んだ。
それは簡単なことじゃないけど、きっと大丈夫だって思ってる。
だって、わたしはもう、ひとりじゃないから。

夢、叶えられなくてごめんね。
みんなの頑張りを昇華できなくてごめんね。
この気持ちは、どれだけ繕ってもきっと一生消えない。
消えないから、背負うんだ。

だけど
夢、叶えようとしてくれてありがとう。
一緒に頑張ってくれてありがとう。
頑張らせてくれてありがとう。
最後までやらせてくれてありがとう。
たくさんの宝物をありがとう。
ずっとそばにいてくれてありがとう。
この気持ちが根本に深く、溢れてどうしようもない。
どうやったらみんなに気持ちの隅々まで届けられるだろう。
わたしの脳味噌とあなたの脳味噌をプラグで繋いで
なんか高度な技術を以てすれば完璧に伝えられるかしら。
そんなことできるわけない。
だから、もう見せるしかないんだ。わたしの姿を。
だから、背負えるし、前を向けるんだ。

善逸がじいちゃんに謝り倒したときみたいに。
「俺のこと嫌いになった?」って言ったみたいに。
じいちゃんが善逸に「儂の誇りじゃ」って言ってくれたみたいに。

そして、連日一瞬で遠退いていく現実にふと弱音を吐いてしまったとき、
わたしの大切なお友達が、イベント中に言ってくれたこと。
「ひとのお財布事情は動かせないけど、ひとの心を動かすことはできる」
「あなたは最後まで笑っていられるひとだから、大丈夫」
「(♡´౪`♡)┻┓」
あんなにもたくさんのひとが、一瞬の距離感に怯まなかったのも
回を追うごとにどんどんひとが増えて、どんどん距離が縮んでいくことも
それが、少しでも「ひとの心を動かせた」っていうことなのかな。
それは、ある意味で勝ちを得るより尊いものなのかもしれません。

今はまだ次のことを考えられる頭じゃないんだけど
気持ちの整理は十分についたから。
どうするべきかも、何をするべきかもわかってきたから
次にわたしがまた心を燃やせるものが現れたら
そのときは、また一緒に心を燃やして下さると嬉しいです。

ここまで、拙く汚い文章を読んで下さってありがとう。
いつものように気持ちの赴くままに書き殴り、推敲していませんので
いつものように話がとっちらかっていてごめんなさいね。
改めて、ゆにかのイベント、ご支援くださった全てのみなさま
本当に本当にありがとうございました。
こんな女ですが、これからも精進して参ります故、
何卒よろしくお願い申し上げます。

- - - - - 書きあげたあとにふと思ったのでここに書き入れます - - - - -
今思えば「美しく成し続けるべき」だと
思っていたフシがあったかもしれない。
今まで様々なイベントに参加してきましたが
ほとんどどれも1位、2位という素晴らしい結果を残すことができていて
それももちろん、全部みなさんのおかげなんですけれども、
そうやってみんなと一緒に築いてきた、築いてきてくれた結果の中で
何も成せないなんてことがあっちゃいけないと思っていたのかも。
だから、ガッカリされる、恥ずかしいって思ったのかも。
挫折を経験したことがないわけじゃないです。
恥ずかしいと思った気持ちも、実は初めてじゃないの。
同じことを思った過去のイベントも、途中から大差はついていたんだけど
気持ちを抉った決め手はやっぱり最後、ダメ押しで出された火力だった。
ハナって結局この程度か。大したことないな。大口叩いてたくせに。
みんなからそんな風に思われたらどうしようって、あのときも思った。
そうやって悔しい思いをしたイベントはたくさんあったし
今回みたいに終わってから泣きじゃくったイベントもあった。
それでも結果は、2位だった。
だから「次は1位!」って切り替えられたけど、今回はそうじゃないから。
こんなにたくさんの方にご支援頂いていたのに。
こんなに広く周りを巻き込んでまで走らせて頂いていたのに。
それでも、みなさんにいい結果を見せることは叶わなかった。
今までで一番大きな壁であり、挫折であることは間違いないです。
故に、これは「恥も外聞も無くなった生きてるおばけ」の話。
( どこかで聞いたことのあるフレーズですね。生きてるおばけ )
「美しく成し続ける」ことができなかったから
てゆーか「美しく~」なんて、そもそもそんなもの
最初から必要なかったことじゃん、と思ったから
恥も外聞も無くなったから、思うこと全部正直に書き連ねました。
これを読んで、誰がどう思うかも、わかりませんし、知りません。
不貞腐れてるんじゃないのよ!正直な気持ちを知って欲しいだけ!
鬼は弱い心につけこんでくるから、
ひとりで抱えきれないものは、包み隠さず全部出してしまおうと思ったの。
「次に繋げる」ために。
鬼を喰らう玄弥のように、絶望も挫折も、全て喰らって強くなってやる。
今まで以上に泥臭く、地を這ってでも夢を掴んでやる。必ず。


追記。
実は最終日、お兄さんが生活サポートに来ていました。
イベント終了後、彼は泣くわたしを見てゲラゲラ笑いながら
こんなこと言いました。

「星だかギフトだか何だかしらねえが
おまえが俺みたいに100億の価値を持てばいいだけだろう。
俺はおまえをそんなに弱い女に育てた覚えはないぞ。」

彼はたまに少年漫画のようなことを言います。
それでもわたしがいつも、そんな彼の言葉に
ほんのちょっとでも励まされるのは、
彼が炭治郎同様、努力の塊のような人間だからです。
座右の銘は「無理を通せば道理が引っ込む」とかいう強引な男ですが
為すべきことのために平然と血反吐を吐ける男です。実はすごいんです。
育てられた覚えはないけど、ありがとう。
多少なりともあなたと同じ血を引く女ですから、
きっとわたしもやってみせます。
あなたが100億なら、わたしは200億の価値を持つ。
二度と泣き顔は見せないわ。悔しいぜ。ウフフ。