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ローズカット ダイヤモンド


トレンドの手作り感のあるジュエリーと共に、ローズカットダイヤモンドが再び人気です。

14世紀にインドから運ばれたダイヤモンドはパリで研磨職人たちによってがさまざまな形にカットされました。14世紀以降ダイヤモンドの輝きが求められていきます。ロースカットダイヤは15世紀から始まり、ジョージとビクトリア朝の時代を通して一般的に用いられていました。

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今日ブライダル市場でもローズカットダイヤが人気を得ています。2012年にジェニファーアニストンとジャスティンセリーが婚約したとき、8キャラットのローズカットダイヤモンドの婚約指輪が贈られたことから需要は増し、その人気は衰えません。

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Jennifer Anistonの8ctロースカットダイヤモンド婚約指輪


ローズカットの特徴

ローズカットの特徴は最高で24の面を持ち、ドーム型にカットされ裏面が平面であることです。そしてバラの蕾の形に似ていることが名前の由来です。

平らな裏面はより広い正面を作ることができるので、石の豊かさと明るさを強調してくれます。そして石が低く軽い状態でも絶妙に美しくカットし、石を綺麗に見せてくれます。

ダイヤモンドの原石から最大限大きく切り出し、切り出したダイヤモンドの重さをなるべく減らさずに保つように研磨職人たちは努力しています。

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ローズカットは他の形にカットするには深さが足りない石です。しかしガードルより下の部分がなくても十分トップの部分だけで重さを確保できます。上から見たときに、同じキャラットのフルカットダイヤモンドよりも石を大きく見せるのにとても有利なのです。

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ボトムが平らだという石の特徴からローズカットは透明な感じに見えます。フルカットのダイヤモンドと比べると、繊細で穏やかな印象を与えます。これはリング枠に留めた時にこの効果はより増加します。なぜならパビリオンがなく、ローズカットはより皮膚に近く留まりことにより、他のカットにはない官能感や親密感が感じられます。

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派手さはないですが、上品な輝きを持つローズカットは多くのモダンなデザインを創るデザイナーたちを魅了します。人気の理由は明瞭です、より大きな面積で、値段を気にすることなく、フルカットのダイヤモンドの豪華さを保持しつつ、より魅力的で入手可能なデザインすることが出来るからです。


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これはミレニアム世代に限らず、多くの消費者にとって興味深いことです。小さな予算で大きなダイヤが手に入るのです。


ローズカットダイヤモンドの豆知識

知っていましたか? 色石はロースカットダイヤと合わせた方が見栄えがします。これは色石はキラキラ輝くブリリアントカットのダイヤと同じ数の面をカットが出来ないからです。それゆえ同じ様に光を反射しないので、隣り合わせで留めた時に輝きが鈍く見えてしまうのです。反対に面の数が少なく、光をあまり反射させない平らなボトムを持つローズカットはメインの色石を引き立てます、色石をさらに輝かせてくれるのです。

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テーブルカット、フルカット、チューリップカット、ステップカット、ベナラスカットの色石は、よくローズカットと一緒に使われています。


ローズカットダイヤは流行の服とも似合い、見た目が大きく手ごろな値段なので、
エンゲージリングとして若い世代にも人気です。

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ローズカットとブリリアンカットをミックスしたジュエリーはシンプルでスタイリッシュ。個性的なデザインを楽しむのに向いてます。

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優しい輝きを持つローズカットですが、硬度10という最強の硬さを持っているので、日常使いには最適です。日本でもローズカットダイヤモンドは多くのデザイナーやクラフトマンを魅了してます。もしあなたが石好きさんならぜひその魅力を確かめてみて下さい。

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