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育休明けは「育児+仕事=体力8割」でちょうどいい

新聞の一面で育児に関わる改正法が成立したと知ったのは、つい先日のことだ。

育児と仕事の両立支援を強化する、育児・介護休業法などの改正法が5月24日、参院本会議で賛成多数により可決、成立した。

《ポイント》
1.残業免除の申請期間を現行の「3歳になるまで」から「小学校入学前まで」に延長

2.子どもが病気などの場合に原則として年5日まで取得できる看護休暇を「小学校入学前まで」から「小学校3年生まで」に延長。
学級閉鎖や卒園式、入学式でも利用可能に

3.子どもが3歳から小学校入学前まで、テレワークや時差出勤など働き方を従業員が選べる制度を導入

4.男性の育児休業取得率の実績公表は従業員「1000人超」の企業から「300人超」に拡大

山形新聞より抜粋

***

およそ4年前、フルタイム勤務で育児休業から職場復帰したことを少し後悔している。

産前は早く復帰したくて仕方なく、3月が予定日だったので、4月から復職なんてタイミングもバッチリ! とすら思っていた。

ところが、復職が目前に迫ってきたころ、24時間べったりだった時間が急に惜しくなった。寂しくなったのだ。

かと言って、赤ちゃんと2人きりの生活をもう1年続けられるかと問われれば、難しかった。そばを離れるのは寂しいけれど、息が詰まる瞬間もある。

そんな、ゆらゆらした時期に「フルタイム」での「復職」を選んでしまった。

短時間勤務もフレックス勤務も在宅勤務も、職場には揃っていたのに、わたしは制度を使いきれなかった。
「最初からそんなに頑張らなくてもいいんだよ」と言っていただいていたのに、「良い子」になる方を選んだ。


今になって、もっとわがままだったら良かったなぁと思う。もっと自由に、あーしたい、こーしたい、と相談していたら良かったなぁ、と。

在宅勤務で
・1日6時間の短時間
・平日1日休みの週4日勤務
または
・午前中のみの週5日勤務

のような、ゆるいリスタートだったら、今もまだ続けられたのではないか、と考えてしまう。

育児は感情労働な上に、体力勝負だ。

育休明けも元気に働くには「“自分ひとりの時間”をどれだけ定期的に持てるか」ではないかと思う。

子どもの体調不良で仕事は休んでも、育児は休みにならないどころか、「+看護」になる。
子どもが登園できるようになるころに、親の体力も回復していなければ仕事にならなかった。


だから当時の自分に「育児+仕事=体力8割」がちょうどいいよ、と言いたい!
残りの2割は自分のために使ってね、って。

何ひとつ思い通りにならない日々が続くから。好きなことのひとつもできない日々が続くから。少しの時間でいいから毎日、自分を甘やかす時間を作ってね、って。

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この春から“ゆるい”毎日を過ごしています。
最低でも、娘が2年生になるまでは今の生活を続ける予定です。

制度のある / なしに関わらず、「どう生きたいか」をじっくり考えて自由に選べる優しい世の中になればいいなぁと思います。

《今の生活を少しだけ…》
準社員のような働き方です。
お給料は最低限ですが、最終責任のない仕事ばかりです。案件の受注も、自分と家族の都合に合わせて決めています。働く時間も決められていません。
ゆとりの時間で本を読んだり勉強をしたりしています。

娘に手がかからなくなったら、またバリバリ働きたいと思っていますが、今は、「どれだけ稼げるか」より「どんな生活を送りたいか」を大切にしています

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