実行委員長やってみて

聖なる夜皆さまいかがお過ごしでしょうか。昼読んでる方はごめんなさい。僕は寮で不貞腐れてるかもですねー。見かけたら誰か慰めてください(笑)。最近ちょっとショッキングなことがあって、ちょっと立ち直れないでいます。年末年始に実家帰るまで僕のメンタルが持てばいいんですけど。なんだかんだしぶといんで大丈夫だとは思うんですが、、、ここ数日は談話室で虚無な時間を過ごしてます。

早いもので寮祭が終わってから二週間もたちます。さすがにお祭り気分も抜けてきましたかね。いやー寮祭、本当に楽しかった。寮祭十日間本当にあっという間でした。今回の記事では寮祭期間中の思い出と準備期間の僕のいろいろな葛藤について、振り返っていけたらなと思います。後半は気持ち悪いただの自分語りになってしまうかもしれませんがご了承ください。
じゃあまず楽しい話から。寮祭始まる前日、時計台コンパで出すおでんづくりで徹夜していたんですが、その時からもう決戦前夜みたいな感じで大分テンション上がってました。結局その日は、4時ぐらいに談話室で力尽きて、7時にその片づけにたたき起こされて、そっから当日準備。時計台コンパは予想以上に盛り上がって、圧倒的勝利をおさめることができました。酒樽を移動するときに、バランスを崩して、時計台前で酒を一升分ほどこぼす大粗相を素面でやってしまったのも今となっては良い思い出です。こぼした酒でびしょびしょになってしまった僕は酒臭いまま授業に行く訳にも行かず、二限だけにとどまらず、三限も切ることになりましたとさ。めでたしめでたし。金曜日は時計台コンパにはじまり、音楽祭、魔将皇帝戦、エクストリーム帰寮と初日から企画もりだくさんで眠気を感じさせない楽しさでした。寮祭2日目は12時過ぎに目覚めてフラワーリース作って(実はこれかなりクオリティの高い企画。僕がひそかに推してる企画です)、パン祭りでQOL上げて、同釜会の後、耐久カタンやるも、耐久出来ずbarkumaで力尽きるという。
・・・なんか寮祭企画の羅列になっちゃったんで、特に記憶に残っている企画をピックアップしていきますね。記憶に残ってるのはなんといっても人間シャンデリア。寮祭企画の中で一番ぶっ飛んでて、派手でした。あんなに盛り上がる企画が今年で最後になるのはかなしいなあ。来年以降もだれかジャン負けでやりましょう。僕がやらされる気もしますが・・・
あとはやっぱり大階段グリコ。入試当日にもらった入寮パンフレットに書いてあって、僕の入寮理由の一つとなったこの企画。僕自身が企画者となって、9か月越しに夢がかなって、感激でした。今年は4,50人ほど人が集まって一斉にスタートしたのでなかなかシュールで面白かったです。優勝を目指して、グイグイ通行人に話しかけて、ジャンケンしに行ったのですが、結果は全然振るいませんでした。大階段グリコの面白いエピソードとしては、ある寮生M君が通行人に全然話しかけられず、大体の人がゴールした時も、大階段の中段に取り残されていました。そこで、ゴールした人たちで応援したところ、M君は意を決して、話しかけるのですが、運悪く15連敗してしまうという。ついてないな・・・。皆で必死に応援して無事ゴールしました。最後には、僕たちとジャンケンして影響を受けた子供たちが勝手にグリコを始めていて、微笑ましかったです。将来入寮してほしいですね。
そして、鴨川いかだレース。前日(当日朝5:00)に結構本気でつくったいかだでしたが、川を下るにつれてどんどん崩壊していって、最後には水浸しになってしまいました。予想よりは寒くなかったので助かりました。今回のいかだは風船で派手にデコったので、結構目立ってしまい、それをtwitterで見た高校同期から「お前なにしてんの?」とラインが来たときはさすがにビビりました。SNSって怖いですね。
最後はファイヤーストームやって、そんなこんなで寮祭が終わってしまいました。寮祭期間中、準備中に休んでしまった授業の単位が結構やばいです。特に英語readingとライリスをサボりすぎたので、欠席数にリーチがかかって、これから一回も休めなくなってしまいました。ピンチです。親が聞いたら泣くだろうな。おとうさん、おかあさんごめんなさい。先に謝っておきます。
さて後半戦いきましょう。まず、なんで僕が実行委員長をやろうと思ったかについて触れておくと、ただ単純に「一回生が中心に作り上げる、ぶっ飛んだお祭りってなんだか楽しそう」と思ったからです。ここで特に「寮祭をこんなふうにしたいんだ」みたいな強いモチベーションがあれば、周りから何を言われようと、自分の方針で突き進む。みたいなことができたのかもしれませんが、僕の場合これがなかったので、周りの人からああしたほうがいいとか、こういう部分が足りないとか言われ、それを真に受けすぎて、苦労することになったんだと思います。
さて、外から見て、具体的に何をやっているのかわかりづらい寮祭実行委員長のお仕事。実際、最初のほうは僕も手探りの状態だったので、やることを一通り終えて、今になって考える主な3つの仕事をまとめると、

1、 盛り上げ
2、 仕事の全体把握・割り振り
3、 会議に人を招集する

この三点になると思います。1に関しては、準備期間中にイマイチ盛り上げることができなかった点を除いて(それが重要なのですが)、ナスさんまコンパで民青池に飛び込んだり(あれは飛び込んだって言えるのかな?)、授業を切りまくって、寮祭企画に参加したりとボチボチできたんじゃないかなと思っています。2に関してですが、正直、僕の全体像把握が十分にできなかったために、様々な連絡ミスが生じてしまったとまとめることができると思います。どこの時点でどの仕事が終わってないといけないか全体が十分に把握できていなかったために、各部門で連携がとりきれませんでした。なぜ全体が十分に把握できていなかったか、これは3「会議に人を招集する」ということが十分にできなかったためです。分かりやすく言うと、

会議に人が参加しない

全体把握ができない

何をやるべきか分からない

モチベーションがさがる

会議に参加しない

このような悪循環が起こってしまいました。その結果、幹部をはじめとした一部の実行委員に仕事が偏ってしまい、寮祭の仕事が負担になってしまったケースがありました。初期段階からもっと多くの人に仕事を割り振ればよかったのかなあと今になって思います。(初期段階では仕事もあまりなかったから、会議を開く頻度も含め検討すればよかったのかなあと、仕事を振る段階で残念ながら人があまりいませんでした)
 もう一点、ついでに反省しておくと、僕は少なくとも一回生に開かれた寮祭実にしようと思っていましたし、今でもできればよかったなあと思っています。ですし、僕はそうしてきたつもりでした。それでも、寮祭中や後に一回生から意見を収集していると、「どうしても内輪感がなー」とか「なんとなく参加しづらい」という声をちらほら聞きました。寮祭実を結成したときも、「内輪感」が出ている幹部陣にはならないように配慮しましたし、実際、そうなったと自負しています。ところがどっこいこんな意見が出てくるのはどうしてかなと考えると(こんな意見を隠さず、率直に僕に言ってくれた一回生には皮肉とかではなく、感謝しています。)多分、結成されたそのメンバーの中で内輪ノリができてしまったのかなあと。でもそれは仲良くなった証拠とも言えるし・・・どうすればよかったんでしょう?ひとつ言えるとすれば、僕が直接つながれる(仲良くなれる)個人は限られているので、僕自身がつながっている(仲の良い)個人がほかの(その人の仲の良い)個人を寮祭実会議に引っ張ってくるなどできればよかったのかもしれません。(実際にはちょっとはやったんですがあんまり効果はありませんでした。)あとはもっと単純に、みんなに開かれてるよアピールをするとかやればよかったかもしれません。反省はこれぐらいにして、寮祭をやるうえで僕が感じた限界を述べていきたいと思います。

① 忙しい一回生が多い
② 皆にモチベーションがあるとはかぎらない

① これは僕の主観にすぎないかもしれませんが、年々寮の活動に時間を割ける人が減っているのではないかなと思います。昔に比べて、大学の課題も多く、やらなければいけないことも多いことは確かですし、授業にも行かないと単位を落とします。寮の活動ではなく、体育会やサークル活動に打ち込む寮生も結構いて、寮生だからこうあるべきという型に縛られることなく、多様な寮生のあり方が認められるべきだとも思っています。それに、寮生が寮内だけに留まらず、寮外に出ていくことも大切で、それこそ、きたる廃寮化攻撃とかに備えて熊野寮のイメージを改善していく上でもそっちのほうがより有効だったりするんかなとか考えてしまいます。
② 残酷なんですがこれって実は真実で、僕がやりたいことが、みんながやりたいこととは限らないっていう。皆がみんな、大勢で集まってワイワイやるとか、議論するとか、(そもそもお祭りが)好きなわけではないし、その人たちに強制するのもなんか違うのかなと。

こんな感じで、会議に人が集まらず、タスクを黙々とこなすだけ。なんで会議をやっているのか僕自身も分からなくなりかけていた時、とあるベテラン上回生に言われました。「えー、そんなんじゃ疲れちゃうじゃん。そんな責任感じる必要ないし、楽しんでやりたいことだけやったらいいんじゃない?」
この言葉が結構刺さりました。改めて僕が何のために実行委員長やっているのか考えたときに、「寮祭を楽しむため」というのがすぐに思い浮かんだことで、今のままじゃあ自分が全然楽しめていないなと思いました。そこからは、周りの人から色々とケチをつけられても、出来ないことは出来ない、やらないとある程度「サボる」ことを学び、気が楽になりました。それが正しいことかどうかは僕自身、未だによくわかってません。それでも人から批判をされるのは辛かったですし、「文句ばっかり言わないで、じゃあお前がやってくれ」と喉元まで出かかったことは何度もありました。もうちょい自分の能力も器も大きかったらどんなによかったことか。自分の至らなさを改めて痛感させられました。
ここまでなんだか辛かったことばかり述べてきましたが、楽しいことも結構ありました。なかでも僕が一番うれしかったのは、寮祭を通じて、今まであんまり話したことがない人と話したり、無理な徹夜とかもしちゃったりして、仲良くなれたことでした。実行委員長をやらなかったら、あの人の、あんな側面を知ることもなかったのかなと考えると、それだけでやってよかったなあと思います。忙しいのに、寮祭実一緒にやってくれた実行委員のみんな、本当にどうもありがとう。この一言では言い尽くせませんが、この場を借りてお礼させていただきます。皆が少しでもやってよかったなと思ってくれたら、僕としてもこれほどうれしいことはありません。批判でもなんでも構わないんでフィードバックください。僕が喜びます。
なんかかなり後ろ向きな寮祭総括になってしまいましたが、このままで終わるつもりはありません。来年の一回生には僕と同じ轍をふまないように精一杯フォローするつもりですし、それだけでなく、寮内での活動と大学での活動のバランスをとること、膨大な仕事の分担、仕事を楽しみつつやることそして人を集めること。今回直面したこういった問題は、寮自治に共通する問題です。今回うまくいかなかったことを踏まえて、まだまだ、いろんなことにチャレンジしていきたいと思います。来年また寮祭楽しみましょー。

 それでは皆さんMerry Christmas and Happy new year!