「注文に時間がかかるカフェ」行ってみていた話

皆さん、こんにちは!
暑い日々が続いていますが、体調はどうですか?

今回は、過去に休みを使って行って職場のブログに掲載したものを、note専用に書き直したものです。
 
私の仕事は、プロフィール欄にも書きましたが、中間支援のセンターでの非常勤スタッフです。
 
現在は、行政の助成金の交付を受けている団体をブログで紹介していくのが主ですが、それ以外にもいろんな取り組みを見たり他県のセンターさんに足を運んでお話を聞いて、「こういうところあるよ」とこれまたブログで紹介したりもしています。
基本、助成金交付団体さんの紹介は仕事で行っていますが、気になる取り組みを行っているところや他県のセンターさんなどは休みの日に行っています。
休みの日に他県センターさんなどに行くときには新幹線等を利用して出かけたりしていますが、もし仕事で行こうとしたら出張という形で申請が必要なので、めちゃくちゃめんどくさい。
実際、県外出張に行った上司が、新幹線代などの申請でヒィヒィ言っていたのを見たことがあるのでね。
「だったら休みの日に自腹で行っちゃえー!その分の人件費浮くっしょ!」となるわけです。
あとはそのほうが自由が利きますからね~。

というわけで、今回ご紹介するのは、1月に栃木県のとある場所で開催されたものにお邪魔して、現在も全国的に取り組みを続けている「注文に時間がかかるカフェ」。


 「なにそれ?そんな時間かかるところに行きたくないよ」と思う人たくさんいらっしゃると思いますが、基本情報しっかり書くのでそう言うのはまだ早いですよ?(笑)
 
まず、この取り組みを紹介する中で出てくる単語として頭に入れてほしいのが「吃音」というもの。
それを先に紹介しますね。
 
「吃音」とは、私たちが普段使っている話し言葉が滑らかに出ない、「発話障害」の一つに数えられるもの。
同じ音を繰り返したり、話した時の音が伸びてしまったり、言葉と言葉の間が空いてしまったりするなどの発音の滑らかさやリズムが乱れる話し方と、「国立障害者リハビリテーションセンター研究所」では定義されています。
吃音を持って生活されている方は、全国に約120万人いるそうです。
実は、私の知り合いに吃音の子がいるので、ある程度は知識は頭の中に入っていましたが、こんなに人数がいるのは調べるまで知らなかったので驚きでした。
 
「はい、吃音についてはよーくわかりました。でも、それとこの取り組みって何の関係があるの?」と思いますよね。
よくぞ聞いてくれました!(別に誰も聞いてない)
 
この取り組みの発案者である奥村さんが「吃音」の当事者であり、小さい頃に掲げた「カフェの店員になる」という夢を諦めた経験があるそう。
その経験があったからこそ、「吃音がありながらも接客業に挑戦したい若者を応援しよう」と奥村さんは目標を定め、実店舗を持たず全国を回る形で、2021年のコロナ禍真っ只中に始まったのです。

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