[原神]FSR2.0対応でどうなったか見てみる
Ver3.2でアンチエイリアス設定がOFFかFSR2の二択になった。FSRを使うのでこれまでより負荷が軽くなりそうな感じだが実際どんなものか試してみた。
FSRとは…わかりやすく説明するのが難しいが、すごく簡単に言うと「低い解像度のデータを使って高い解像度のデータを作る」だろうか。負荷が軽いフルHD(1920×1080)の映像を使って4K(3840×2160)の映像を作り出したりなどの用途に使われる。
そのFSRにはいろいろな機能があるが、今回採用されたのはアンチエイリアス処理の部分だけっぽい。試しにFSR目玉機能のアップスケーリングが動作するのかやってみたが全く動作しなかった。設定項目名がアンチエイリアスなのだからまぁそうだろうなとは思っていた。
それで、何が改善されたのかというと「レンダリング精度を低くしてもガタガタにならない」だ。これまでもアンチエイリアスの設定をすればガタガタはなくなっていたので何が変わったんだと思うだろう。
FSRに変わって期待されるのは、同じアンチエイリアス処理でも負荷が軽くなるということ。実際FSRになってからしばらくプレイしてみたが、GPUの負荷が多少低くなった気がする。私の場合、元々GPUには余裕があったのでそこまで実感は出来なかった。
でも、あまり高性能ではないGPUの場合はもっと効果が出るかもしれない。推奨スペックギリギリでプレイしている場合はレンダリング精度を下げざるを得ないこともあるだろう。そうするとアンチエイリアスをかけないとガタガタになる。でもアンチエイリアスをかけると負荷が増す。この悪循環から抜け出せるかもしれないのがFSR(のアンチエリアス処理)だと思うからだ。
さらにFSRになってから、これまでのアンチエイリアスよりきれいになったと思う。3種類のレンダリング精度でFSR有効無効にしてSSを撮ってみた。それが以下の画像。(クリックで拡大可能)
レンダリング精度0.6の場合、非常にきれいになるのが分かるだろう。動かしても明らかにきれいになっていた。それでいて負荷も多少下がるのだからスペックギリギリのGPUならば使わない手はない。
レンダリング精度1.0の場合もきれいに補正されている。スペックを満たすGPUならばこのあたりで使うのがいいだろう。
レンダリング精度1.5になると、FSRがOFFでもONでも大して変わらなくなる。よく見るときれいになっているがズームして確認しないと分からないレベルだった。
結果、レンダリング精度1.0あたりで、FSRをONにするのがバランスが取れていていいだろう。GPUに余裕がなければ、レンダリング精度を落としてFSRを使えばこれまでより負荷が軽くなりスムーズにプレイできると思う。
設定項目を変えるだけなので色々試してみるといいだろう。少なくともこれまでよりはきれいな映像でよりスムーズにプレイできるはずだ。
あと、何やらFSRに不評が集まっているみたいだが、普通にプレイするだけならどのアンチエイリアスでも違いなんて分からないと思う。SSにすれば確かに違いは分かるが、ゲームは動かすもの。移動や戦闘が大半を占めるのでそんなに目くじら立てるようなものでも無いと思う。
最後に追記として、今回のFSR採用で改善されたのかどうか分からないがスタッタリングについても書いておく。
以前の記事でFreeSyncをオフにすればスタッタリングが改善されると結論づけた。今回アップデートがあってからFreeSyncをオンにしてプレイしてみたところ、オフにしているときと同様ほぼスタッタリングが起きなくなっていた。
取り急ぎ確認しただけなのでもう少し検証してから改めて記事にしようと思う。では今回はこの辺で。
22/11/19:追記
やはりVer3.2になってから、スタッタリングがほとんど起きなくなっている。何かしらの修正がされたようだ。原神PC版のスタッタリング問題は解決したのかもしれない。
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