ハーモニカ動画募集企画「hamonicafe_one」スタートから3ヶ月を振り返る
私、広瀬の、Twitterでの呼び掛けにてスタートした動画投稿企画「hamonicafe_one(ハモニカフェ・ワン)」は、早いもので3ヶ月を過ぎました。
「それはどんな企画なのか?」
まずは、それぞれの動画作品を投稿していただいている専用Twitterから、ご覧下さいませ。
https://twitter.com/hamonicafe
まだ参加者の方々は少ないながらも、確実に継続できそうな雰囲気は出来上がってきたように感じ、発起人としてホッとしているところです。
私自身の動画作品も少々溜まって来ましたので、紹介用のYouTube動画などを交え、自分なりに蓄積できた撮影などのノウハウを、こちらに書き連ねてみたいと思います。
まず「絵になる景色でワンフレーズ」という動画募集企画から。
この企画は、単純に絵になる景色の前でハーモニカを気分良くひと吹きし、ハーモニカを景色と共に格好良く撮るというもので、いわば「ハーモニカの記念撮影」のようなものです。
自分でもなかなかの出来栄えだと思えるものを選び、YouTube動画にしてみました。ぜひご覧くださいませ。
この企画がもっとも簡単に参加できる内容だろうとは思っていたのですが、撮影には意外な難しさがありました。小さなハーモニカにピントを合わせると、景色との縮尺が合わず、せっかくの絶景がまるで活かせないのです。
挑戦された方々は皆同じようなご苦労をされたと思いますが、本当に素晴らしいと感じる絶景ほど、まるでハーモニカに合いません。
どちらかと言うと、身近な場所でも、ハーモニカの縮尺が活かせる方が「映える絵」が確実に撮れます。
一方、ハーモニカ自体を格好良く撮る方は、近年のスマホカメラの飛躍的な向上で、誰にでも簡単にできるようになりました。私自身、(こんなに映像を撮るのが上手かったっけなぁ~)と自画自賛したくなるほどです。
またこの企画で解ったのは、ハーモニカの機種による「映(ば)え方」の違いです。とにかくコーム(ハーモニカの中央部)が黒いものはまず向きません。ハーモニカの穴が映らず、それがハーモニカに見えないからです。海外の方々がInstagramなどに派手なコームのハーモニカを載せる理由も、このせいかもしれません。
明るめのウッドか、派手なフルメタルボディーが最適です。あくまで、演奏する時の基準ではなく、楽器を「映える絵として撮るため」です。
ですが私自身、この企画を通して、むしろ「今後は映える機種を持ち歩くようになるだろう」と感じて来ました。今までの定番品が強い楽器の世界ですが、一点集中で、「スマホで撮りやすい機種」なんていうコンセプトも、これからは「あり」かもしれません。ハーモニカは値段も安い為、常に買い足しますし、小さいためどこにでも持ち歩ける、数少ない楽器なのですから。
この企画の専用ページはこちらになります。
「絵になる景色でワンフレーズ」
https://hamonicafe.jimdofree.com/①景色とワンフレーズ/
続いて「ダッシュで息切れワンフレーズ」という動画募集企画です。
そもそもは長く体調を崩していた私の、リハビリを兼ねた体力作りにとかみさんが考えた「おもしろ企画」でしたが、やってみると呼吸の乱れ方がハーモニカ独特のサウンドを生み出してくれる事がわかり、改めて「呼吸と共にある楽器」と痛感させられる機会になりました。
こちらはショート動画の形式になるため、スマホの縦画面が標準となり、このような横画面のYouTube動画紹介の場合は、画面がかなり小さくなってしまうのが残念です。
こちらもコームが明るい色にこした事は無いのですが、問題はオートのピント合わせ機能の方でした。
私は、スマホを持つ手に対して「ハーモニカが実物大となるように撮る」事にこだわって来たので、ハーモニカの最大アップ撮影が必須条件になります。
そのため、走って来て、カメラの前のハーモニカを手に持った瞬間にピントが変わってしまい、映像の全てがピンぼけになってしまうのです。
私の場合はかみさんがピントチェンジをしてくれますが、お一人で挑戦された方々はご苦労された事と思います。なにせ、中央に映っているかどうかすら、自分ではなかなか判断が出来ないのですから。
おまけに海沿いや山など景色の良いところでは、トンビやカラスが光るものを狙って飛んで来るので、スマホとハーモニカを守りながらの緊張感のある撮影となります。
加えて子供ならまだしも「大人が走る」という姿は、周りからはなんらかの緊急事態という目で見られるので、走る側はかなりの恥ずかしさがあります。時に、大勢に囲まれながら、最後にハーモニカを吹く事になる訳ですから、ある意味常軌を逸した行動です。
そんな中でも、梅や桜などの季節には最高の絵が撮れ、自分達にとって素晴らしい思い出にもなりました。撮影を言い訳に「旬を逃さない」という外出癖がついたほどです。
また参加された方々の中で、どうやってハーモニカを「固定する」のかも話題となりました。
皆さん様々な固定具を用意されているようですが、私の方は最近「磁石」に落ち着きました。
この事から、今度は「磁石に貼り付くハーモニカ機種」がチョイスされるようになりました。
ハーモニカの外側が金属でも、意外なほど付く付かないがあり、これもまた楽器の良し悪しでは無く、企画により一方的に決まってしまう「新しいハーモニカ選びの基準」となりました。
特に傾斜やカーブが付いた一見オシャレなデザインでは、ハーモニカを横向きに立てる事が出来ないので、かつては使いまくっていた機種「ゴールデンメロディー」すら、縁遠くなりました。こちらは最近になってデザイン変更された名機種ですが、まさか「側面を下にして立てられないから」なんて理由で使わなくなったなんて、メーカー側はさぞがっかりする事でしょうね。
この企画の専用ページはこちらになります。
「ダッシュで息切れワンフレーズ」
https://hamonicafe.jimdofree.com/②ダッシュでワンフレーズ/
最後に「LINEで届けるワンフレーズ」という動画募集企画です。
こちらはハーモニカユーザーの「アナログな傾向」から、かなり敬遠されている企画かもしれません。
そもそもは、LINEのボイスメッセージやFacebookのMessengerなどの通信機能が、片手でタップしながらでないと録音できないという特性から、「片手だけで演奏できる唯一の楽器ハーモニカの出番だ!!」と、私が息巻いて始めた企画でした。
ハイテクといえど、通信は今や誰でも行っているくらいですので、問題なくできるはずだろうと、当初は簡単に考えていました。ところが、最大の問題は、その発表の仕方、つまりそれを「いかに動画にして投稿をするか」の方でした。
私は元々、遊びで片手にスマホ、片手にハーモニカで、ラインスタンプにハーモニカのフレーズを添付してメッセージを送っていたので、それを動画にすれば良いだけだと気楽に考えていたのですが、まずそのスマホ画面を録画する方法からして、なかなかに難解でした。
また、そのやり方を人に説明するのも同様に、かなりの難易度がありました。こちらは私が制作した「スマホ画面の録画方法解説」動画になります。
そして何より大変なのが、人のLINEのやり取りをリアルタイムで観ているかのように感じれる「スクロールする画面」の収録です。これは最も難易度の高いスキルでした。
では、そんな中で、いくつか傑作がありましたので、ぜひご覧ください。(こちらも「ダッシュ企画」と同様に縦画面を軸とする企画ですので、YouTubeの横画面だとどうしても小さな画面になってしまい、臨場感が出せないのが残念です)
最初はアニメのキャラクターのスタンプにアニメのテーマソングのワンフレーズなどを付けて送るくらいのつもりでスタートしたのですが、「動くスタンプ」がなかなかに面白くて、「ハーモニカの効果音的な魅力が開花するチャンスでは!」と、胸が踊りました。
とは言うものの、なかなかプライベートなやり取りを動画にし公開するというのはみなさん抵抗があるようで、結果、最も動画の投稿者が見込めそうもない企画となってしまいました。
この企画を、私の制作した動画を参考に、「個人的にはやっている」という方もみえるようなので、面白そうなアイデアが生まれ次第、私とオンラインレッスンの生徒OBの「マルモさん」とのやり取りを中心に発表し、「やってみて下さい!」という提案として続けて行ければ思います。
この企画の専用ページはこちらになります。
「LINEで届けるワンフレーズ」
https://hamonicafe.jimdofree.com/③lineでワンフレーズ/
この3つのシリーズ企画に関しては様々な反響があり、ひょっとすると、将来的には音楽の演奏とは別の形で、気軽に楽器の楽しさを味わえる娯楽に成長させられるのではないかと、密かに期待をしております。
ハーモニカがピアノやギターなどと決定的に違うのは、小ささ、持ち歩きやすさ、そこから来るオモチャっぽい個性というところですので、他のどの楽器よりもこのような新しい可能性を持っていると感じるからです。
ぜひ、みなさんも、このハーモニカの動画企画をお試し下さい!!
そして、もし傑作ができて、誰かに見せてみたいと思われましたら、私のサイトにもご投稿下さいませ!!
心より、ご参加をお待ちしております!!
また、この企画がキッカケになって、まだハーモニカを吹いていないけれど、ちょっと習ってみたいなという方がいらっしゃいましたら、私のオンラインレッスンまで、お気軽にご連絡下さいませ。
ハモニカフェ・オンラインレッスン(無料体験もあります)
hamonicafe_one 管理人・ハーモニカ奏者 広瀬哲哉