発破かけられてやる気になったことあります？

発破とは

発破すること。または、比喩的に、気合をかけたり、励ましたり、奮い立たせたりすること。

らしい。

発破をかけることが発破をかけることになっていると思っているのは発破をかけている本人だけではないか。なんてことを最近考えている。

発破をかけられる側からしたら、その行為は「威圧」「脅迫」「空回り」「騒音」あたりに見えているんじゃないか。

ちなみに私の場合、発破をかけられた瞬間心が（顔も）スーーーンとする。擬音語以外で表現するとしらける、が一番近いだろうか。

発破をかけるとは違うが、学校でよくある見せしめ説教のときにもスーーーンとしていた。授業に遅刻してきた数人に対して授業冒頭20分使って叱るみたいなアレである。授業は授業でつまんないので時間が潰れるのはいいが、どう考えてもとばっちりなので早く解放してほしい、のスーーーン。あれみんなスーーーンとするよね。

とにかく、強い言葉で何かを言われても響かないのだ。だって発破をかける人って、本当に言いたいことは「がんばろう」ではなく、「あなたたちは自分が思うような結果を出していません」なのである。それならそれでストレートにそう言ってくれればいいし、じゃあ結果を出すために何したらいいの？を考えたらいいのだ。なのに発破をかけるという行為を選択する人は、響きのいい綺麗事でぶん殴ってくる。自分の思い通りにならないことを激励に偽装するせこさが気に食わない。

ということで、発破をかけられてもやる気にはなりません。

短いけど今日はこのへんで。

（どみの）